中欧最大級の城スピシュ城(スロヴァキア)で中世を思い馳せる

| スロバキア

| 旅の専門家がお届けする観光情報

中欧最大級の城スピシュ城(スロヴァキア)で中世を思い馳せる

中欧最大級の城スピシュ城(スロヴァキア)で中世を思い馳せる

更新日:2014/08/07 18:23

小谷 雅緒のプロフィール写真 小谷 雅緒 ツアーコーディネーター&ガイド

城に登ると、築城にこの地を選んだ理由が分かります。ここは山岳国スロヴァキアとしては、極めて見晴らしの良い場所です。遠くを臨むことができる小高い丘に建つスピシュ城は、今は廃墟ですが、その存在感は抜群です。

遠くからでもよくわかる城の姿は堂々として・・・

遠くからでもよくわかる城の姿は堂々として・・・

写真:小谷 雅緒

地図を見る

まずは簡単にスピシュ城[Spišský hrad](またはスピシュキー城〜スピシュの城の意〜)の歴史について。13世紀前半、ヨーロッパ世界をおびやかした蒙古(タタール人)襲来。特に、ハンガリーとポーランドは直接被害が大きい国です。当時のスロヴァキアはハンガリー領。蒙古襲来に備えて築城が始まります。

蒙古の大遠征は中欧まで

蒙古の大遠征は中欧まで

写真:小谷 雅緒

地図を見る

結果的にはハンガリーもポーランドもめちゃくちゃにされ、城は近代までに何度もの火災に見舞われ、所有者も次々に変わり、とうとう廃墟となりました。

世界遺産は城のみに非ず

世界遺産は城のみに非ず

写真:小谷 雅緒

地図を見る

しかし、蒙古襲来後は交通の要所として城下町、スピシュケー・ポドフラディ[Spišské Podhradie]と スピシュスカー・カピトゥラ[Spišská Kapitula]は栄えます。城とこのふたつの町は1993年に「スピシュスキー城及びその関連する文化財に残る文化財」として世界遺産に、さらに2009年には、近隣の町レヴォチャ[Levoča]まで認定地区が拡張されました。

ちょっとリアル・・・拷問の様子まで再現

ちょっとリアル・・・拷問の様子まで再現

写真:小谷 雅緒

地図を見る

城は近代に廃城化するまで、初期のロマネスク様式の塔や、ゴシック様式の礼拝堂、その後ルネサンス様式に改造された部分などを見ることができます。

また、中世の城内での様子を再現した展示エリアもあり、観光施設としてきれいに整備されています。城内はオーディオガイド付きで見学できます。

難しいことは別にして、城からの眺めが最高

難しいことは別にして、城からの眺めが最高

写真:小谷 雅緒

地図を見る

ここからなら、蒙古の騎馬隊がやってきたら、早めに発見できるのだろうと想像してみます。う〜ん、たぶん、見えたのでしょうね・・・。

城からはふたつの城下町が見えます。まずは手前側がスピシュケー・ポドフラディ。経済的な役割を担った町です。公共交通で城を目指すなら、レストランや宿泊施設もあるこの町が拠点となります。こじんまりとしていますが、明るい雰囲気のきれいな町です。

その向こうに2本の塔を持った教会と大きな建物が見えたら、それが スピシュスカー・カピトゥラの町です。建物の正体は聖マルティン教会と大司教宮殿。こちらは宗教的な役割を担った町です。

不便な場所なので、旅行計画はしっかり立てよう

城の入り口は1か所ですが、マイカーならば駐車場からすぐ、スピシュケー・ポドフラディの町からは、町はずれの駅の裏から山道を20〜30分くらい登ります。少々ハードですが、眺めは本当に素晴らしいルートです。

スロヴァキアでは急速に高速道路の区間が延長されています。スピシュ一帯も高速道路が開通しました。今ならスロヴァキア第2都市コシチェ[Košice]から1時間強でアクセスできます。公共交通では不便なエリアですが、レヴォチャと合わせて訪れたいですね。

入場料5ユーロ(オーディオガイド付き)
入口にお手洗い(無料)、売店やドリンクスタンドあり。

掲載内容は執筆時点のものです。 2014/06/22 訪問

- PR -

旅行プランをさがそう!

このスポットに行きたい!と思ったらLINEトラベルjpでまとめて検索!

条件を指定して検索

LINEトラベルjpで一緒に働きませんか?

- PR -

旅行ナビゲーター(在宅ライター)募集中!
この記事に関するお問い合わせ

- PR -