提供元:遠藤隆尚
地図を見る100段の階段をあがる高台にそびえ立つ赤レンガの洋館。1899年に建てられたコロニアル様式の「淡水紅楼(Red Castle)」は、アーチ型の回廊が特徴的です。
1階・2階は中華レストラン、3階はカフェになっていて、ここからの眺めが抜群。淡水河や観音山を一望できる人気の撮影スポットでもあります。
「淡水紅楼」の目の前のテラス席では、ビールやアルコールなどを頂けるので、ここで夕陽を眺めながら夜を待ちましょう。夜の帳が下りる頃、オレンジ色にライトアップされた幻想的な「淡水紅楼」に出会えます。
住所:新北市淡水區三民街2巷6號
提供元:遠藤隆尚
地図を見る淡水の異国情緒あふれる街並みを作りあげたのは、1872年に布教活動のために台湾に派遣された、馬偕(マ・カイ)牧師の功績が大きいところ。
ここ「淡水礼拝堂」は馬偕牧師の指導の元、1873年に建築されました。アーチ型の窓にはステンドグラス、柱には装飾が施されるなど、ゴシック建築の香りを残しつつ、淡水独自の風合いが感じられます。
すぐそばには、馬偕牧師が医療活動の場として設立した「偕医館」が。洋風と中国風が融合したかのような建物は、現在「淡水教会馬偕史蹟館」として一般に開放されています。
住所:新北市淡水區鎮馬偕街8号
今も学生が通う「淡江中學」は、「淡水礼拝堂」と同じく馬偕牧師が1914年に設立しました。
学校のシンボルは、何と言っても1925年に竣工された八角塔。
文字通り八角形の塔を戴き、左右に広がる回廊には教室が連なっています。中国伝統の寺院建築と、ヨーロッパのビザンチン様式がミックスされた台湾でもかなり珍しいデザインなので、写生に訪れる人が後を絶ちません。
台湾っ子がここを訪れるもう1つの理由は、台湾の有名人気歌手 周杰倫(ジェイ・チョウ)の出身校だということ。本人が監督した映画のロケもここで行われたそうで、ファンたちの巡礼の聖地ともなっています。
住所:新北市淡水區鎮真理街26號
見学時間:土・日曜日 午前9時〜午後5時
赤壁に赤レンガ、意外に小さな「紅毛城」は、1629年にスペイン人が築いてから、オランダ・日本・イギリス・オーストラリア・アメリカと所有国が代わり、1980年台にようやく台湾の手に戻ってきたという歴史を持つ、まさに異国情緒の象徴的建物。紅毛城の「紅毛」というのはオランダ人を意味しているそうです。
「紅毛城」の隣には、旧イギリス領事館があり、こちらも館内が開放されています。建物の雰囲気は勿論、時代と共に洗練されていった生活用品を見ることができます。
お勧めの時間帯は、やはり夕陽の沈む時間帯。
夕陽が「紅毛城」を更に赤く光り輝かせ、その大きさとは裏腹に雄大に見えてきます。
住所:新北市淡水區鎮文化里中正路28巷1號
「鉄卵(鉄蛋)」は、台湾チョコレート・石頭蛋(石卵)とも呼ばれる、淡水の特産品。淡水駅前に広がる露天では、この「鉄卵」が所狭しと並べられています。
その昔、麺屋の女将さんが売れ残った煮玉子を捨てるのは勿体ないと、もう一度鍋で煮込んでみたところ、一回り小さく黒くなりギュッとひきしまりました。食べてみると噛みごたえはしっかりしていて意外にも美味しいと評判を呼び、淡水の名物になったそうです。
淡水に来たら、ここでしか味わえない出来たての「鉄卵」を試してみてください。日本へのお土産にもなる真空パックの「鉄卵」を買うこともできますよ。
淡水の魅力は何と言っても、異国情緒溢れる街並み。
台北から近いので、短い日程の台湾旅行でも気軽に訪ねられるのもまた「淡水」の良い所。1日かけてじっくり散策して、台湾の新しい魅力を発見してください。
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