写真:磯本 歌見
地図を見るJR播州赤穂駅から、南へ歩くこと約5分で、息継ぎ広場に到着します。
そこにあるのが「義士あんどん」。陣太鼓の音とともにはじまる元禄絵巻。9:00〜20:00の毎正時に「松の廊下・早かご・かちどき」の3場面を再現するからくり時計です。ナレーションとともに人形が動き出し、赤穂義士の話をわかりやすく紹介します。まずはこれを見てからテンションを上げて、ゆかりの地めぐりに出かけましょう。
「あんどん」のすぐそばには「息継ぎ井戸」があり、早水藤左衛門・萱野三平の2人が「主君刃傷の一報」を伝えるため、早かごで江戸から駆けつけたときに、この井戸で一息ついて、城内の大石内蔵助邸へ入ったといわれています。
写真:磯本 歌見
地図を見る浅野家の菩提所、花岳寺。元禄事件以後は歴代藩主の菩提寺となりました。境内には義士のお墓があります。墓所では、右から位の高い人、左に行くほど位が低くなっています。またこちらのお墓には、遺骨ではなく遺髪が入っているんですよ。そのほか宝物館や、四十七士の彫刻を安置する義士木像堂などもあります。
本堂にお参りをしてお賽銭箱の脇を抜けてなかに入って上を見上げてみて。赤穂生まれの画家、長安義信が描いた天井絵「竹と虎」の迫力に圧倒されますよ。この絵もぜひ見ていただきたい一枚です。
毎年12月14日に盛大にとりおこなわれる「赤穂義士祭」。その前日、12月13日には、赤穂義士追慕の前夜祭がここでも行なわれます。ライトアップされた灯籠の火たどり、墓所まで。討ち入り前夜、義士たちは何を思っていたのか、熱き心に思いをはせてお参りします。
【花岳寺】
0791-42-2068
9:00〜16:00
年中無休
拝観料:大人400円、高校生・大学生半額、中学生以下無料
写真:磯本 歌見
地図を見る「殿のおな〜り」
お城の大手門から、菩提寺である花岳寺までの南北の道はかつて「御成道」と呼ばれ、お殿様が往来していた道。この道沿いには古い町屋が残り「赤穂市市街地景観重要建築物」に指定されています。昔ながらの格子窓や白壁には風情があります。
御成道を南へ進むと、お城の堀に出ます。そしていよいよお城の中へ。
写真:磯本 歌見
地図を見る赤穂城は、浅野長直が慶安元年(1648)から13年かけて築いたお城。近世城郭史上非常に珍しい変形輪郭式の平城の海城です。写真は復元した隅櫓で、赤穂市のシンボル的な存在になっています。
藩の家老で軍師・近藤正純が設計し、二之丸門虎口の縄張りは、当時の著名な軍学者、山鹿素行が手を加えたと伝えられ、本丸に向かう道のほとりには、山鹿素行の像も立っています。
かつては赤穂高等学校が建っていた本丸内。今は、刃傷事件後に大石内蔵助らが大評定に集まった御殿の間取りが復元され、天主台からは、本丸内だけでなく赤穂の景色が見渡せますよ。
本丸内のみ9:00〜16:30(そのほかは自由)
年中無休
写真:磯本 歌見
地図を見る浅野赤穂藩の家老、大石家3代の屋敷の長屋門。屋敷は308畳もの広大な邸宅でした。刃傷事件の際、早水藤左衛門・萱野三平の2人がたたいたといわれています。
天保年間の火災も免れ、城内に残された数少ない江戸時代の建造物としてレアなものです。記念写真のスポットとしてもオススメです。
義士のうち、21名が赤穂の城下町や城内に屋敷を構えていました。現在は民家や公園、空き地などになっていますが、それぞれの義士宅跡には、義士を紹介する説明板と石標がたっています。これらの場所を探して、当時の様子をしのぶのも楽しみ方の一つです。
そのほかにも、義士を祀る大石神社や、塩と義士の館「赤穂市歴史博物館」などもあって、見どころ満載です。ぜひ訪れてどっぷりと赤穂義士にひたっていただけたらと思います。
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(2024/10/15更新)
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