写真:月宮 うさ
地図を見る日本のビール産業の発祥の地で、美味しいビールはいかがですか?
JR札幌駅や大通公園にも程近い、札幌市の中心部にある、ランドマークの黒い大きな煙突が印象的な複合商業施設「サッポロファクトリー」。
この場所は、1876年に日本人の手による日本初のビール醸造所”開拓使麦酒醸造所(サッポロビール株式会社の前身)”が、開拓使の手によって造られた跡地。日本のビール歴史のスタート地点です。
現在は、小さなブルワリー(ビールなどを醸造する場所)「札幌開拓使麦酒醸造所」として、地ビールの製造・販売を行っています。
美しいレンガの建物"レンガ館"は、1892年に建てられたままの姿。ビールつくりに必要不可欠な蒸気を、石炭を燃やしつくっていた場所です。
現在は醸造所の他に、レストラン・お土産店などが並んでおり、歴史を感じながらお食事やお買い物を楽しむことができます。
注※サッポロビールの前身は「開拓使麦酒醸造所」、現在の小さなブルワリーは「札幌開拓使麦酒醸造所」名前がとてもよく似ています。
写真:月宮 うさ
地図を見るサッポロファクトリーに来たならば「札幌開拓使麦酒醸造所」の工場見学をしましょう!そんなに広い工場ではありませんので、お時間が無くても大丈夫です。(館内見学自由で、所要時間は10分〜30分程です)
ここには、開拓使麦酒醸造所誕生の貴重な写真資料や、ビール醸造についてのパネル資料などが展示されています。昔懐かしい、数々のポスターも必見です!
写真:月宮 うさ
地図を見る「札幌開拓使麦酒醸造所」では、実際にビールをつくっている所も見学することができます。(時期によって工場が作動していない時もありますが、見学は可能です)
施設内に並ぶ釜はとても美しく、ピッカピカに磨かれた姿は、思わずため息がこぼれそうな程の輝きです!
写真:月宮 うさ
地図を見る「札幌開拓使麦酒醸造所」でつくられている、「開拓使麦酒(開拓使ビール)」をご紹介。
写真の「開拓使(ピルスナー)」は、開拓使麦酒醸造所(サッポロビール)創業当時の味を再現しています。日本初のビールの味を、現在にて味わうことができるオススメ商品です。
他にも、さわやかな苦味とまろやかな口当たりを楽しむことができる「クラーク(アルト)」。小麦麦芽を使用したフルーティで繊細な、女性にも飲みやすい「ハリー(ヴァイツェン)」があります。
ラベルに描かれてる"★"のマークは、北極星を意味しており、これは北海道開拓使の徽章(きしょう:身分・所属団体などを表すためにつけるしるし)。北海道の歴史的建造物の数々でも見ることができますので、観光を楽しみながら是非探してみてください。
ちなみに、サッポロビール株式会社のラベルに描かれている金色の星のマークも、昔は開拓使麦酒醸造所の伝統を引き継いだ赤でした。
写真:月宮 うさ
地図を見る工場見学が終ったら、美味しい「開拓使麦酒(開拓使ビール)」をいただきましょう!
飲める場所は2ヶ所。
1ヶ所目は、札幌開拓使麦酒醸造所がある煙突広場内「札幌開拓使麦酒・賣捌所」。ここでは、できたて地ビールを飲むことができますよ!夏は外のテラス席でいただけるのも嬉しいポイントです♪
2ヶ所目は、レンガ館内「ビヤケラー札幌開拓使」。ジンギスカンや北海道の美味しいご馳走と一緒に、10種類のビールを楽しむことができる大型ビアホールです。
また、レンガ館2階「産直工房こぶしや」では、お土産用にも喜ばれる、瓶入り「開拓使麦酒(開拓使ビール)」が売っています。
最後に、札幌開拓使麦酒醸造所のレンガ造りの建物のお話を。
建物の外側(車道側)を覆うように一面に生える蔦が、四季の風景をつくりだしている姿も必見です!特に美しいのは10月下旬〜11月上旬の紅葉の季節。この時期に札幌観光を予定している皆様は、是非サッポロファクトリーまで足を運び、レンガ館の周りをぐるっと周ってみてください!
札幌開拓使麦酒醸造所のあるサッポロファクトリーまでは、札幌市営地下鉄東西線「バスセンター前」駅を降りて徒歩約5分。JR札幌駅からも、徒歩約10分の距離にあります。
中央バスの[循環88]サッポロビール園・ファクトリー線の利用も便利です!(札幌駅・大通公園・時計台・サッポロビール園などを経由する、観光にとても便利なバス路線です!)
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(2024/9/16更新)
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