金沢百番街「あんと」土産5選!『まれ』製菓指導・辻口氏のスイーツも!

金沢百番街「あんと」土産5選!『まれ』製菓指導・辻口氏のスイーツも!

更新日:2015/03/30 16:27

Mayumi Tのプロフィール写真 Mayumi T 金沢出身の歴史探索家、B級グルメマニア、北陸の旅先案内人
2015年3月14日(土)北陸新幹線開業!
2014年7月にJR金沢駅構内「金沢百番街」の旧「おみやげ館」「あじわい館」がリニューアル、「あんと」がOPENしました。

「あんと」は、まるで金沢の街並みをギュッと凝縮、再現したかのよう。実際に街を散策するかのようにショッピングしたり、グルメが満喫できます。
また金沢のみならず、石川、北陸の銘店ばかり。きっと素敵な逸品に出逢えることでしょう。

「逸味 潮屋(うしおや)」の「鰤(ぶり)のたたき」

「逸味 潮屋(うしおや)」の「鰤(ぶり)のたたき」

写真:Mayumi T

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「逸味 潮屋」は、日本海の新鮮な魚を「手造り」によって加工、販売しているお店です。
調味料にこだわりがあり、能登の揚げ浜塩、金沢の大野醤油、加賀の純米酒など石川県の地元食材が使われています。

「鰤(ぶり)のたたき」は人気商品の一つ。ブロックの状態なので、ご家庭でお好みの大きさにスライスしてお好みのタレで食べられます。

表面の炙った香ばしい味が口いっぱいに広がり、かむほどに濃厚で甘く、旨味のある鰤の脂が「じゅわ〜っ」と出てきてとてもおいしい!
鰤の旨味が楽しめる逸品です。他に「サーモンのたたき」や昆布〆など、種類が豊富です。

「鰤のたたき」はお刺身の他、丼ぶり、カルパッチョなどの料理にアレンジできます。「潮屋」のHPにレシピが掲載されていますので、是非ご覧ください。

※「鰤のたたき」はパック詰めになっているので持ち運びしやすく、購入した際は保冷剤を付けてもらえて保冷シートにも包んでもらえます。これで大体3〜5時間程度持ち歩くことが出来ます。遠方からの方やご旅行を続けられる方にはクール宅急便での発送もできます。

「加賀麩不室屋」の「宝の麩」と「家伝かしわのじぶ煮」

「加賀麩不室屋」の「宝の麩」と「家伝かしわのじぶ煮」

写真:Mayumi T

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創業が慶応元年、「不室屋」の手軽にお吸い物や味噌汁の出来る「宝の麩」、温めるだけで味わえる「家伝かしわのじぶ煮」です。

「宝の麩」は、ふやきの最中に乾燥した野菜、麩が詰められているおすましや味噌汁。食べる際、おすましは添付の昆布だし、味噌汁は味噌をお椀に入れておき、ふやきの最中の中央を指先でそっと押して穴を開け、先ほどのお椀に最中を置きます。開けた穴に向けて熱湯を注ぐと、中から小さな麩や野菜が出てくるので、かき混ぜるともう出来上がり。

お湯を注いだ際、最中の中から次々と色々な具が出てくる様子が楽しい。
詰め合わせやバラ売りがあるので、気軽に購入できます。
2014年7月には「宝の麩 加賀野菜」の「金時草(きんじそう)」「加賀れんこん」が加わりました。野菜の甘さが感じられる逸品です。

※加賀野菜・・・昭和20年以前より栽培されており、現在においても主に金沢で栽培されている野菜の中から15品目が認定。

写真右、「宝の麩 潮(うしお)」は夏季限定の商品で「貝」の形が特徴。おすまし仕立てで梅肉が入っており、さっぱりとした味わい。

「家伝かしわのじぶ煮」は、「不室屋本店」(金沢市尾張町)に併設の「茶寮 不室屋」の人気の献立の料理。温めるだけで金沢の郷土料理、治部煮が味わえます。

※金沢百番街「くつろぎ館」には「不室屋カフェ」という和カフェもあります。

「芝寿し」の「三味笹寿司」

「芝寿し」の「三味笹寿司」

写真:Mayumi T

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昔から金沢の地で、婚礼を始めとしたお祝い、お祭りなど、人々が集まる場で親しまれてきた「芝寿し」の笹寿司。笹の葉を広げると独特のいい香りがただよい、中のお寿司にも程良くその香りがなじんでいます。またご飯一粒一粒の甘みと、魚の旨味がじっくり感じられるおいしさです。

写真は「三味笹寿司」。
鯖、鮭、鯛の三種類の魚が楽しめます。ご飯一粒一粒の固さがちょうど良く、魚との相性も抜群。幅広い年齢の人々に支持されています。

有機肥料栽培された米や、北陸で採れた良質の米を使用。
野菜は地元産、魚は天然もので、専用のお酢や天然の塩でしめられています。

金沢の古くからの伝統の味を楽しめる逸品です。

「ル ミュゼ ドゥ アッシュ」の「YUKIZURI」

「ル ミュゼ ドゥ アッシュ」の「YUKIZURI」

写真:Mayumi T

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石川県七尾市出身、世界的パティシエ辻口博啓氏のパティスリー「ル ミュゼ ドゥ アッシュ」が金沢店と和倉店に加え「金沢百番街あんと」にもOPEN!!

