パリ・オペラ座(ガルニエ宮)バレエ観劇のコツ!エトワールの美技に感動!

| フランス

| 旅の専門家がお届けするオリジナル旅行ガイドメディア

パリ・オペラ座(ガルニエ宮)バレエ観劇のコツ!エトワールの美技に感動!

パリ・オペラ座(ガルニエ宮)バレエ観劇のコツ!エトワールの美技に感動!

更新日:2014/08/04 12:00

高橋 樂のプロフィール写真 高橋 樂 旅行ブロガー

パリに行くなら、一度はあの豪華絢爛なオペラ座で優雅に観劇してみたいもの。「敷居が高そう」と足踏みされている方、パリ・オペラ座は思ったほど着飾る必要もなく、席の価格帯も幅広く、チケットも公式サイトで割と簡単に入手でき、意外と気軽に行けるものです。現在はバレエ公演中心ですが、オペラと違ってセリフがありませんので初めての方でも十分楽しめます。世界一と称されるのエトワールの美技に酔いしれてみませんか?

パリ・オペラ座(ガルニエ宮)は主にバレエ公演

パリ・オペラ座(ガルニエ宮)は主にバレエ公演

写真:高橋 樂

地図を見る

地下鉄オペラ駅から地上に出てすぐ目に飛び込んでくるのは、豪華絢爛なパリ・オペラ座。見た目の華やかさにおいては、パリのどの建物より、かの有名なヴェルサイユ宮殿より群を抜いて異彩を放っているではないでしょうか。

劇場が開く頃、夜目に浮かび上がるその姿は一層艶やかで、これから始まるめくるめく舞台に期待が高まります。

現オペラ座は、19世紀後半、ナポレオン3世の都市改造計画により建設されました。設計者シャルル=ガルニエにちなんで正式名称は「ガルニエ宮」です。

フランスの王立オペラの歴史は17世紀に遡ります。その後の絶対王政やフランス革命の激動の歴史を経て、劇場は転々と変わり、現オペラ座は13代目です。

1989年オペラ・バスティーユ(新オペラ座)の誕生により、オペラ公演はそちらに移り、このガルニエ宮では主にバレエの公演が行われるようになりました。一部の「オペラはガルニエ宮で見たい」という声にこたえて、小規模オペラ、管弦楽コンサートも行われています。

ちなみに、パリ・オペラ座のバレエ団は、17世紀ルイ14世が創設したとされ、世界最古の歴史を誇り、世界一華やかと称されています。

パリ・オペラ座、バレエ観劇の服装

パリ・オペラ座、バレエ観劇の服装

写真:高橋 樂

地図を見る

オペラ座が豪華なのは外観だけではありません!内部はもっと凄い!入ってすぐの大階段は、豪華さ、優美さ、荘厳さ、全てを兼ね備えて、その芸術美にただただうっとりしてしまいます。

こうまで豪華だと、自分がこの豪華階段を上るのに相応しいのかどうか気になるところ。

オペラ座には特に厳しいドレスコードはなく、安い席だとジーンズの人もいます。でも折角なので、多少なりともこの豪華な雰囲気に酔ってみたいものです。
でも、かといって、結婚式のようなドレスとか盛装の人も意外に少ないので、程ほどキチンと見える服装が一番居心地がいいのではないでしょうか。女性なら綺麗目ブラウスにアクセサリーかスカーフなどはいかがでしょう。

それから、オペラ座界隈は治安があまり良くないので、行き帰りを考えるなら、あまり目立たない服装の方が安心と言えるかもしれません。

パリ・オペラ座、どの席を買う?

パリ・オペラ座、どの席を買う?

