世界遺産宮島じっくり観光♪高速船で優雅にリゾートホテルへ

世界遺産宮島じっくり観光♪高速船で優雅にリゾートホテルへ

更新日:2014/08/11 10:49

村井 マヤのプロフィール写真 村井 マヤ 中国・九州文化的街並探検家
広島観光なら、世界遺産「安芸の宮島」は外せないですよね?宮島と言えば厳島神社ですが、厳島神社以外にも観光名所があるんですよ!ゆっくり一日観光するなら宮島か、近くに泊まりたいものです♪ そんな時ホテル前の桟橋から高速船で宮島に行き来できるグランドプリンスホテル広島は、大変魅力的なホテルです♪ ゆっくり宮島散策して、瀬戸内海国立公園の元宇品公園に隣接するリゾートホテルで一泊の旅はいかがでしょうか・・。

日本三奇襲戦の一つ「厳島合戦」が繰り広げられた宮島・・

日本三奇襲戦の一つ「厳島合戦」が繰り広げられた宮島・・

写真:村井 マヤ

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世界遺産宮島は、厳島神社という壮麗な海の社で有名ですね。宮島に行ったらもちろん必見の観光スポットですが、宮島はほかにも見どころ満載なんですよ!

実は、宮島って戦国時代の合戦の跡地でもあるのです。日本三大奇襲戦の一つに数えられる合戦は、現在の五重塔付近に陣を置く陶晴賢(すえはるたか)と毛利軍の戦いのことです。小早川隆景率いる毛利水軍が大鳥居の方から、元就・隆元・吉川元春親子は包ヶ浦から上陸し、紅葉谷や要害山側から一斉に奇襲しました。前日の暴風雨で油断していた陶軍は、厳島神社付近に集まっていたので、神社付近は大変な激戦地になりました。

実は、陶晴賢の重臣で智勇の将として知られた弘中隆包(ひろなかたかかね1521-1555)は、この狭い島での戦いに最後まで反対しましたが、聞き入れられず、1555(弘治元)年10月1日早朝に毛利軍の奇襲を受けると、塔の岡(五重塔の丘)付近で自ら盾となって総大将の陶晴賢を逃がしました。弘中父子は手勢500とともに吉川元春の軍勢と交戦しましたが、耐え切れず大聖院付近から民家に火を放ち駒ヶ林の竜ヶ馬場に籠りました。

その際、吉川元春は「弘中を逃がしても神殿を焼かないように」と命じたと言います。結局、弘中父子は3日間奮戦するも討死。陶晴賢も大江浦付近で自刃しました。

毛利隆元や吉川元春などとも親しく智勇・忠節の武将・弘中隆包の死を深く悼んだ毛利元就は、弘中の縁者を毛利家で登用・保護したといいます。

美しい厳島神社が戦いの舞台になったことには驚きですよね。

和洋と唐様のコントラストが見事な五重塔は美しい♪

和洋と唐様のコントラストが見事な五重塔は美しい♪

写真:村井 マヤ

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海から厳島神社を眺めると、神社の後方に美しくそびえる朱色の五重塔が目立っていますよね。高さ27mで15世紀に創建されたといわれ重要文化財にも指定されています。桧皮葺の屋根と朱塗りの柱などのコントラストが見事で美しい塔です。内部は見ることはできませんが、屋根の反りが大きいのが特徴で、近くまで行って下から眺めるとその美しさを実感できます。

厳島神社近くの穴場スポットで、厳島合戦の折に陶軍が陣を構えたと伝わる場所です。当時の地理を頭に描きながら歩くと、これまた面白い旅になるでしょう・・。

(写真は、清盛神社側から神殿越しに五重塔を撮影しています)

