京都嵯峨野「大覚寺の送り火」で静かに夏に別れを告げよう

京都嵯峨野「大覚寺の送り火」で静かに夏に別れを告げよう

更新日:2014/08/06 14:41

大覚寺は、弘法大師空海を宗祖とする真言宗大覚寺派の本山。京都嵯峨野の北端に位置する、広大な敷地を持つお寺です。毎年8月20日の夜には、大沢の池に数多くの灯籠が浮かび、池にせり出すように作られた祭壇で読経が行われて、池の中央に組み上げられた祭壇に火が灯されます。

今回は、この京都の夏の夜を締めくくる厳かな嵯峨野大覚寺の「宵弘法」(嵯峨の送り火)をご紹介します。


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池にせり出すように作られた祭壇

池にせり出すように作られた祭壇
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京都嵯峨野大覚寺は、嵐山渡月橋からは約2Kmほどの距離なのでゆっくり歩いても30分程度ですが、訪れる観光客は普段からそう多くありません。回廊を巡りながらの名宝・文化財の鑑賞、大沢の池の散策など、四季折々の風景が美しく心が癒されるところです。平家物語に登場する祇王寺は大覚寺の塔頭です。

「宵弘法」が行われるこの日、日が暮れる前に大沢の池にせり出すように作られた祭壇の飾り付けが始まり、灯篭の準備も池に漕ぎ出した船から行われます。池にはハスの花もまだ咲いている時期です。

大沢の池の灯籠

大沢の池の灯籠
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夕方18時頃から、近くの北嵯峨高校の吹奏楽部によるコンサートと、お護摩焚きの行事が始まります。徐々にせまる日暮れとともに池の中の灯篭の火が輝き始めます。運が良いと(晴天だと)夕焼けが池面に反射して、色とりどりの灯篭を輝かせます。これだけでも充分に幻想的な光景です。

祭壇での法要読経

祭壇での法要読経
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大覚寺の僧侶の方々数名が祭壇の前に。そして、朱色の袈裟を着た僧侶の方が祭壇の前に座られて、大太鼓の連打と共に般若心経の読経が始まります。池の周囲からも見学者がお経を唱和する声が聞こえてきます。厳かな雰囲気に包まれる瞬間です。

燃え盛る送り火

燃え盛る送り火
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法要読経の最中に護摩符を積んだ舟が大沢の池に漕ぎ出して、池の中に組み上げられた祭壇の大きな松明への点火が始まります。炎はあっという間に燃え盛ります。燃え上がる炎が、夏の終わりを告げるように池の周りを明るく照らし出します。パチパチと組み上げられた松明の燃える音も聞こえるほど、近くで見ることができます。

万灯会献灯

万灯会献灯
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御影堂前の石舞台に整列して飾られた万灯会の火が、「送り火」の後も夏の名残を残すように光っています。この日は、通常は降りることのできない石砂利の敷き詰められた中庭に、やはり通常は開かれていない勅使門から無料で入れます。法要の営まれる五大堂にも上がることができ、回廊を通って寺の中を巡ることもできます。

大覚寺の四季は素晴らしいです

大覚寺では四季を通じて、梅、桜、新緑、送り火、観月、紅葉、菊(嵯峨菊)、雪景色などの花や木々の自然、行事を楽しむことができます。渡月橋近辺の喧騒からは想像できない静けさを味わうことの出来る場所です。嵯峨野に来られた際には是非一度足をのばして訪問してください。

掲載内容は執筆時点のものです。 2013/08/20 訪問

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