伝説の里「姨捨」は日本三大車窓と日本棚田百選の景観が美しい

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伝説の里「姨捨」は日本三大車窓と日本棚田百選の景観が美しい

伝説の里「姨捨」は日本三大車窓と日本棚田百選の景観が美しい

更新日:2013/06/21 18:00

高橋 しゅうのプロフィール写真 高橋 しゅう 総合旅行業務取扱管理者、総合旅程管理主任者

姨捨(おばすて)。姨捨山伝説の里としても知られるここは、長野県千曲市の標高500m前後の山腹に位置しています。
地名のイメージとは違い、姨捨は「日本三大車窓」に数えられる眺望や、日本の棚田百選及び重要文化的景観にも認定された約2000枚近い水田が織りなす美しい棚田の景観を誇る場所でもあります。
この風景を求めて写真愛好家やハイカー、鉄道ファン等の多くの方が訪れる魅力的なスポットになっています。

眼下に広がる「日本三大車窓」の眺望

眼下に広がる「日本三大車窓」の眺望

写真:高橋 しゅう

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写真は姨捨駅付近からの眺望です。善光寺平と呼ばれる千曲川に沿った長野盆地を見渡すことができる姨捨駅と周辺の列車からの雄大な車窓が「日本三大車窓」の一つに数えられています。

長野方面から篠ノ井線の電車で訪れますと、一つ前の稲荷山駅を過ぎると徐々に勾配を登り、進行方向左手に次第に善光寺平の風景が広がって行きます。

ちなみに「日本三大車窓」とは、ここ篠ノ井線の姨捨付近と、北海道の根室本線「旧狩勝峠」、九州の肥薩線「矢岳」付近を言います。いずれも眺めが雄大な場所になっています。

全国的にも珍しい「スイッチバック」の駅

全国的にも珍しい「スイッチバック」の駅

写真:高橋 しゅう

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電車で姨捨へ訪ねる際の最寄駅になるのが篠ノ井線「姨捨駅」です。ここは篠ノ井駅と塩尻駅を結ぶ篠ノ井線の駅で標高550mの山腹に位置しています。

この駅のホームからは善光寺平の眺めと山腹に広がる棚田の風景を眺望することができ、また駅舎内には「姨捨山伝説」にまつわる案内も掲示されていています。電車利用の方のみならず、車で観光の方でもこの駅を訪ねて来られます。

また、もう一つの魅力は全国的にも数少ないスイッチバック式の駅となっていることです。ここは勾配の途中にある為、駅が本線から引き込まれた平らな場所に造られています。普通電車は一度、駅の脇を通り過ぎてから進行方向を変えて駅の引込線に入って停車し、再度、元の進行方向へ向きを変えて本線へ出発して行きます。(上り電車の場合) ※尚、特急電車はそのまま本線を通過します。

写真は左側の駅を出発した電車が、本線に戻り長野(写真の奥の方向)へ向かって勾配を下っているところです。(下り電車)

日本の棚田百選にも選ばれた美しい棚田の景観

日本の棚田百選にも選ばれた美しい棚田の景観

写真:高橋 しゅう

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姨捨は長野県民は元より、他県の方でも写真愛好家や鉄道好きな方々を中心に知られており、雄大な眺望と棚田の景観が美しい場所です。その棚田の景観は日本の棚田百選に選定され、また文化庁の重要文化的景観としても指定されています。

また、ここはかつて松尾芭蕉や小林一茶と言った俳人も多く訪れた地で、名月の夜にはそれぞれの田に月を照らす光景は「田毎の月」として俳人にも詠まれ、古くから人々に親しまれていたようです。

今は、大小約2000枚近くある水田が織りなす美しい景観に魅かれて写真愛好家や、棚田ハイキングコースも整備されていますのでハイカー等の多く方が訪れています。

春の田植えから秋の稲刈りまでの季節のみならず、冬は雪の棚田が絵になり、四季折々その美しさを楽しめます。

斜面いっぱいに広がる棚田の景観

斜面いっぱいに広がる棚田の景観

写真:高橋 しゅう

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こちらは棚田を麓側から見上げた光景です。山の麓から上の方まで斜面に多数の水田が広がっていて、棚田エリアの標高差は200m近くあります。主な見どころや展望ポイント、ハイキングコースは、この斜面の中腹から上の方に位置しています。

また、車で姨捨棚田を訪れる時は、この斜面を車でカーブを繰り返しながら坂道を走って行くこととなります。

電車で訪れる際の姨捨駅もこの斜面の上の方になります。また鉄道とあわせて高速道路が上の方に通っていて「姨捨サービスエリア」から姨捨の景観を眺望することが出来ます。

日没後の姨捨はロマンチックな夜景スポット

日没後の姨捨はロマンチックな夜景スポット

写真:高橋 しゅう

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姨捨の魅力は日中だけではありません。その魅力は日没後にもあり、眺望の良いここは、日没後は今度は夜景スポットになります。

善光寺平と呼ばれるエリアは、長野市を中心に県内でも人口が集中している地域ですので、夜はそれだけ夜景の灯が綺麗な場所でもあります。絶好の展望スポットにもなる姨捨駅のホームには、日没後は夜景を目的にカップルや観光客が訪れます。特に、日没前後の時間から徐々に暗くなる時間帯もお勧めです。

電車の車窓からもこの夜景を楽しむことができ、私も夜この区間を通る時は、夜景を楽しみにしています。


姨捨は電車利用の場合は長野駅からは普通列車で約30分の場所で比較的長野駅からも気軽に行けるエリアにあります。善光寺平の眺望、棚田の景観、夜景、そして姨捨山伝説もあり、様々な角度から楽しめますのでカメラを持って訪ねてみてはいかがでしょうか。
尚、姨捨山伝説の概略は千曲市観光協会のサイト内等で紹介されています。


姨捨までの交通機関

電車利用:最寄駅は篠ノ井線「姨捨駅」 長野駅より普通列車で約30分 運賃は片道400円
他にしなの鉄道の屋代駅からも千曲市運行のバスがあります。※但し日曜日は運休。

マイカー利用:高速道利用の場合は姨捨スマートインター利用が便利です。(ETC搭載の軽自動車・普通車・二輪車専用 6時〜22時)

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掲載内容は執筆時点のものです。 2012/09/04 訪問

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