秀吉が建てた千畳閣は未完成だけど、広くてのんびり寝ころべます

秀吉が建てた千畳閣は未完成だけど、広くてのんびり寝ころべます

写真:村井 マヤ

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畳857枚分の広さがあることから、「千畳閣」と名付けられた大経堂は、豊臣秀吉が1587(天正15)年に戦没将士を慰霊するために安国寺英瓊(あんこくじえけい:毛利家の外交僧)に命じて建立したものです。費用一万石を投じ造営が始まりましたが、1598(慶長3)年の秀吉の死後、未完のまま今日にいたっています。

明治の神仏分離令で、仏像は大願寺に移されそれ以来秀吉公を祀っています。名前も豊国神社と改称され、厳島神社の末社となりました。昭和4年に国宝、昭和23年に重要文化財に指定され、有料で拝観も出来ます。

観光客の方々は、千畳閣の床に座ったり自由に動き回り、ついでに寝転んだり・・。眺めもよく、夏は涼しくなんとものんびりしちゃいますよ。

〜少しだけ寄り道して〜
観光の合間に・・「sarasvati(サラスバティ)」という宮島コーヒーの店があるので一息つきませんか・・。静かな裏道の卸問屋の倉庫をリノベートしたおしゃれな喫茶店です。旧宮島役場の隣で、龍髯の松(りゅうぜんのまつ)の近くです。宮島の穴場カフェです!
(詳細は下記MEMO「宮島で自家焙煎を供するカフェsarasvati」参照)

空海が弥山を開基して以来の歴史ある大聖院!眺めは最高♪

空海が弥山を開基して以来の歴史ある大聖院!眺めは最高♪

写真:村井 マヤ

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大聖院は、弥山の麓にある真言宗御室派の大本山です。正式名は、多喜山水精寺大聖院(たきざんすいしょうじだいしょういん)といい、806(大同元)年に唐より帰国して、弥山で求聞寺(ぐもんじ)の百日修行を修めた弘法大師空海が開創したと伝わっています。

江戸時代には、厳島神社の別当職の役割も果たし、また神仏分離までは12坊の末寺を率いて法会などの祭事を行っていました。

また16世紀後半には秀吉公が九州に行く際に立ち寄って、和歌の会を行った場所でもあります。初代総理大臣の伊藤博文も深く信仰して何度も訪れたといわれています。

写真は、仁王門です。この門を通って、階段を登って行きますと、御成門へと続きます。この階段には、三蔵法師が持ち帰ったとされる「大般若経筒(六百巻)」が設置されていて、触って参れば無量の福が得られるそうですよ♪御成門に到着すると、宮島随一の眺めにうっとりです。そのほかにも、摩尼堂や大師堂、観音堂など、ゆっくり見て下さいね。

宮島から高速船で26分!リゾート気分満載のホテルへ♡

宮島から高速船で26分!リゾート気分満載のホテルへ♡

写真:村井 マヤ

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ホテル前の桟橋に高速船が発着し、宮島まで26分の好立地!温泉やスパ、ジムなどもあるおしゃれなリゾートホテル、グランドプリンスホテル広島は、宮島観光に持ってこいの宿です。和・洋・中の料理も楽しめますし、1階のブッフェレストランのバイキングも人気なんですよ!季節ごとのお得なプランが用意されていますので、HPで確認してくださいね。宿泊プランによっては高速船の片道料金付のプランもあるのでお得です。宮島観光の際に利用されてはいかがでしょうか?

詳細は、下記MEMO「グランドプリンスホテル広島」を参照。

宮島観光は厳島神社だけじゃない!

今回は、厳島神社や弥山以外の観光スポットを巡る旅のご案内でした。ご紹介した観光スポットの情報・アクセス等の詳細は、下記MEMOでご確認下さい。
世界遺産・安芸の宮島は四季折々の風景を楽しめる素晴らしい観光名所です。厳島神社以外の史跡・名所巡りは時間を要しますので、丸一日は宮島観光に費やしたいものです。その際、宿の候補に今回ご紹介したグランドプリンスホテル広島もご検討下さいね。

掲載内容は執筆時点のものです。 2012/07/07 訪問

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