写真は「YUKIZURI」。
「YUKIZURI」は国の特別名勝、日本三名園の「兼六園」の雪吊りをもとに作られたお菓子です。

雪吊りというのは、冬の時期、雪が降り積もる前に、縄を樹木の頂上から放射線状に張り、木の枝が折れないようにすることをいいます。実際に兼六園の樹木の頂上から放射線状に張られた縄に、雪が降り積もった情景は圧巻です。

この雪吊りの縄をイメージし、加賀藩前田家の梅鉢紋から能登の梅、地元産の卵、塩、米粉などを使い、焼き上げてあります。雪に見立てたシュガーと、サクサクとした生地、ほのかに香る梅の味が絶妙で、あっさりとした味わい。

「YUKIZURI」の収益の一部は、子どもたちの「夢」を応援する活動、「辻口博啓 夢 プロジェクト」に活かされています。
今までに「子ども絵画コンクール」が実施。最優秀賞の副賞として親子にフランスのルーブル美術館への旅がプレゼントされています。
「YUKIZURI」には「子どもたちに本物に触れる機会をつくり、夢を与えたい」という辻口博啓氏の想いが込められています。

※写真奥「YUKIZURIブルーベリー」は、能登柳田産のブルーベリーを使用、甘酸っぱい香りが口いっぱいに広がります。8月末までの夏季限定品で、なくなり次第終了予定。9月からは「YUKIZURIルビーロマン」が販売予定です。
「YUKIZURI」は数種類のフレーバーがあり、通年販売されている商品もあります。(写真手前のシュガーの部分が白のもの)

「ル ミュゼ ドゥ アッシュ」の「金のバウム」

「ル ミュゼ ドゥ アッシュ」の「金のバウム」

写真:Mayumi T

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「金のバウム」は石川県産の食材を使用したバウムクーヘンで、金箔がほどこされています。

「金沢」という地名には、ある由来があります。
昔、農夫である藤五郎という人がいたのですが、この藤五郎がある日、芋を掘り起こしました。そしてその芋についている泥を水で洗い流してみたところ、洗い流した水の底のほうに砂金が沈んでいたのを発見したのです。この黄金に輝く砂金が沈む水「金の沢」があったことから、発見された辺りの地域を含めて「金沢」という地名になったのでは、といわれています。

このような「金沢」という地名の由来や伝統が、新たなスイーツづくりへと導くとパティシエ辻口博啓氏は考えて「金のバウム」が考案されました。

金沢では昔から金箔が慶事の料理に使われていますが、「金のバウム」には、金沢産の金箔(国内生産量約99%を占めています)が使用、また金沢産の蜂蜜、能登産の卵も使われています。
口に入れるととてもしっとりとした感じがありますが、口当たりはふんわり。またあっさりとした甘さではありますが、とてもコクのあるバウムクーヘン。周りにはフォンダン(糖衣)がほどこされていて味わい深い逸品です。(四〜五人でシェアしても、一人分は充分に満足できる大きさです。)

金沢百番街あんとの「ル ミュゼ ドゥ アッシュ」の店内は、輪島塗を思わせるような漆黒の壁に金箔が彩られていて、アート感覚な空間になっています。

新商品やおすすめ商品が勢ぞろい!

今回ご紹介した以外のお店も銘店ばかりで、逸品は盛りだくさん!

金沢百番街のあんと、Rintoの館内には各1台ずつ車いすの準備があり、フラットな通路が多いので、車いすの方でも安心です。休憩所、多目的トイレも完備されています。

金沢駅は、米の旅行雑誌「トラベル・レジャー」のWeb版で「世界で最も美しい駅」14駅の1つに、また有名旅行ガイド「ロンリープラネット」が発表の「ベスト・イン・トラベル2014」(世界で最も訪れたい旅行先)の地域部門で「北陸」が4位にランクインされています。
日本から選ばれたのは北陸のみで、文化や歴史、自然の美しさが評価されています。是非、訪れてみませんか。

掲載内容は執筆時点のものです。

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