天草下島の入り口でもある本渡港から、海沿いにクルマで10分ほどの五和町(いつわまち)は、野生のイルカウォッチングで有名な観光スポット。
その五和町でも海沿いにある「天草海鮮蔵」には、映画『るろうに剣心』の熊本撮影が縁で主演の佐藤健が訪れたり、千原ジュニアが吉本芸人と九州神秘ツアーを紹介する番組で訪れたりと、TVでもよく紹介される話題のお店です。
新鮮な天草の海の幸のバーベキューやウニコロッケ、名物・海鮮てんこ盛り丼など鮮度抜群の海の恵みを楽しむことができる「天草海鮮蔵」。それに加え、天草イルカウォッチングセンターとしてマリンアクティビティーなどと組み合わせた様々なツアーを提供している、食と観光両方がいっぺんに堪能できる、嬉しい観光拠点として人気の店なのです!
「天草海鮮蔵」のイルカウオッチングの特徴の1つが、その船にあります。古くからイルカと共に漁をしてきた漁船のエンジンは、クルーザーとは全く違う、独特な仕様で優しい音色をしています。イルカが警戒心を抱かず、漁船の音を聞くと間近まで寄ってくるほどです。
出航して5分足らずで、イルカの群れに囲まれ並走できるのは感動もの!水しぶきを浴びるほどすぐ間近で見ることが可能です。
イルカの棲息地である五和沖合は、小アジやイカなど魚類の宝庫で、日本近海ではまれと言われている、定住性のバンドウイルカが根付いています。ですので、海域を知り尽くしたベテラン船長の操船で遭遇率も98%!
しかも、春から秋にかけての出産時期には、親子で泳ぐイルカの姿がよく見られるといわれています。映像は船の下をエンジン音に吸い寄せられてやってきたイルカの親子が船先から顔を出し、ジャンプして船を追い抜いていくところ!可愛い子供のイルカの小さなジャンプに観光客も大はしゃぎです。
イルカウォッチングの後は、天草海鮮蔵の名物「てんこ盛り海鮮丼」で新鮮なその日の海の幸をお腹いっぱいいただきましょう。天草で有名な海の幸は、ウニ、伊勢海老、タコ、鮑(アワビ)とたくさんありますが、9月末までしか食べられないのが紫赤ウニ。
ウニにも種類と旬があることをご存知ですか? 天草には、3〜5月に旬を迎える紫ウニ、 7〜9月に獲れる紫赤ウニ、10〜3月のガンガゼウニなどがあります。赤ウニは夏の天草を代表する味覚のひとつで、そのおいしさと濃厚な味わいに驚かされます!栄養価の高いカジメなどを餌にして育つウニは、どれも甘味があり栄養もたっぷりなのです。
天草海鮮蔵でしか食べられない、丼からこぼれ落ちそうなほど旬の海の幸満載の「てんこ盛り海鮮丼」を、ぜひ味わってみてください。
単品メニューもウニコロッケやタコ料理など豊富な海の幸が揃いますが、なかでもお薦めなのが天草の海で育ったプリップリの鮑です。例年9月頃から、五和町ではアワビ祭りが開かれるほどの海鮮・特産品です。写真は刺身でいただく採れたての鮑で、海の旨味が凝縮されたその美味しさと美しさには感動です!
食事とイルカウオッチングがセットになったプランなど、天草海鮮蔵には様々なプランが用意されています。豊かな天草の海を、おもいっきり堪能してみるのはいかがでしょうか。
イルカウオッチングは1日数回催され、少人数であれば大抵当日でも受け付けてくれますが、団体客も多いのでできるだけ前日までに予約するのをお薦めします。椅子に座って眺められる席などもあり、天草海鮮蔵の船では、海中のイルカの鳴き声も水中マイクで聞かせてくれます!一年中季節によって変わる海の幸も魅力的な、島自体が雲仙天草国定公園に指定されている天草で、素敵な旅を楽しまれますように。
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