シルバーエイトは、9,483総トン、全長142.6m、車輛積載能力はトラック68台(12m換算)・乗用車30台で、旅客定員は600名です。航海速力は20.5ノット…といっても分かりづらいですが、時速に換算すると37.966km/hだそう。苫小牧港まで約242kmを8時間かけて運航します。
車ごと乗船する人は乗船前の90分前、車がない人は乗船60分前までにターミナルのカウンターへ着いている必要があります。余った時間は、売店で青森の特産品やシルバーフェリーのお土産を買い求めても♪船内で買うよりちょっとだけお得なものもありますよ。
大部屋の2等室のほうがお財布にも優しく、また子どもに公共マナーを教える良いチャンス!とはいえ、子どもが小さいと周囲の目も気になるところ。深夜発で寝ていくことを考えると、なおさらですね。そういう際には、家族や友達同士で気兼ねなく寛げる個室がありがたい存在です。
船室なので広さは求められませんが、新型でまだ新しい室内は畳や備品もキレイで清潔。壁掛けテレビでBSまで見れたりして、思わず船の中にいることを忘れそうです。
ちなみに、このシルバーエイトとシルバープリンセスの2等室は、2等室であっても座席指定。頭上にロッカーがあり、マットレスも用意されているので、雑魚寝といってもより快適な船旅が約束されています。
夜発のフェリーなので、外の景色は翌朝のお楽しみ。ということで、まずは気になるレストランをご紹介しましょう!
シルバーフェリーの4隻は、いずれも24時間利用可能な「オートレストラン」。冷凍のパスタや焼きそば、焼きおにぎり、アイスなどが販売されています。もちろん電子レンジやポットも備え付けられており、どれも清潔なので快適に利用できます。
また傍にあるカウンターテーブルには電源も完備。携帯・スマホの充電だけでなく、プレーヤーを持ち込めば映画鑑賞なども楽しめそうです。グループや家族連れならテーブル席で乾杯♪なんていうのもオツですね。
旅の疲れを癒やすのには、あったかいお風呂に浸かって手足を伸ばすのが一番!シティーホテルの浴場にも引けを取らない設備で入浴でき、“動くホテル”を最も実感できる場所かもしれません。
浴室にある展望窓からは、出航直後は八戸の街灯りが遠く見えていますが、翌朝なら朝日に輝く大海原を浴槽から眺められ、開放感も抜群!贅沢なひとときを過ごせます。
前日22:00に八戸を出港したシルバーエイトが苫小牧港に到着するのは朝6:00。北海道の涼しく爽やかな朝の風が、乗客を出迎えてくれます。
朝早い到着は、それだけ観光地巡りに時間をかけられるということを意味します。ですが、腹が減っては観光できず!?せっかく北寄貝をはじめとする海の幸が名物の苫小牧ですから、漁港ならではのおいしい朝食を楽しんでくださいね。フェリーターミナル近くの市場や食堂は早朝から営業していますよ。
旅行において大切なのは、「顎」「足」「枕」といわれています。顎とは食事のこと、そして足は交通手段、枕は宿泊施設です。その旅の三大要素の2つ(足と枕)を兼ねられるのが、フェリーの良いところです。
車を運転するドライバーさんもしっかり休めて、目的地まで運んでもらえるフェリー。時間がかかると思いがちですが、上手く利用すればとても効率の良い移動手段になります。
いつも時間に追われている人にこそ、おすすめしたい船旅。ゆったりとした時が流れる海の上で、快適な船旅を楽しんでくださいね。
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