「水の都」三島で富士の雪解け水を堪能!オススメ散策コース

「水の都」三島で富士の雪解け水を堪能!オススメ散策コース

更新日:2014/08/14 13:09

東京からも新幹線に約1時間乗るだけで到着する自然と水の豊かな三島。今回は、富士の雪解け水を原水とする名水と、三島の歴史や風土を堪能できるオススメの散策コースをご紹介します。

三島駅から白滝公園

三島駅から白滝公園
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三島駅は、東海道新幹線「こだま」「ひかり」が止まるのでアクセスも便利。
まず三島駅南口から散策スタート!三島駅南口を出るとバスのロータリーがあります。正面から向かって南に伸びる大通りの右側を、大通りに沿って歩いて行きましょう。途中、右手に見えてくるのが「市民文化会館」と「楽寿園裏門」。更に交差点まで歩いて行きます。交差点からは前の方に緑が生い茂る公園が見えてきます。そこが豊かで美味しい水を楽しめる「白滝公園」です。

からくり人形「めぐみの子」が汲む三島の水!

からくり人形「めぐみの子」が汲む三島の水!
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白滝公園へ到着すると入り口にからくり人形が見えてきます。「めぐみの子」というからくり人形は、近づくと反応し水を汲んでくれます。ここで飲むことができるのは、富士の雪解け水が原水の三島の水。こちらの公園では、夏には、溶岩に覆われた川の中から湧き出している湧き水を見ることができます。またこちらでは水がある時には、川に入って水遊びもできますよ!まさに「水の都」というのにふさわしい公園です。

三島大社と神鹿園

三島大社と神鹿園
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川沿いを歩いて、きれいな水と文学碑を見ながらゆっくり先へ歩いて行きましょう。まっすぐあるいて行くと交差点に突き当たります。交差点を斜め前に渡ると見えてくるのが「三島大社」の裏門。三島大社の正面はもう少し前に進んで左折するとあります。

三島大社は伊豆国一の宮として、又源氏再興を祈願して源頼朝が旗揚げをしたことで有名な神社。社殿は権現造で、本殿は重要文化財に指定されています。
また、ここ三島大社の「神鹿園」にいる鹿さんはお辞儀をすることで有名なんです。エサをあげる前に「お辞儀は?」と声をかけるとお辞儀をします!神様のお遣いですが、子供たちのアイドル的存在。エサは近くの売店で売っています。

宿場町を歩く

宿場町を歩く
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この三島大社の前の大通りは昔、東海道の宿場町として栄えた所で、東は箱根峠、西は沼津、南は下田街道につながっています。三島大社の広い境内を散策し、ヨモギとこしあんで作られた三島大社名物「福太郎」を食べて一休みしたら、この大通りにある商店にも立ち寄ってみましょう。懐かさあふれるものがいっぱいです。
三島大社から見て、大通りを西へ進むと大きな交差点に出ます。ここが本町駅前通り。ここを北上して駅の方へ向かいます。商店街で地元の野菜を売っているお店へ立ち寄るのもおすすめです。値段も安く、そのまま食べられる葉付きにんじんや伊豆甘夏、静岡マスクメロンなどの名産物も手に入りますよ!

楽寿園

楽寿園
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更に北上すると最初に通った「楽寿園」の裏門に出ます。ここから楽寿園に入りましょう。楽寿園は、富士山の雪解け水が湧き出す小浜池をはじめ自然いっぱいの公園で、国の天然記念物および名勝に指定されています。

ここで是非見ておきたいのが園内にある「楽寿館」。明治23年小松宮彰人親王の別邸として建てられた「楽寿館」は、県市指定の文化財です。普段は公開されていないのですが、一日に指定されている(9時半から6回の)時間の前に楽寿館へ行くと、館内をガイドさんに30分間案内してもらえます。

中に入るとよく分かるのですが、こちらは溶岩の地形を利用して建てられ、庭と一体化した明治期の美しい建物。館内には人間国宝や明治時代を代表する日本画家たちによる210もの襖絵、天井画などがあり、「ここは美術館?」と思ってしまうほど。

「楽寿館」を見たら、正門入り口に向かって森林浴をしながら歩いていけば、「どうぶつ広場」、「のりもの広場」が左手に見ててきます。そして、正面入り口から出ると右手目の前は三島駅です。

おわりに

徒歩でも半日で歩ける距離ですが、三島駅南口駅前(駅を出て右)観光案内所で、レンタサイクルを借りることもできます。自転車で街中をサイクリングしたい方は自転車もいいですが、小道などを歩いてゆっくりまわると小さな川で水と触れ合うことができるなど、違った発見があります。都会からも近い「水の都」三島を訪れてゆったりしてみませんか。

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掲載内容は執筆時点のものです。 2014/07/12 訪問

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