メルセデス・ベンツ・ミュージアムへはシュトゥットガルト中央駅から電車(Sバーン)でおよそ8分の最寄り駅「Neckerpark駅(ネッカーパーク駅)」から歩いて10分程度でアクセスできます。駅名の看板には「Mercedes-Benz(メルセデスベンツ)」と併記されており、旅行者にとってもわかりやすくなっています。
こちらの駅からはダイムラー・スタジアムへのアクセスでも最寄り駅となっており、スタジアムでサッカーの試合が行われる日は写真の通りサッカーファンが乗り降りをし、賑わいを見せます。
ちなみにダイムラーというのはメルセデスと名前を変える前のベンツ社の名前です。
また、日本では「ベンツ」と呼ぶのが一般的ですが、ドイツを始めヨーロッパの方々にとっては「メルセデス」と呼ぶのが一般的です。当然通じるものと考え、「ベンツ」のみの名称を使うと一瞬何を言っているかわからないような表情をされてしまうことがあるので、現地の方に何かを訪ねる際などは「メルセデス」と呼ぶようにしましょう。
博物館に到着すると、最初にエレベーターで最上階に移動します。そこから螺旋状に徐々に降りていって展示物を鑑賞できる仕組みになっています。
最上階は最初に発明された当時の乗り物が展示されており、下の階へ移動していくに従って時代と展示される自動車は新しくなっていきます。
ブランドが誕生し、ディーゼル車が作られ、フォルムが多様化していき、安全性と環境への配慮が追求され始め、やがて世界へと影響を与えていくという変遷していった歴史を、実物を確認しながら鑑賞していくことができるのです。
メルセデス・ベンツの歴史を紹介していくフロアに加え、螺旋状に移動していくその途中途中にはテーマごとのギャラリーも用意されています。
著名人に関連したギャラリーでは、日本人なら是非見ておきたい昭和天皇の御料車も展示されています。コレクション・エリアではメルセデス・ベンツがいかに多様な自動車生産に携わっていたのかを実感することができます。日本では到底見かけることのできなかった意外なベンツ車を見る事ができ、「こんな種類でこんなデザインのものまで造っていたなんて!」と驚くこと間違いなしです。
博物館では入館料を支払うと同時にオーディオガイドが配られます。
ガイドは日本語にも対応しているので英語やドイツ語に自信が無くても安心です。オーディオガイドを首からかけるストラップは返却の必要がなく、記念に持ち帰ることができます。「Mercedes-Benz Museum」というロゴが入っているのでベンツファンにとっては嬉しいお土産となるでしょう。
【Mercedes-Benz Museum(メルセデス・ベンツ・ミュージアム)】
休館日:月曜日
開館時間:午前9時〜午後6時
入館料:
大人/8ユーロ
学生(15歳以上)/4ユーロ
小人(15歳未満)/無料
写真は博物館横のメルセデス・ベンツの販売店です。頂上に立つ大きなロゴが非常に印象的です。
シュトゥットガルト周辺にはシラーの生家やルートヴィヒスブルク城などおすすめの見どころがたくさんあります。そんな歴史的建造物以外にも、ドイツの先進的な産業やドイツ車、メルセデス・ベンツそのものが好きでドイツ旅行を計画される方にとってはまさに必見の博物館ということで今回ご紹介させていただきました。シュトゥットガルトへ訪れる際の候補地として選んで後悔なしのスポットです。
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