写真:高橋 樂

地図を見る

劇場内部は赤と金で飾られたバルコニーに囲まれ、観客席は2000席あまり。一番前、一段低い場所は、生演奏のオーケストラ席です。

席のカテゴリーは7段階。€10〜€100超と幅広い価格帯です。見やすい1階席や2階・3階正面(前列)は値段が高いですが、上階、側面、後列になるほど見え方が落ちますので値段が安くなります。

特に、側面バルコニーの後列になると、席から立ちあがって不自然な体勢で見なければ見えないという席もあります。でも、舞台に近いバルコニーなら、たとえ不自然な体勢で見なければいけないとなっても、世界一華やかと称されるパリ・オペラ座エトワールの迫力の美技を真近で見られるわけですから、熱心なバレエファンにはこの上ないことでしょう。

写真は、一番上の天井桟敷(Amphitheatre)からのものです。ここは全体が見渡せていいのですが、舞台まで遠いため、細かな動きを見たい人はオペラグラスが必携です。なければ少々退屈、言う人もいるかもしれません。
とはいえ、この席、どこよりも近く、見事なシャンデリアとシャガールの天井画が「夢の花束」が望めるという特典があります。カラフルで幻想的で、まさに夢の世界を見事に演出してくれています。「バレエは良くわからないが、とりあえず見てみたい」という人にはおススメです。でも、オーケストラの美しい生演奏にうっかり船を漕いでしまって、本当の夢の中に…なんて事故が起きませんようくれぐれもお気をつけください。

これまで、正面後方、側面後方、天井桟敷と3ヶ所から観劇した経験からしますと、エトワールや他のダンサーたちの情熱を感じ、心ゆくまで美技を堪能したければ、「できるだけ近くで見ること」です。

というわけで、お財布に少しの余裕があるなら、ここでの節約はもったいないと思います。観劇後の感動が全然違いますよ。
それに、日本でパリ・オペラ座のような超一流のバレエ公演をこの値段で見られることはありません。そういう意味でも本当におススメです。

バレエの物語を楽しむには、キーワードと背景に着目

バレエの物語を楽しむには、キーワードと背景に着目

写真:高橋 樂

エトワールや他のダンサー達の美技に酔いしれるだけでも十分と言う人もいらっしゃるでしょう。でも、バレエの演目には物語がありますから、合わせて楽しみたいもの。

バレエはセリフがなく、踊りとパントマイムと音楽で魅せる舞台芸術です。特に、古典バレエの話はそれほど難しくはありません。知らずに見てもなんとなくわかりますが、準備できる方は、事前にあらすじ等調べておかれるとより深く楽しめるでしょう。

しかし、古典バレエの場合、話が作られたのは数百年前。正直、現代人が真正面から受け止めるだけでは「何が面白いの?」と思ってしまうものもあります。

たとえば、「パキータ」という演目。主人公パキータは、ジプシーの娘ですが、らしからぬ気品をたたえたダンスの名手。ある時、軍の士官と恋に陥りますが、身分違いのため彼を諦めます。でも持っていたペンダントが決め手となり彼女は高貴な家の娘とわかり、彼の求愛にも障害がなくなり晴れて結ばれ、めでたしめでたし。

このシンデレラストーリーは…昔の少女マンガのような…どこかで見た聞いたことがある話のようではありませんか?

でも!ただ、「ふ〜ん」で終わってしまってはもったいない!
自力で面白くしてみませんか?

まず、物語のキーワードを考えてみましょう。そして、なぜそれがモチーフになっているのか、時代背景に想像をめぐらします。

パキータの場合のキーワードは、「身分違い」「高貴な出自」でしょうか。

当時の人の“高貴”さへの憧れは、並々ならぬものがあったのでしょう。これはどういった時代背景の裏返しなのか、また、なぜ日本の昔の少女マンガに似ているのかを考えても面白いと思います。あれこれ考えるほどに舞台が滋味深いものになっていきますよ。

そういう意味では日本の歌舞伎と似ているのかもしれません。

パリ・オペラ座のチケット、公式サイトで自力入手

パリ・オペラ座のチケット、公式サイトで自力入手

写真:高橋 樂

チケットは旅行会社を通じて買うことができますが、一番のおススメは、翻訳の手間をかけても、パリ・オペラ座の公式サイト(英語有)で直接入手する方法です。

大体、公演の2〜4ヶ月前から予約可能です。(クレジット決済)

