眼力最強!青森・ねぶたが迫るミュージアム「ワ・ラッセ」

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眼力最強!青森・ねぶたが迫るミュージアム「ワ・ラッセ」

眼力最強!青森・ねぶたが迫るミュージアム「ワ・ラッセ」

更新日:2014/08/02 16:59

タケモト スグルのプロフィール写真 タケモト スグル 美術館バカ、感動写真家

毎年8月2日から7日まで開催される青森ねぶた祭り。期間中、巨大なジオラマ灯籠「ねぶた」が青森駅近辺を練り歩きます。来場者300万人。その熱気も味わいたいところですが、期間中以外でも「ねぶた」を楽しむことができることをご存知でしょうか? ここでは、「ねぶたの家 ワ・ラッセ」と青森のソウルフード「味噌カレー牛乳ラーメン」をご紹介します。

ねぶたに迫るミュージアム「ねぶたの家 ワ・ラッセ」

ねぶたに迫るミュージアム「ねぶたの家 ワ・ラッセ」

写真:タケモト スグル

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JR青森駅より徒歩わずか、大変に目立つ真っ赤な建物があります。「ねぶたの家 ワ・ラッセ」です。設計は、日本在住20年以上のオランダ人建築家フランク・ラ・リヴィエレで、2011年1月5日に開館しました。

特徴はその外観です。遠目は真っ赤な直方体として目を引き、寄ると無数のリボン状鋼板(こうはん)(幅30cm 高さ12m)で目を引きます。一部がめくれて中へ誘うその景色は、のれんに手を掛け飲み屋に入る感覚です。外観からワクワクします。

館内は、ショップ・レストラン・イベントホール・交流学習室などを備える複合施設ですが、多くを占めるのは「ねぶたミュージアム」と「ねぶたホール」です。それぞれ、ねぶた祭りの各種資料、ねぶたの仕組み、ねぶた師の紹介、大型ねぶたなどが展示されています。薄暗い館内に響く三味線・笛・ねぶた囃子(はやし)がまた心地良しです。

休館日は年末年始とその他わずかな期間で、閉館時間も夏季19:00・冬季18:00と長めに開館しています。いつでも入館できる便利さに、地域振興とおもてなしの心を感じます。

「ねぶた」に流れる漢(オトコ)の血

「ねぶた」に流れる漢(オトコ)の血

写真:タケモト スグル

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広々とした空間「ねぶたホール」に展示されている大型ねぶたは7体程です。それぞれ賞を獲得した等の見応えある作品で、殿堂のような印象があります。

作品に表現されているのは、熱き武者たちのジオラマです。喧嘩上等な勢いで火花を散らしています。題材は、日本の伝説や三国志、水滸伝等々ですが、全てに歌舞伎やお芝居のような雰囲気があります。表現は日本美術そのもので、浮世絵から武者が飛び出してきたかのような臨場感です。

特に印象的なのが武者の「にらみ」です。眼力が強烈で、心に突き刺さってきます。なんでも、この「にらみ」で邪気を払うのだそうです。日ごろの行いで感じる痛みも変わるのかもしれませんね。

山車灯籠(ねぶた)の仕組み

山車灯籠(ねぶた)の仕組み

写真:タケモト スグル

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当館で展示されている山車灯籠(だしとうろう)は受賞作品そのものです。複製などではありません。上モノのジオラマ部分だけではなく、台車部分も含めて展示されています。その為、隅々までじっくりと眺めて仕組みや魅力に迫ることが可能です。

ねぶたの奥行きを見てみましょう。案外と深さがあります。上から見ると正方形?と思えるほどの深さです。

武者の姿勢を見てみましょう。前のめり になっています。仏像や日本庭園などにも見られる手法ですが、これが前面に圧力を感じる理由の1つです。

ねぶたが放つ光を見てみましょう。隅々まで行き届いている上、ムラがありません。ねぶた師のワザがここにも光っていそうです。

台車部分を見てみましょう。発電機が見えます。祭りの屋台で使われているような小型のものではなく、工事現場で使われているような大型のものです。隅々まで光を届けるために多くの電球を使っているということでしょうね。

