写真:阿部 吾郎
地図を見るマリーナ・ベイ・サンズのちょうど裏側に「ガーデンズ・バイ・ザ・ベイ」の入口があります。ここから、徒歩もしくはミニトラムに乗って園内に入ります(ミニトラムは10時〜14時運行)。
まず目に飛び込んでくるのが最大50メートルに及ぶ巨大な人工ツリー、「スーパーツリー」が林立する、スーパーツリー・グローブです。木と木の間の高さ22メートルの位置に「OCBCスカイウェイ」という吊橋がかかっています。上からは園内やマリーナ・ベイ・サンズなどの絶景を楽しむことができます。
スーパーツリーには蔦などの植物が着生していますが、これらが成長すると、いずれはスーパーツリー全体を覆うようになっているそうです。
OCBCスカイウェイ
9時〜21時(土・日曜日は19時30分まで) 5シンガポールドル
写真:阿部 吾郎
地図を見るフラワー・ドームは、広さ12,000平方メートル(東京ドームの約1/4)の巨大な温室です。入口から中に入るとドーム内の一段高くなったデッキに出ます。まず、ここからの風景に圧倒されます。グランド部分に降りて咲き乱れる花々や珍しい木々を見ながら散策していると時間がたつのも忘れてしまいます。ドーム内は23℃〜25℃に保たれており快適です。
冷たい水が流れるパイプを設置して温度を下げているのですが、実は涼しいのは地上部分のみで、ドームの上の方の温度は高くなっています。これは、地上部分のみを冷やすと暖かい空気が上にあがることにより、ドーム内に空気の層を作り出し省エネを図っているのです。水もドームに降った雨を集めて利用するなど、環境にやさしい作りとなっています。
写真:阿部 吾郎
地図を見るさて、いよいよ一番の見どころクラウド・フォレストです。中に入るとすぐ正面に高さ35メートルの滝があらわれます。巨大なドームの中に山があるのです。その山の上から水が滔々と流れ落ちてきます。
ところで、写真の右上の方に三角の帆のようなものが写っています。これは、ドーム内が植物にとって温度が高すぎる状態にならないように、自動制御でこの帆が縮んだり伸びたりするそうです。いろいろなところに最新の技術が投入されています。
写真:阿部 吾郎
地図を見る滝を見た後は、エレベーターに乗って山のてっぺんまで昇ります。写真は山の頂上にある「ロスト・ワールド」です。マリーナ・ベイ・サンズの見え方からその高さがわかると思います。
なお、エレベーターを途中で降りると、先ほどの滝を裏から見られる場所がありますので、こちらもお見逃しなく。
頂上から、山のまわりにめぐらされたスロープを歩きながら降りていきます。クラウド・フォレスト最大の見どころです。
写真:阿部 吾郎
地図を見る山の上の方では、あちらこちらから霧が吹きだしており、まさにレイン・フォレストといった雰囲気です。スロープの足元は一部網目状になっており下が見えますので、結構スリルがあります。山からクネクネと突き出したスロープから山を眺めると、たくさんの花々が山の斜面に咲いているのが見られます。
途中の階では、珍しい鉱物などを展示したスペースもあります。
「フラワー・ドーム」「クラウド・フォレスト」への共通入場券
28シンガポールドル
ガーデンズ・バイ・ザ・ベイへの入場は無料です。OCBCスカイウェイとフラワー・ドーム、クラウド・フォレストへの入場のみが有料となっています。
シンガポールの暑さは厳しいので、野外での散策は午前中か夕方がおすすめです。日差しがきつい時間帯はドーム内で過ごしましょう。園内にはレストランもあります。屋内外を含め、かなり広いので1日かけてゆっくりと巡りたいところです。19時ごろからスーパーツリー・グローブがライトアップされ、19時45分と20時45分には音楽とともにライトアップの色が変わる「ガーデン・ラプソディー」というショーが行われます。
いろいろ行きたいところがあって忙しいシンガポール滞在だと思いますが、1日ぐらいここでのんびり過ごしてみてはいかがでしょうか。
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この記事を書いたナビゲーター
阿部 吾郎
「見た人がそこに行きたくなる写真」をテーマに写真を撮っています。私の写真を見て「わー、ここ行ってみたい!」と思っていただければ望外の幸せです。好きなものは、旅・歴史・古い町並み・猫・花・おいしい食べ物…
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