隠れ里・名張の魅力は「ひやわい」と呼ばれる細い路地にあります
閑静な町並みのそこここには「ひやわい」という迷宮への通路が口を開いて、来訪者をいざなっています。
名張の町のどの「ひやわい」に入ってもやがて広い通りに出ますので、迷うことはありません。
駅西口より西北へ通じる広い通りをしばらく歩き、名張小学校を左折したところには現存する数少ない上級武家屋敷の名張藤堂家があり、往時の栄華を偲ばせています。
藤堂高虎の養子になった高吉にはじまり、寛永13年以来名張に屋敷を構えました。宝永7年の名張の大火で焼失しましたが、再建され現在にいたっています。
開館 9:00〜17:00
休館 月曜・木曜(祝日の場合は翌日)12/29〜1/3
料金 200円
名張市丸の内54-3
電話 0595-63-0451
名張の町の中央部には、築170年の幕末の町家の座敷に当家伝来の品々を展示した、造り酒屋の「はなびし庵」(角田酒店)があります。
店内に入ると文字通り、私設の博物館。大名火消装束にはじまり、この地方で用いられてきた貴重な道具の数々がところ狭しと展示されていて圧倒されます。
はなびし庵
電話 0595-63-0032
開館 10:00〜18:00 木曜休館
はなびし庵の名物夫婦は、名張の歴史や文化を織り込んだ「歴史影絵劇」をオリジナルに制作し、書院造りの特設舞台で上演してくれます。
影絵劇は要予約(5人〜30名程度)で茶菓付き1人400円です。
それに加えて、ここの地酒・はなびしは、まぼろしの酒と言われるだけあってくせのないとてもおいしいお酒で、酒好きにはたまらない味わいです。名張経由で三重各地へ赴く際に立ち寄って道中の友にしましょう。きっと見るもの聴くもの、すべてが思いがけない輝きを放ってきます。
わが国探偵小説の創始者と言われた江戸川乱歩は、明治27年名張で生まれました。「怪人二十面相」「少年探偵団」「人間椅子」「黄金仮面」などで、熱狂的な人気を集めた乱歩の作品は、今も多くの読者に読み継がれています。
この作家の生誕地を示す記念碑が町の西の端近くにひっそりと建てられていました。
名張は、近代化の波に取り残された感のある街ですが、月が瀬や赤目四十八滝、青蓮寺・香落渓から曽爾高原への最寄りの駅。
また、ここからは、万葉の昔から大和より伊勢・東国へ通じる笠間街道にも接続しています。この街道は改めてご紹介しますが、大寺院跡や磨崖仏・石仏群が沿道を埋めています。
名張に来ても町は素通りして名勝地へと散っていくのが常ですが、今回は、そんな名張の町をじっくり歩いてみました。
まず、伊賀牛の老舗精肉店が町中に軒を並べています。名張の新名物「牛汁(ぎゅうじる)」はそれらの精肉店で賞味することができます。
また、市内に8店舗ある菓子舗がそれぞれ名張にちなんだ自慢の一品を集めた名張のお菓子箱を用意して観光協会が全国発送しています。
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(2025/2/11更新)
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