写真:下川 尚子
地図を見る万平ホテルが建つのは、旧軽井沢の別荘地などが建つ閑静なエリア。旧軽井沢のメインストリートから「万平通り」と呼ばれる小道を抜けて向かいます。軽井沢駅から歩くと30分程度、旧軽銀座からは10分程度です。
マイカーやバスなどの手軽な方法もありますが、良い季節ならレンタサイクルを借りたり、お散歩がてら歩いたりするのもオススメ。静かで、空気が美味しく、緑あふれる道を歩いているとそれだけで良い気分になれます。吹き抜ける風を感じていると、「軽井沢に来た!」という気分が盛り上がります。
そんなさわやかな空気を感じながら、ホテルまで向かいましょう。
写真:下川 尚子
地図を見る万平ホテルの歴史は、江戸時代後期にさかのぼります。旅籠「亀屋」として旧軽銀座にて開業。その後、明治時代には現在の万平ホテルの前身となる「亀屋ホテル」として再オープン、そして現在の場所に移転し、明治時代は外国人メインの避暑地として、大正時代以降は日本で有数の避暑地として発展してきた軽井沢とその歩みをともにします。
写真は、本館アルプス館。昭和に建築されたアルプス館は、現在も当時の原型を残している貴重な建築です。どっしりとしたたたずまいと、そこかしこに残るモダンな装飾がなんともクラシック。洗練されたノスタルジーを感じる空間です。
数々の著名人に愛されてきたこのホテルですが、とりわけ有名なのはジョン・レノンでしょうか。ここを気に入り、毎年アルプス館に滞在していたのは有名な話です。
写真:下川 尚子
地図を見る「一度は泊まってみたい」憧れとして名前が挙がるこのホテルですが、まずは気軽に楽しむ方法があります。それが、カフェテラスでお茶をすること。一階にあるカフェテラスは朝食やランチ、お茶に気軽に利用することができ、このホテルの持つ空気感を少しだけ垣間見ることができます。カフェは、春夏は緑に囲まれたオープンカフェとなり、秋には紅葉がきれいです。
ハイシーズンは混みますので、並びたくない方は時間を外して行くのがオススメです。ハイシーズンの土日なら、オープン直後の9時〜10時でも、満席近くになることも少なくないのだとか。
ただ、人が多くても混雑時特有の慌ただしい空気はなく、ゆったりとした時間を過ごせるのはホテルに流れる空気のせいでしょうか。軽井沢の風を感じながら、外界とは違った時間の流れに身を任せてください。
写真:下川 尚子
地図を見るこのカフェテラスの名物メニューとして真っ先にその名が挙がるのは、やはりロイヤルミルクティーでしょう。ジョン・レノンが滞在していたころ、当初はメニューになかったロイヤルミルクティーをみずから手ほどきをして作り方を伝え、のちにホテルの定番メニューになったという逸話が残っています。
そのほか、信州りんごをたっぷりと使ったアップルパイや、ブルーベリータルトも人気メニューです。
写真は、アップルパイ・ア・ラ・モード。スタンダードなアップルパイはシャキシャキのりんごとレーズンがたっぷり。香りゆたかなバニラアイスが添えられ、とても美味です。
写真:下川 尚子
地図を見るカフェテラスでお茶をしたあとは、少しホテル内を歩いてみましょう。万平ホテル内部にはクラシックな調度品、暖炉、ステンドグラスなどがあり、さながら美術館のようなたたずまい。さりげなく配置されている調度品や細かな意匠を眺めていると、飽きることがありません。そして、ギャラリーや史料室もありますので、軽井沢とこのホテルの文化や歴史を垣間見ることができます。
お茶だけで帰るよりも、ずっと満足した気分になれるはずです。
いつか泊まってみたい憧れホテル、でもちょっとだけ敷居が高い・・・そんな風に万平ホテルをとらえている方も多いかもしれません。ここでは、気軽にこのホテルを楽しむ方法としてカフェ利用をご紹介してみましたが、いかがでしたか?
緑に囲まれたクラシックなたたずまい、レトロでモダンな空気感。華美ではなくとも、すみずみまで手入れが行き届いた老舗感。
このホテルは、足を踏み入れるだけで「憧れの避暑地、軽井沢」を感じさせてくれる場所です。軽井沢にお越しの際は、ぜひ足を運んでみてはいかがでしょうか。
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(2024/10/10更新)
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