熱いぜ!発祥地・山形で喰らう「冷たいラーメン」地元民おすすめ3選

熱いぜ!発祥地・山形で喰らう「冷たいラーメン」地元民おすすめ3選

更新日:2024/06/25 09:01

まつり はるこのプロフィール写真 まつり はるこ 編集者
東北の一都市でありながら、長らく日本の最高気温記録地として君臨していた山形。そんな暑過ぎる土地柄が生み出したのが、山形名物「冷たいラーメン」です。今やその知名度は全国区になりました。

「ラーメンに氷を入れて冷やして食べる」という、なんともアバンギャルドなご当地ラーメンを味わえるのは、山形でも夏場だけ。本場・山形で地元の人々が愛してやまない「冷たいラーメン」の名店3店を厳選してご紹介します!

ココが冷やしラーメン発祥の店!「栄屋本店」

ココが冷やしラーメン発祥の店!「栄屋本店」

写真:まつり はるこ

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発祥の店として絶大な人気を誇るのが「栄屋本店」。創業から20年後の、昭和27年に「冷しらーめん」を提供し始めたという老舗です。ラーメンに欠かせない油が、冷しても固まらないように改良に改良を重ね、現在の「冷たいラーメン」の礎を築いたのがこちらの初代ご主人。

ちなみに栄屋本店では、他店のように「冷たいラーメン」や「冷やしラーメン」とはいわずに、「冷しらーめん」と表記します。「らーめん」を平仮名にする辺り、元祖のこだわりを感じますね。

元祖の味を求めて、観光客やら近所のサラリーマンやらが行列をなす様子は、もはや山形の夏の風物詩といっても過言ではありません。

メニューも、シンプルな「冷しらーめん」(写真)から、具だくさんの「冷し栄らーめん」、クコの実が散りばめられた「冷し薬膳らーめん」まで各種あります。
コシを感じる太目の麺によく合うスープには、山形名物ラ・フランスの果汁が隠し味で入っているのだそう。

観光スポットも至近!お土産もあるよ!

観光スポットも至近!お土産もあるよ!

写真:まつり はるこ

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さすが元祖の店らしく、栄屋本店にはしっかりお土産用の「冷しらーめん」も用意されています。お手頃価格なのでお土産にぜひどうぞ!

また、栄屋本店は山形市内のメインストリートからすぐのところにあり、旧山形県庁「文翔館」や、蔵造りの建物が軒を連ねる「御殿堰」などの観光スポットも徒歩圏内。市内の観光ルートに組み込みやすいのでおすすめです。

夏場は込み合いますので、オープン直後を狙うが吉!

<栄屋本店の基本情報>
住所:山形県山形市本町2丁目3-21
電話番号:023-623-0766
営業時間:11:30〜19:30(10〜3月は18:30閉店)
定休日:水曜日(1、8月は不定休)

地元民が飲みの〆に訪れる「修ちゃんラーメン 下条店」

地元民が飲みの〆に訪れる「修ちゃんラーメン 下条店」

写真:まつり はるこ

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お次は山形城址「霞城公園」から徒歩10分ほどのところにある「修ちゃんラーメン 下条店」。

夜早めに営業終了してしまう山形のラーメン屋さんが多いなか、ここ修ちゃんラーメン 下条店は21:30まで営業しているので、観光→飲み→〆のラーメンという夢ようなスケジュールが叶えられるわけです。

地元民にとっても「仕事終わりとか飲み会の後とかで行けるから地元人気も高し!」とおすすめできるお店です。

メニューは定食から中華系まで幅広いのも特長。冷やしラーメンも、醤油ベースでキリっと濃いめのスープが効いていて美味しい!シンプルかつオーソドックスな冷やしラーメンを食べてみたい!という、山形名物冷たいラーメン初心者のアナタにピッタリです。

<修ちゃんラーメン 下条店の基本情報>
住所:山形県山形市下条町2丁目2-6
電話番号:023-645-0688
営業時間:11:00〜21:30
定休日:木曜日

名店の味噌冷やしラーメン!「鬼がらし本店」

名店の味噌冷やしラーメン!「鬼がらし本店」

写真:まつり はるこ

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山形県下やお隣・宮城県にも店舗を展開している「鬼がらし」。地元の人々に愛される味噌ラーメンの名店です。ノン辛〜超辛まで、辛さを5段階で選んで注文。鬼がらしビギナーの方は、2番目の小辛あたりからスタートするのをおすすめします。

山形の冷たいラーメンはほとんどがしょうゆベースのスープですが、鬼がらしで食べてほしい冷やしラーメンは味噌味の「ひやし味噌らーめん」。魚介の出汁がギュッと詰まった、コクのあるスープはクセになると評判です。中央にちょこんとのった肉みそを、スープに溶きながら召し上がれ!

もちろん、ベーシックな醤油味や塩味の冷やしラーメンもあるのでぜひお好みで。本店にはキッズメニューもあり、子連れ旅のファミリーも安心です。

<鬼がらし本店の基本情報>
住所:山形県山形市南原町3丁目9-38
電話番号:023-631-0202
営業時間:11:00〜14:00、17:00〜19:00(土日は20:00まで)
定休日:木曜日

※ご紹介したのは本店ですが、観光ルートに組み合わせるなら市内中心部にある七日町店が便利です。

ついに出た!山形市の“ラーメンの聖地”宣言

ついに出た!山形市の“ラーメンの聖地”宣言

写真:まつり はるこ

ラーメン大好き山形県のなかでも、山形市は特にラーメン文化が生活に根付いている場所。2022年には山形市長が“ラーメンの聖地・山形”を声高らかに宣言し、新潟市に明け渡していたラーメン消費額日本一の座も2年ぶりに奪還しました。

またこの宣言のもと「#推しメンやまがた」という山形市内のラーメン店を盛り上げるポータルサイトも登場しています。参加店の店頭には山形のラーメン、略して「山ラー」の赤いのぼりが!これを目印にお気に入りのお店を探してみるのもいいですね。(今回ご紹介した3店もこのプロジェクトの参加店です)

冷たいラーメン(冷やしラーメン)は本場・山形で!

山形県は人口10万人当たりの「ラーメン店数日本一」に輝く密かな麺処。また、山形市はラーメン消費額日本一に輝くラーメンの聖地です。

そんな山形の人々の「冷たいラーメン」を愛する心は、スープの冷たさに反比例してかなり熱いのです。ぜひ本場・山形で「冷たいラーメン」を味わってみてけろ!

※冷たいラーメンの提供期間は7〜9月ですが、店舗によって異なります。事前のご確認をすすめします。
(早いお店だと6月上旬から提供を開始しています)

2024年6月現在の情報です。最新の情報は公式サイトなどでご確認ください。

掲載内容は執筆時点のものです。

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