蔵と回廊の美しい 大正浪漫の旅館「花屋」

蔵と回廊の美しい 大正浪漫の旅館「花屋」

更新日:2012/10/30 16:36

結月 ここあのプロフィール写真 結月 ここあ 旅行ブロガー
信州別所温泉の花屋は、6500坪の敷地の中に、大正時代から受継がれた当時の建物をそのまま使用している大正浪漫があふれる宿です。
温泉は嬉しい源泉かけ流し、江戸時代の遊郭の建物を移築した天井欄間の蒔絵が、美しい部屋もあります。

宮大工が建築した花屋

宮大工が建築した花屋

写真:結月 ここあ

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玄関に着くと、まるで城郭のような、美しい蔵がお出迎えしてくれます。

別所温泉には、古い寺院が数多くあるため、昔から宮大工がいました。
花屋も宮大工の手によって大正時代に建てられたもので、それを今の時代まで守り続けていることは、素晴らしいですね。

建物を繋ぐ美しい回廊

建物を繋ぐ美しい回廊

写真:結月 ここあ

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6500坪という広大な敷地の中に、幾つもの建物が点在しています。
その建物同士を回廊が結んでいて、お部屋からお風呂へ、お食事処へと移動の際は渡っていきます。
回廊からは、庭園が眺められ池の鯉や、季節の花々も美しく、私が訪問した時は、藤やミツバツツジが綺麗でした。

暗くなると回廊は、この程度の灯りしかなく、なかなかロマンチックです。

大正モダンな21番のお部屋

大正モダンな21番のお部屋

写真:結月 ここあ

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通されたお部屋は、ニ間続きの21番のお部屋。
大正モダンという言葉がぴったりでしょ。
その他のお部屋も雰囲気が違うので、どの部屋になるのかも楽しみですね。

調度品のそれぞれも、大正浪漫にこだわっていて、照明もすべて柔らかな白熱灯で目にも優しく、ランプシェイドは、レトロでオシャレです。

この21番のお部屋は、天井の蒔絵が見事なんです。
季節の草木や、花々を写し取った華やかな天井欄間の蒔絵。
江戸時代に作られた遊郭の建物を大正時代に移築し、今もそのまま残っています。
目黒雅叙園の百段階段のようです。

窓からは、回廊や庭園を上から眺めることが出来るロケーションなのも嬉しいですね。

アンティークが溢れるダイニング

アンティークが溢れるダイニング

写真:結月 ここあ

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2階には、食事やティータイムのできるダイニングがあります。
アンティークのランプシェイドと、欅の柱と梁が見事に調和しています。
それにしても、この梁や柱の凄いこと。
繋ぎ目のない一本の梁もあり目を見張りますね。

このオルガンも時代を感じて素敵です。

回廊を抜けた先の露天風呂

回廊を抜けた先の露天風呂

写真:結月 ここあ

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露天風呂は、木々の間の回廊を抜けた先にあります。
温泉は、嬉しい源泉かけ流しで、湯上り美人になれますよ。

露天風呂の他に、内風呂は大正浪漫が溢れるステンドグラスも美しい大理石のお風呂や、湯ざめしにくい伊豆石を使ったお風呂もあり充実しています。
効能は、神経痛や筋肉痛、関節痛や五十肩、冷え性、疲労回復。

さらっとした単純硫黄泉なので、美味しくはないですが飲むこともできて、糖尿病や便秘や通風によいとか。

別所温泉の花屋で大正浪漫気分を味わってみませんか?
お料理も申し分なく、おススメのお宿です。

北向観音や国宝・八角三重塔の安楽寺へは徒歩圏内なので、朝食後のお散歩がいいですよ。

この記事の関連MEMO

掲載内容は執筆時点のものです。 2010/05/09−2010/05/10 訪問

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