写真:まつり はるこ
地図を見る東京都港区虎ノ門にある「金刀比羅宮」。東京メトロ銀座線・虎ノ門駅からは徒歩2分ほど、虎ノ門ヒルズからも徒歩約5分という、話題のエリアのど真ん中にある神社です。
高層ビルの一部を社務所として使用しているなど、景観だけでなく機能の面でも高層ビルと一体化しています。
写真:まつり はるこ
地図を見るこの神社の創建は、江戸時代初期の万治年間。讃岐国丸亀の藩主・京極高和が、地元丸亀にある金刀比羅宮の本宮より御分霊を芝・三田の藩邸に勧進したのが起こりとされています。その20年ほど後に、時の丸亀藩主が現在の地に移しました。
当時は伊勢参りなどと共に、金刀比羅参りが大流行していた頃。丸亀藩では、毎月10日に藩邸を一般開放し、実際に丸亀の本宮まで行けない江戸の庶民たちは、この日にこぞって邸内の金刀比羅宮をお参りしたと伝わっています。
海上守護や大漁満足にご利益があるとされている他、殖産興業や五穀豊穣、招福除災といったご神徳があるといわれ、東国名社のひとつにも数えられています。
写真:まつり はるこ
地図を見る本殿の奥に進むと「結神社」があります。この結神社の隣には、大量の赤い紐が括りつけられているので、場所はすぐ分かるでしょう。いかにもパワースポット然とした佇まいです。
古くから縁結びにご利益があるといわれていた結神社。江戸時代には持参した折り紙などを社殿の周囲の木々や格子に結びつける人が後を絶たず、中には自分の髪を結ぶ人もいたのだとか。この風習を今に伝えるのがこの赤い紐です。
まずは、お守りと赤い紐が入っている「良縁祈願セット」を授与所でゲット。赤い紐を取り出し、良縁をお祈りしながら神社横の台に結びつけます。その後、結神社で二拝二拍手一拝の作法で、改めて良縁を祈願しましょう。
高層ビルの谷間にあるパワースポット「金刀比羅宮」。平日はサラリーマンが一服する憩いの場として賑わっていますが、週末は良縁祈願に訪れる女性たちが後を絶ちません。
虎ノ門駅から虎ノ門ヒルズに向かう途中にあるので、虎ノ門ヒルズに行く際はぜひ寄り道して、あなたも良縁を祈願してみましょう!
この記事を書いたナビゲーター
まつり はるこ
旅との出会いは大学時代。当時は、銀座のクラブホステスとして稼いだギャラを全て旅につぎ込む“豪遊系バックパッカー”として、主に東南アジア方面での長期滞在を繰り返す。その後、体育教師、出版社での月刊誌編集…
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