「イスタンブール歴史地区」として世界遺産にも登録されているスルタンアフメット周辺は、スルタンアフメット・ジャーミィ(別名:ブルーモスク)、アヤソフィア、トプカプ宮殿など、旧市街観光のハイライトが集中するエリア。
特にイスタンブールを象徴する建築物といえば、世界でも珍しい6本のミナレットを持つブルーモスクです。
ガイドブックにも必ず載っているベタな絵ですが、これぞイスタンブール!な風景ですね。
早朝、昼間、夕暮れ時、深夜と色んな時間帯に行って見て、ブルーモスクがいちばん幻想的で美しく映えるのが、空がほんのり茜色に染まり始める夕暮れ時です。
この写真の撮影場所は、スルタンアフメット広場という人々の憩いの場で、ブルーモスクとアヤソフィアの間に位置するため、両方を綺麗にカメラにおさめるのに最適な場所です。
旧市街を離れて、次は新市街へ。
新市街のランドマークとなっているのが、高さ67メートルのガラタ塔。
このガラタ塔、最上階はレストランになっていますが、地上53メートルのところにテラスがあり、エレベーターで上れるようになっています。
テラスをぐるっと一周すると、360度パノラマが楽しめます。
新市街さんぽの基点となるタクシム広場から、人通りの多いイスティクラール通りを抜けて、ガラタ塔までの道のりは歩きやすい下り坂。
ショップやカフェが多く、いつも若者で賑わっているイスティクラール通りをぶらぶらお散歩してみると、歴史を感じる旧市街とは全く違ったイスタンブールの新たな魅力が発見できるので、2キロ程度の道のりですが、歩いてみることをおすすめします。
夕景、夜景スポットとして人気のガラタ塔のテラスには、夕暮れ時になると大勢の人が集まってきます。
完全に日が落ちる前、モスクに灯りがつき始める頃からが、撮影のベストタイミング。
360度の景色の中でも、旧市街と新市街を結ぶ交通の要となっているガラタ橋の先に旧市街が見える、上の写真のアングルが人気で、テラスのこの場所だけは特に混み合っています。
他には、遠くにボスポラス大橋を望めるアングルも素敵です。
個人旅行やツアーのフリータイムなど、比較的のんびり過ごせる時間がある方におすすめなのが、アジアサイドへの船旅。
船旅といっても、ヨーロッパサイドのエミノニュ桟橋から、ボスポラス海峡を連絡船で渡ること15分。
夕景スポットとして秘かに人気のある、ユスキュダルという港町がとてもおすすめです。
ユスキュダルの船着場から、乙女の塔の方向に10分ほど歩いたところに、夕景を鑑賞できるとっておきの場所があります。
水辺に沿ってベンチが並び、その後ろには階段状になった足を伸ばせる絨毯のシートもあり、隣接のカフェでドリンクを注文すれば、何時間居座っても文句を言われません!
そこでは、一人のんびり読書する人、友人どうし語らう人々、家族連れなど、様々。
ローカルの日常をウォッチングしながら、日が暮れるのを待ちます。
ところで、ヨーロッパサイドからユスキュダルまでは、連絡船のほかにも2013年に開通した海底トンネル地下鉄「マルマライ」でも移動できます。
マルマライを利用した場合は、移動時間たったの4分!
行き帰りで、船と地下鉄の両方に乗ってみるのもおもしろいかもしれません。
先の海辺の夕景スポットから、ボスポラス海峡の先、ヨーロッパサイドを見た夕景です。
左手前に見える乙女の塔、その背後に遠く見える旧市街のモスクのミナレット。
夕景に浮かぶそのシルエットが、なんともエキゾチック、そしてロマンチック。
チャイを飲みながらこの風景を眺めていると、あぁ・・・今トルコにいるんだなぁ、と実感できる、おすすめの夕景スポットです。
日本の国土の約2倍もあるトルコは、観光スポットが点在しているため、都市間の移動も長くなりがち。そのため、特に複数の都市を周遊するツアーでは、それぞれの都市での滞在時間が短くなってしまうようです。
イスタンブールは観光スポットをサラッと見学するだけ、なんてことも多いと聞きますが、もしゆっくり時間がとれる方は、イスタンブールの素敵な夕景・夜景も是非楽しんでみてください。
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