銀色に金色に、ススキが輝く曽爾高原の秋

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銀色に金色に、ススキが輝く曽爾高原の秋

銀色に金色に、ススキが輝く曽爾高原の秋

更新日:2012/12/19 19:28

SHIZUKOのプロフィール写真 SHIZUKO 舞台演出者

曽爾(そに)高原は、奈良県と三重県の県境に位置する倶留尊山(くろそやま)から、亀の背に似た亀山を結ぶ西の麓に広がる高原。秋になると、高原一面をススキが覆いつくし、見事な景色を見せてくれます。

秋の空と金・銀に輝くすすきの穂は見事なコントラスト

秋の空と金・銀に輝くすすきの穂は見事なコントラスト

写真:SHIZUKO

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紅葉とともに、秋を感じさせてくれるススキ。

金色に見える赤っぽい穂から、白い綿毛が出ると銀色に輝き、風になびく姿は少し寂しげに見えるのか、日本人の心に訴えるものがあります。

曽爾村のススキは、元々は地元の家の茅葺き屋根の材料として使われていました。しかしトタンや瓦の普及で、茅が使われなくなり、杉の植林が始まったそうです。

草原が林へと変化しそうになったところ、この見事な風景をなくすのはもったいないとの地元の意向で奈良県が保護し、現在は、美しいススキの草原として守られています。

お亀池の周りを巡る

お亀池の周りを巡る

写真:SHIZUKO

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曽爾高原の中央には、お亀池という湿原があります。石畳みの道が池の周りにぐるりと廻らされていますので、ゆっくり散策して20分コース。

ここは、絶好の夕陽ポイント。お亀池から西側を見れば、室生火山群の見事な岩肌を見せる屏風岩や兜岳が正面に見え、そこに秋の陽が沈んでいきます。三脚を立てて、夕暮れを狙っているカメラマンがたくさんいらっしゃいます。

また、9月下旬から11月下旬には、この池の周りの灯籠に灯がともされ、やさしい光に包まれる『曽爾高原山灯り』というイベントも行われます。

亀山峠に登って、高原を一望

亀山峠に登って、高原を一望

写真:SHIZUKO

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麓の草原から見上げると、かなり急斜面の亀山。柔らかなススキの穂に覆われた斜面をよく見てみると、登っている人の姿が見えます。ススキの背が高いので、パッと見には、人の姿は見えないんです。

さあ、頑張って急斜面にチャレンジしましょう。登った人だけが楽しめるご褒美の美しい風景に必ず出会えますから。

お亀池を右手に見ながら、整備された階段状のハイキング道を、ゆっくりマイペースで一歩一歩。20分くらいで峠に到着です。

眼下に曽爾高原を一望。

正面には室生火山群が広がっています。峠から見ると、お亀池は赤く見えます。心地いい風、秋の澄んだ空。見事な秋の景色。思いっきり深呼吸して、リフレッシュしてくださいね。峠は尾根部分なので、とても狭いんですが、ベンチがありますから一休み。水分補給をして、疲れた足を休めましょう。

多彩なハイキングコースが山ガールにお勧め

多彩なハイキングコースが山ガールにお勧め

写真:SHIZUKO

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曽爾村には、1500年前の活発な火山活動が生み出した鎧岳・兜岳・屏風岩の曽爾三山をはじめ、多彩なハイキングコースが設定されています。火山性の柱状節理が見事な風景を形成。柱のように真っ直ぐ伸びる六角形や五角形の岩が重なり合い、織り成す景色は、自然の造形美の不思議を感じさせてくれます。

足に自信がある方も、ない方も、それぞれのレベルに応じて楽しむことが出来ます。自分だけのお気に入りスポットが見つかるかもしれませんね。

お一人で、お友達と、ご家族と、いろんな楽しみ方のできる村。大阪からも2時間弱という距離は嬉しいです。

疲れを癒す『おかめ茶屋』と『お亀の湯』

疲れを癒す『おかめ茶屋』と『お亀の湯』

写真:SHIZUKO

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曽爾高原には、国立曽爾青少年自然の家があります。

自然に触れながら、多彩なプログラムを合宿形式で経験して、青少年の健全育成を目指す施設。とてもお手軽な料金で利用できるのが魅力的です。

遊歩道ですれ違う合宿中の子どもたちの元気な声。坂道ですれ違うたびに「こんにちはー」と、挨拶してくれました。

でも、この施設には一般利用の食堂や喫茶はなく、曽爾高原唯一のお休み処は『おかめ茶屋』です。お亀池に面して建っているので、おかめ茶屋なんですね。

コーヒー・しるこ・甘酒・葛湯などの温かい飲み物、わらび餅・よもぎ餅など地元お勧めスイーツや、おかめそば・おでん、秋はマツタケご飯など。ビールも置いているので、一杯やりながら、夕暮れを待つのもいいかもしれません。ただし、トイレがないのでお手洗いは駐車場へ。

そして、日帰り温泉『お亀の湯』は、曽爾三山を望む展望パノラマ露天風呂もあり、ハイキングの汗を流す秋の1日の〆にいかがでしょう。

掲載内容は執筆時点のものです。 2012/10/26 訪問

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