火曜日がフィエスタ!世界遺産のブラジル・サルヴァドール「ペロウリーニョ」

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火曜日がフィエスタ!世界遺産のブラジル・サルヴァドール「ペロウリーニョ」

火曜日がフィエスタ!世界遺産のブラジル・サルヴァドール「ペロウリーニョ」

更新日:2014/11/21 12:08

wanderlust tomokoのプロフィール写真 wanderlust tomoko シヴァナンダ ヨガのインストラクター

ブラジルの北東に位置するバイーア州の州都サルヴァドール。1763年までブラジルの首都でポルトガルの植民地時代にはアフリカから多くの奴隷が連れてこられその玄関口だった場所。
民族の融合によって独自の文化が生まれ、現在ではサルヴァドールは文化の首都と言われるまでに。その中でもペロウリーニョは当時の活動の中心地で世界遺産にも認定されている「サルヴァドール・デ・バイア歴史地区」の一部です。

色鮮やかな建物と多くの教会が。そんな街の雰囲気とは正反対の悲しい歴史

色鮮やかな建物と多くの教会が。そんな街の雰囲気とは正反対の悲しい歴史

写真:wanderlust tomoko

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ペロウリーニョ、口に出すとうっかり舌をかんでしまいそうな名前。ポルトガル語では奴隷を縛り付けて処刑するための道具という意味があり、かつてここでは奴隷の売買や処刑が行われていたのです。

サルヴァドールは1763年までブラジル最初の首都だった場所(その後リオ・デ・ジャネイロ、そして現在のブラジリアに移転)。そのため教会や博物館、要塞など重要な建築物がこの時代に建てられました。
ヨーロッパ以外では、この世界遺産である歴史地区に最も多くのバロック様式の建築物があり、その数は約800とも言われ、その1つペロウリーニョにある黄金の内装が美しいサンフランシスコ教会はバロック様式の傑作です。

ポルトガルの植民地時代には、農園での働き手としてアフリカから多くの奴隷が連れて来られました。ヨーロッパやアフリカから持ち込まれたものとネイティブの人々の歴史、文化、人種、宗教など全てが入り交じり新たに形を変えて、アフロブラジルと呼ばれる独自の文化に。
サンバやカポエイラはこうして生まれたもので、他にも教会、音楽、食べ物を通じて現在へと受け継がれています。
これらが生まれた中心となった場所がペロウリーニョで、それゆえ文化発祥の地と言われているのです。

毎週火曜日がフィエスタ!その理由とは・・・まずは教会のミサへ

動画:wanderlust tomoko

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奴隷として連れて来られたアフリカ人たちは、日々過酷な労働を強いられたのですが、そんな中でも毎週火曜日は彼らの休息日でした。教会のミサに通い、その後はつかの間のフィエスタ。
その伝統は今でも残っています。火曜日の夜には通称ブルーチャーチ(正式名称は"Igleja de N. sra. do rosário dos pretos"。青い色で入り口にはフィタと呼ばれるリボンがたくさん結んである教会)へ行ってみましょう。

歌声と楽器の音色が教会内に響き渡り、まるでどこかのコンサート会場に迷い込んでしまったかのよう。リズミカルな楽器の演奏と、どことなく喜びに溢れている歌声が印象的です。

パーカッションの音色が心に響き渡る アフリカの血を引く音楽隊オロドゥン

パーカッションの音色が心に響き渡る アフリカの血を引く音楽隊オロドゥン

写真:wanderlust tomoko

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週末や火曜日の夕方から夜にかけてペロウリーニョを歩いていると、どこからともなくパーカッションの音が。一番有名なのはオロドゥン。音楽に限らず彼らの活動は演劇や芸術と範囲が広くアフリカ文化を受け継ぐため様々な活動を行っている団体。

マイケル・ジャクソンのPV "They don’t care about us."で共演し、撮影もペロウリーニョで行われたことから更に有名に。
太鼓の力強い音はまるで何かを訴えているかのようで、遠いアフリカから連れてこられた彼らの祖先が苦労した時代の様子が想像でき、感慨深い気持ちになります。

2月のカーニバルの時期には同じくペロウリーニョで彼らの演奏繰り広げられたり、12月〜3月の夏の時期には彼らの演奏が広場で行われるのでこちらも要チェック(入場券が必要)。

毎週火曜日は「ジェロニモに行く?」が合い言葉。生演奏で楽しいひとときを

毎週火曜日は「ジェロニモに行く?」が合い言葉。生演奏で楽しいひとときを

写真:wanderlust tomoko

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8時を過ぎるとどんどんと人が集まってくる階段の上に立つ教会、"Igleja do SS. sacramento da R. do passo"へ。これがジェロニモとして知られるフィエスタ。
火曜日となると「ジェロニモに行く?」と観光客や地元の人たちの会話に出てきます。

ジェロニモとは人の名前なのですが教会の名前よりも先に、フィエスタの名前として今や知れ渡っているのです。
バンドの生演奏と歌声に合わせて踊ったりおしゃべりしたり。階段の下から上まで、そして階段の目の前の通りにもとにかく人で溢れ返っているのです!

11時ぐらいまで続くジェロニモ。その後は・・・例えば生演奏に合わせて1時頃までサンバを踊ることができる場所もあるので、元気な人は踊り続けてください!

ストリートフード、バイーア名物のアカラジェは必須!

ストリートフード、バイーア名物のアカラジェは必須!

写真:wanderlust tomoko

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お腹がすいたら、ペロウリーニョの広場や通りで売っているストリートフードを!バイーア料理はブラジルの他の地域に比べると豊富な種類でその中の1つがアカラジェ。他の州ではあまりみかけないので本場のアカラジェを是非試してみて。

アカラジェとは黒目豆をつぶしてデンデという油で揚げたもの。このアカラジェに欠かせないのが乾燥エビ、ヴァタパ(パン粉、トウモロコシの粉、アーモンド、ココナッツなどを混ぜてつくるペーストの)、カルル(オクラとエビなどをミキサーにかけてつくるソース)、ピリ辛のソースという4点セット。

油が苦手な人には、同じ黒目豆を使ってバナナの皮で包んで調理したアバラ。アバラを頼んでも4点セットがもれなくついてきます!
食べ方はアカラジェの真ん中を切って中に4点を挟むハンバーガータイプと、写真のようにお皿に盛りつける方法があります。

カラフルな街を眺めるには昼間に散策を。サンセットもお見逃しなく。

昼間の散策ももちろん欠かせません!そしてサンセットの時間になったら"Elevador Lacerda"というエレベーター乗り場(「サルヴァドール・デ・バイア歴史地区」の下へ降りるためのアクセスがエレベーター)近くの広場へ。海に沈むサンセットが遠くに輝いています。

この記事の関連MEMO

掲載内容は執筆時点のものです。 2014/05/21−2014/07/02 訪問

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