展示資料のうち特に目を引くのは、手や足といったねぶたのパーツの展示です。面の一部が剥がされ、骨組みなどの仕組みを見ることができます。その姿はまるでナウム・ガボの美術作品のようです。アートな魅力もそこにはあります。

また、「ねぶたの設計」にも大変驚かされます。なんと設計図がありません。精密ではないイメージ図レベルの下絵があるのみで、下絵からいきなり製作に移るそうです。まぁ、ねぶた師の感性と技量の高さから考えれば「無い」のではなく「不要」なのかもしれませんね。

にらみを撮る

にらみを撮る

写真:タケモト スグル

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ねぶた祭の来場者は300万人。青森市の人口が約30万人であることを考えると驚異的な数字です。当然、思い通りの場所で思い通りに撮ることはできません。ところが、当館はそれを解消してくれます。じっくりと魅力に迫り、シャッターを押すことが可能です。

以下にカメラの設定の参考値を示します。

感度:ISO3200〜1600
絞り:f3.5〜f5.6(開放)
露出補正:マイナスに補正(-0.7EV前後)

館内は暗く、手ブレを起こしやすい環境です。高感度ノイズよりも手ブレのほうがよほど見苦しいので、感度は高めに設定して下さい。

絞りは開放(=最小値)でいいでしょう。数値はレンズ次第ですが、カメラ購入時にセットのレンズの場合はf3.5〜5.6がほとんどです。ボケが似合わない被写体(武者にボケなんて・・ねぇ)なので本来は絞るべきところですが、光を集めることを優先したいと思います。

露出補正は基本マイナス方向です。全体像を撮るのかクローズアップを撮るのかによって設定値は変わりますが、効果を見てその大小を調整するのがいいと思います。肝の据わった勇ましい漢(オトコ)の姿を収めてみてください。

撮る段階では、その「にらみ」を意識するようにしましょう。必ずしも目線を合わせる必要はありませんが、写真に眼力が宿る事が重要です。もし目線を合わせたい場合は望遠レンズ(200mm〜300mm)を持参して下さい。

なお、掲載の写真は「露光間ズーム」という技を用いて撮ったものです。シャッタースピードを軸に絞りや感度などを調整し、シャッターが開いている間にズームイン・ズームアウトを行って撮影します(撮影モードは「M(マニュアル)」か「S(シャッター優先)」)。

ただしこの方法は、決まれば躍動感は増すものの、意識しすぎるとわざとらしい写真になるほか、効果の出しすぎで「iPhoneアプリか?(笑)」という写真になりがちです。技は目的ではなく手段なので、スパイス程度に留めるようにしましょう。

土産話の決定版!「味噌カレー牛乳ラーメン」

土産話の決定版!「味噌カレー牛乳ラーメン」

写真:タケモト スグル

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私は日本全国、様々なラーメンやB級グルメを頂いてきましたが、青森のこのラーメンほど話しのネタになるものはありません。

「味噌カレー牛乳ラーメン」。

名前を聞いても、味を想像し難いラーメンです。期待値が高まらないのがまたいいところ。美味いか?美味くないか?そんなことを考える必要はありません。とにかく話しのネタのために食べに行きましょう。

味噌カレー牛乳ラーメンを扱うお店は青森駅の徒歩10分圏内に2店あります。深く考えずに足を運んでみてください。ちなみに写真のラーメンは「味の札幌 浅利」の味噌カレー牛乳ラーメンです。駅より徒歩6分程度の場所にあります。場所の詳細は写真の撮影場所をご覧下さい。

おわりに

今回は、青森市の「ねぶたの家 ワ・ラッセ」と「味噌カレー牛乳ラーメン」を紹介しました。観光名所が各地に点在する青森県において、青森駅近辺だけで楽しむことができるスポットです。

感動を心に、カメラをその手に。

迫力とネタに溢れる写真を是非に撮ってみてください。

掲載内容は執筆時点のものです。 2012/06/01 訪問

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