まずは、京都市内の出町柳駅から叡山電車に乗って貴船口まで向かいましょう。叡山電車は乗るだけでも楽しいワイドビューの観光列車です。
京の奥座敷とも呼ばれる貴船の川床は”かわどこ”と呼ばれます。対して、納涼床と聞いたとき多くの方が真っ先に思い浮かべるであろう鴨川の床は、「高床(たかゆか)」という昔の呼び方から「床(ゆか)」や「納涼床(ゆか)」と呼ばれるようになったそうです。鴨川の納涼床と違い、水面ぎりぎりに座敷が作られているため、涼しさが段違いです。
川床開きはどこのお店も、例年5月1日ごろとなっており、9月の終わりまで楽しむことができます。
今回オススメするのは『料理旅館 ひろ文』のランチ。2名以上で叡山電鉄の駅、貴船口まで送迎に来てくださいます。歩くとなかなかの距離がありますので、非常にありがたいサービスです。川沿いには有名な『貴船べにや』をはじめ他にもたくさんの料亭旅館が並んでいます。
道沿いから階段でお座敷へ降りていきます。川床では川の水に手が届くほどの近さで、体感的に、そして目から、耳からと、夏の屋外とは思えないほどひんやりとした涼を味わうことができます。オプションで流しそうめんなども頂くことができ、こちらも盛り上がるのでオススメです。
コース料理の価格は時期によって変動する店舗も多く、ここ『ひろ文』でも夏真っ盛りの時期よりは、5月、6月の方がリーズナブルな価格で楽しむことができるようです。
まずは絵馬発祥の社、貴船神社へ向かいましょう。境内へと続く鳥居が印象的な由緒ある社です。
ここで人気なのが水占みくじ(200円)、ご神水に浸すと占いが浮かび上がってきます。貴船神社は古くから「恋を祈る社」として名高く、縁結びの神様を祀った「結社(ゆいのやしろ)」があります。女性の参拝客が多く、京都でも有数のパワースポットとなっています。
こちらは川床の料亭からもすぐ近くにありますので、気軽に訪れることができます。境内にはなんと、フリーWi-Fiが完備されており、なんとそのスポット名は「Power Spot」!! 洒落が効いていますね♪
貴船神社から南に少し下ると鞍馬寺の西門につきます。そこで入山料200円を払い、木の根道といわれる地表に露出した木の根がうねるハイキングコースへ。道は歩きやすく作られており、距離もちょうどよく良い運動になります。大体二時間程度で踏破できる道のりですが、場所によっては足元が悪いところもありますので、履きなれた靴を履いていく事をオススメします。
道中には鞍馬寺や由岐神社など見どころの多い寺社や博物館があります。
鞍馬寺は源義経(牛若丸)が少年期を過ごした寺としても知られており、義経の霊を祀っている「義経堂」や「義経息つぎの水」、背比べをした「背比べ石」、天狗を師匠に跳躍の修業をしたという「木の根道」などなどゆかりの地が多く残っています。
九十九折の坂は枕草子で清少納言が「近うて遠きもの」のひとつとして取り上げましたし、そのすぐ近くの由岐神社は毎年10月22日に行われる鞍馬の火祭の舞台となります。これは京都三大奇祭にも選ばれており、危険と隣り合わせのダイナミックな祭です。
一日を有効に使うには、貴船口到着後、『ひろ文』さんの送迎バスで川床へ向かい、お食事をしてから貴船神社、鞍馬山のハイキングを行うのがオススメです。
鞍馬駅に到着し、時間に余裕のある場合は鞍馬温泉で疲れをいやすのも◎!
貴船・鞍馬は日本の良さを感じながら美味しいお料理と、豊かな自然を満喫するのに最適です、一度訪れてみてはいかがでしょうか。
この記事の関連MEMO
トラベルjpで250社の旅行をまとめて比較!
このスポットに行きたい!と思ったらトラベルjpでまとめて検索!
条件を指定して検索