しまなみ海道で海の守護神・大山祇神社の美と自然の神秘に出会う

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しまなみ海道で海の守護神・大山祇神社の美と自然の神秘に出会う

しまなみ海道で海の守護神・大山祇神社の美と自然の神秘に出会う

更新日:2014/08/06 17:23

村井 マヤのプロフィール写真 村井 マヤ 中国・九州文化的街並探検家

しまなみ海道・大三島に行ったら、必ず訪れるのが大山祇神社ではないでしょうか?古代からこの神社には、武士達が武運を願い武具を奉納したため、現在国宝・重要文化財の指定を受けた甲冑の4割が納められ一般公開されています。御祭神は、大山積神(おおやまづみのかみ)、伊弉諾尊と伊弉冉尊の間の子供で、磐長姫命と木花開耶姫命の父神でもあります。奉納された品々や、参拝に来た著名人の写真に、きっとびっくりですよ!

国宝の島と呼ばれた大三島!大山祇神社で国宝を見よう!

国宝の島と呼ばれた大三島!大山祇神社で国宝を見よう!

写真:村井 マヤ

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大山祇神社(おおやまづみじんじゃ)は、瀬戸内海芸予海峡の中央に位置しており、しまなみ海道の代表的な島・大三島(おおみしま)に鎮座しています。大三島はその昔は「御島」とも呼ばれていました。神の島とされていたようです。別名「和多志大神(渡し大神)」とも呼ばれています。

神武天皇の東征に先駆け、ご祭神大山積神の子孫・小千命(おちのみこと)が伊予二名島(四国)に渡り瀬戸内海の治安維持につとめていた時に、芸予海峡の要衝である大三島を神地として勧請したのが始まりと言われています。

御社号は日本総鎮守・三島大明神・大三島宮と称し、伊予一の宮、官制時代には国幣大社にも列せられた四国唯一の大社です。

写真は、二の鳥居(境内入り口の大鳥居)と奥に見えるのが平成22年に約700年ぶりに再建され美しくなった総門です。

日本最古の原始林楠群に癒される空間〜

大山祇神社の鳥居のすぐ左側には、伊藤博文が謹題した大きな社号石が建っています。その社号標「大日本総鎮守大山祇神社」は、伊藤博文が明治42年3月22日参拝記念に書いたものなんだそうですよ!また、二の鳥居(写真上)の「日本総鎮守大山積大明神」は、日本三蹟の一人藤原佐理の直筆の額なんですよ!よーく見ましょうね!お宝ですよね♪

美しく再建された総門を通ると真正面に大きな楠が見えてきます。境内は、大きな木々が茂り、日陰は涼しく癒される空間になっています。境内中央にそびえるご神木でもある大楠は、小千命(乎知命とも)手植えの楠と伝えられており、樹齢2600年、神武天皇東征以前と言われているものです!!

境内を涼しくしてくれている楠群は、日本最古の原始林社叢として、昭和26年に国の天然記念物にも指定されています。

その他、大楠の左隣・十七神社に御鎮座の御神像は、平安時代の木造で重要文化財に指定されているそうですよ。

日本最古の原始林楠群に癒される空間〜

写真:村井 マヤ

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北回廊、南回廊に飾られた写真にびっくり!!

北回廊、南回廊に飾られた写真にびっくり!!

写真:村井 マヤ

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神門から拝殿を拝むと神門の両側には、南北の回廊があります。この回廊には、神社に参拝に来られた方々の写真が飾られていますので、よーく見て下さい。伊藤博文をはじめ、山本五十六などの写真が見受けられますよ。政治、軍事、財政界の第一人者の方々の写真も見つけることが出来るでしょう!最近の写真では、女優の浅野温子さんの写真などもありますから見つけてみて下さいね。もちろん皇室の方々も参拝に来られていますよ。

拝殿、本殿ともに国の重要文化財になっています。本殿は、元亨2(1322)年兵火で焼失し、室町時代の応永34年(1427年)に再建されました。檜皮葺、外部は丹塗り、三間社流造りで神社建築史上流造りとしては、代表作ともいわれています。

宝物館で、国宝の奉納された太刀や甲冑、銅鏡に魅入る!

宝物館で、国宝の奉納された太刀や甲冑、銅鏡に魅入る!

写真:村井 マヤ

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拝殿での参拝が済んだら、今度は宝物館へ行きましょう!神門を出て、左に行くと石橋がありますから、そこを渡って行かれたらすぐです。大三島の宝物館には、紫陽殿・国宝館・海事博物館の3館があります。紫陽殿に、多くの武具が納められています。特に刀や甲冑類はすごい数ですよ!

見どころは、源頼朝、義経奉納の甲冑類、美しい太刀も見事です。例えば国宝「牡丹唐草文兵庫鎖太刀拵」は護良親王が奉納したものですが、大変美しい太刀です。他にも国宝ではありませんが重要文化財に指定されている平重盛(小松内大臣)が奉納した螺鈿飾太刀は、美しいので必見です!

その他にも、山中鹿之助の大太刀、武蔵坊弁慶の薙刀など奉納されていますよ。甲冑類の保存状態も良いので、じっくり見て下さいね。

国宝館では、斉明天皇が白村江の戦い(661年)の際に奉納されたという白銅鏡「禽獣葡萄鏡」(きんじゅうぶどうきょう)を見ることが出来ます。女性が、参拝祈願に奉納したと思われる和鏡の数々は可愛くてデザインも豊富で美しい細工に釘付けです。

宝物館にある海事博物館には、昭和天皇の御採集船葉山丸や昭和天皇の多数の著書なのも展示されていますから、是非ご覧になってくださいね。

宝物館の詳細は下記MEMO参照のこと。

生樹(いきき)の御門をくぐり長寿祈願?!大山祇神社の奥の院へ

生樹(いきき)の御門をくぐり長寿祈願?!大山祇神社の奥の院へ

写真:村井 マヤ

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大山祇神社の奥の院は、明治時代に神仏分離がなされるまでは、大山祇神社に付属していた神宮寺奥の院のことです。今は、神宮寺はなくて奥の院のみひっそりと残っています。

「生樹の御門」とは、奥の院への参道の途中の樹齢約3000年と伝承される根周り32m、幹周15.5m、高さ10mの巨大な老楠のことです。愛媛県の天然記念物に指定されているこの楠の大木の、幹の根元に開いた自然の空洞を門とし、それをくぐって奥の院へ参拝していたことから「生樹の御門」と呼ばれるようになったそうです。

昭和期には斜面上側、主幹と副幹の間にもう1本細い幹があったそうですよ。真中の洞(幅2m、高さ3m)が奥の院への参拝通路となっていて、くぐると長寿のご利益があるといわれているのです。

奥の院までは、大山祇神社から歩いて5分から10分というところでしょうか・・。ゆっくりのどかな風景を見ながら歩いて行って、ぜひくぐって下さいね♪

大山祇神社の国宝や雄大な自然に魅せられて・・

大山祇神社に行くと分かるのですが、美しい社殿もさることながら、神社を守るような楠群に癒されます。

また、多くの人たちがこの神社に参拝した証である、写真や国宝級の品々には、現代の参拝者に悠久の時を経て感動さえ与えます。国宝には、本当に圧倒されっぱなしです。この神社がどれだけ人々に信奉されていたかを物語っていますよね。

美しいものが大好きな方は、是非訪れて欲しい場所です!建造物や国宝に、日本人の美意識を垣間見ることが出来ますよ・・。

掲載内容は執筆時点のものです。 2014/07/25 訪問

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