写真：月宮 うさ
地図を見る渡島(おしま)半島、大沼国定公園に位置する「北海道駒ケ岳」は、標高1131ｍの活火山で、現在も火山活動が続いています。そのため入山には、いくつかの注意事項があります。
まず最初に、登山できる期間と時間が決められています。6月1日～10月31日の午前9時～午後3時まで。3時までには必ず下山完了しているようにしてください。また、降雪状況により閉山時期が早まる可能性もありますので、10月に登山予定の皆様はお天気にも注意してくださいね！
登山ですが、現在は赤井川登山道入口ゲートから、標高900ｍの「馬ノ背」地点までのみ可能です。その他の登山道は閉鎖していて、登ることはできません。尚、6合目広場（標高約500ｍ）までは車で行くことが可能です。トイレもここにあります。
最後に大事な注意事項を。サイレンが聞こえた場合は直ぐに下山してください！噴火の可能性があります。雨降りの日は足元が大変滑りやすいですので、こちらにもご注意くださいね。
北海道駒ケ岳は1998年の噴火から2009年まで入山が禁止されていました。2010年に規制緩和され、再び登山を楽しむことができるようになり、現在に至っています。
写真：月宮 うさ
地図を見る「北海道駒ケ岳」登山のスタート地点は6合目広場から。「入山届出書」に必要事項を記入し投函箱へ入れてから、登山準備をしましょう。
登山ルートは一本道で約900ｍと短いですが、必ずしっかりストレッチを行ってくださいね！
登山道は終始、強い日差しが照り続けますので、飲料水・帽子もお忘れなく。
※赤井川登山道入口から6合目広場までを徒歩で登る場合は、道中車両が通行しますので、十分ご注意ください。
写真：月宮 うさ
地図を見る登山道は大小の石が転がる火山灰地が続きます。水はけはいいので、雨の直後でもぬかるみの心配はありませんが、石に足を取られることが多々ありますので注意が必要です。
また、ほぼ一定の傾斜の登りが長く続きます。途中所々にベンチがありますので、無理せずゆっくり休みながらゆっくり登ってくださいね！
道中は度重なる噴火の影響で、広々とした裸地が目立ちますが、真っ白い実をつけるシラタマノキなどの高山植物を観察することができます。
写真：月宮 うさ
地図を見る登山道を少し登ったころ、来た道を振り返ってみましょう。眼下に広がるのは大沼国定公園の絶景！8合目辺りからは、大沼・小沼2つの沼の姿もしっかり捉えることができます。そしてゴールまであと一息！頑張りましょう。
写真：月宮 うさ
地図を見る登山道を歩くこと約1時間。現在の「北海道駒ケ岳」登山のゴール、標高900ｍの「馬ノ背」に到着です。頑張って登ったご褒美は、独特の尖った形をしている山頂「剣ヶ峰」を間近に感じる絶景！
ここにもベンチがありますので、写真の風景をバックに休憩や記念撮影を楽しめます。
登山では、おにぎりなどの軽食がいつもより美味しく感じますので、軽くお昼ごはんをこちらで楽しむのもオススメ♪酸味のあるフルーツも疲れた体には嬉しいですよ！
最後にアクセスについてご案内。
赤井川登山道入口までは、道道43号線から道道338号線に入り240ｍ程進んだら左折。後は道なりで登山道入口に到着します。そこから6合目駐車場までは、約2.2ｋｍの簡易舗装道路→約1.1ｋｍの未舗装道路を登ってゆきます。
公共交通機関ご利用の場合は、ＪＲ大沼公園駅よりタクシーが便利です。走行距離約11ｋｍ、乗車時間約20分で到着します。
※ＪＲ赤井川駅からは約3ｋｍの距離ですが、列車の本数が少なく無人駅のため、特急列車も止まるＪＲ大沼公園駅からのアクセスの方が時間を有効に使うことができます。
独特の景観と美しい大自然を楽しむことができる「北海道駒ケ岳」に、皆様も登ってみませんか？ファミリーや登山デビューにもオススメの山です！
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(2024/4/20更新)
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