公式サイトでは、希望の日程やカテゴリーを条件指定すると、空いている席の中で一番良い席を選んで表示してくれます。また、その席からの舞台の見え方まで確認することができるので、納得してチケットを買うことができます。
これは自力手配なので、旅行会社を通すよりはお得です。

また、すごく嬉しいのは、買ったチケットが自宅まで郵送されてくることです。チケットのデザインが素敵なので、まるでオペラ座からの招待状のようです。気分は上々、旅行気分が盛り上がること間違いなしです。
※チケットは、公演の2週間前の予約なら自宅まで郵送してくれますが、それ以降は現地窓口での受け取りになります。

また、希望の席が取れなかった場合ですが、あきらめるのはまだ早いです。キャンセルが出て席が空くこともあるので、直前までチェックし続けてみましょう。後で案外いい席が取れる場合があります。

また、オペラ座内で売られているパンフレット(写真左)もおススメです。原則、その時しか買えないものですし、たとえ言葉がわからなくても写真が素敵なのでいい思い出になりますよ。

補足事項・まとめ

■補足事項
≪開催時期≫
9月下旬から6月末まで
※夏の間はやっていませんので夏休みに計画中の方は要注意です。ただし内部の見学はできます。

≪遅い終演時間≫
夜の公演の多くは、19:30から始まります。終演後、劇場を出る頃には22:00を過ぎてしまいます。パリの地下鉄は治安が良くないので、特に女性一人旅の方は、その辺りを良く考慮して旅の計画を立てたほうがいいでしょう。徒歩圏内のホテルを取るのが一番安全かもしれません。

≪休憩時間について≫
演目半ばに休憩時間があります。ただ、20分ほどしかないので、トイレ休憩していると、アッ言う間に終わってしまう感じです。トイレの心配のない方は、是非、豪華絢爛な休憩スペース大広間「ホワイエ」へ。シャンパン片手に談笑するのもお洒落です。

≪ボックス(バルコニー)席について≫
ボックス席のドアは一旦閉まると、外にノブがないため、外からは鍵がなければ開けられません。トイレ休憩等で締め出された場合は、近くの客席案内員に頼んで開けてもらう必要があります。(この係員は公務員なのでチップは不要です)
椅子は真紅のビロード張りで素敵です。
入口にコートかけもあります。

≪トイレについて≫
オペラ座内は結構広くて、照明も暗めなのでトイレの場所が分かりにくいです。数もあまり多くありません。気になる方は早めに行って確認しておかれた方がいいと思います。

≪その他≫
観光客は、一日中あっちこっちに出かけて忙しいもの。折角の待ちに待ったバレエ公演なのに、席に着くや否や日中の疲れが出て舟を漕がないよう、当日の観光は程ほどに。

■まとめ
パリ・オペラ座(ガルニエ宮)では現在、主にバレエ公演が行われています。こちらのバレエ団は世界でも超一流、その技たるや、言葉を失うほどの華やかさと美しさです。ガルニエ宮の絢爛豪華さと相まって、見るものは皆夢の世界に引き込まれます。
また、バレエにはセリフは無く、ダンスと音楽で構成されていますから初めての方も割と入っていきやすいと思います。古典バレエであれば、あらすじ・時代背景等を事前に調べておけば、より深く味わうことができますよ。
また、チケットは公式サイトから入手すると、まるで招待状のように、素敵なデザインのチケットが自宅に届きます。席の値段は幅広く、日本で見るより断然お得です。チャンスがあれば是非行ってみてください。

掲載内容は執筆時点のものです。 2010/10/30 訪問

- PR -

旅行プランをさがそう!

このスポットに行きたい!と思ったらトラベルjpで複数旅行会社からまとめて検索!

条件を指定して検索

トラベルjp<たびねす>

トップページへ戻る

トラベルjpで一緒に働きませんか? 旅行ガイド編集部では運用サポートスタッフを募集中です!

- PR -

旅行ナビゲーター(在宅ライター)募集中!
この記事に関するお問い合わせ