写真:古都の U助
地図を見る京都と滋賀にまたがる比叡山は滋賀県では唯一の世界文化遺産です。
東山三十六峰の第一峰としても知られ、最高部の標高が848mあるため夏でも比較的過ごしやすく、山上の比叡山延暦寺の国宝のお堂、根本中堂には本尊厨子前の釣り灯篭に伝教大師最澄の頃から続く不滅の法灯が灯ります。紆余曲折ありながら1200年間油を切らさず、油断大敵の語源になったといわれます。なぎさ公園から比叡山は西に位置するため、琵琶湖と比叡山を同時に眺める夕焼けの頃は素晴らしい光景です。また、右奥の山は蓬莱山、武奈ヶ岳と続き、冬場は比叡山よりさらに雪で真っ白になる美しい山並みです。
写真:古都の U助
地図を見るこちらはかつての航路の目印とされた石場の常夜灯です。
1845年に建立され、高さは8.4メートルもある大きな物です。
大津から対岸の草津までは航路で行くと約6キロの距離ですが、瀬田の唐橋経由の陸路でいくと約12キロの道のりです。距離が短いとはいえ航路で行くと、比叡おろしの突風など危険が多く、結局は安全で確実な陸路の方が早いのだと、室町時代後期の連歌師の宗長によって「もののふの八橋の舟は近けれど急がば回れ瀬田の長橋」と詠われています。八橋は「やばせ」という地名で、かつての船着場でした。常夜灯は何度か場所が移転され、現在は県立芸術劇場、通称琵琶湖ホールの階段の西側に姿を見せています。
写真:古都の U助
地図を見るこちらはなぎさ公園の一角にあるなぎさのテラスです。
晴れた日には贅沢な眺めを楽しめるテラス席が人気の一軒屋カフェが4軒も並び、どこで休憩するか悩んでしまうのも楽しいです。
写真右側のお店はコロニー、左側はアンチョビ、さらに左側にもショコラ、ウォームズというカフェがひかえます。
写真:古都の U助
地図を見るこちらは残念ながら諸事情のため閉館中(2014年8月現在)の琵琶湖文化館です。
外観のみの見学になりますが、見る角度によってはまるで浮城のようにも見え、さらによーく見ていただくと、屋根飾りがトンボです!
これは琵琶湖文化館が昭和36年開館する際、地元滋賀県出身の農機具などで有名なヤンマー創業者山岡孫吉が、多額の寄付をよせた事を称えての物といわれます。トンボは秋の豊作の象徴であり、創業者の姓に音が近いこともあって、オニヤンマから会社名を名づけたといわれます。
写真:古都の U助
地図を見るこちらは大津湖岸なぎさ公園の西側に隣接する、琵琶湖汽船ミシガンクルーズの乗り場からの光景です。美しくライトアップされた琵琶湖花噴水は、幅が約440メートルもあり、高さは最大40メートルに達します。
天智天皇も愛した琵琶湖のほとり、近年はマンションなども建ち、夜景に彩を添えています。
大津湖岸なぎさ公園は、JR大津駅から徒歩10分ほど、京阪石場駅または島の関駅から徒歩約5分、車では名神高速大津インターより10分弱のアクセスです。四季折々、時間帯によっても表情がガラリと変わりますので、ぜひ一度はご覧いただきたいと思います。
公園では年間通し、B級グルメのイベントやフリーマーケットなど、様々な楽しい催しも開催されます。
また、一口になぎさ公園といっても今回紹介した公園の他にも琵琶湖大橋のすぐ近く、滋賀県守山市の第一なぎさ公園、第二なぎさ公園もあり、比叡山の眺望を楽しんだり、ひまわり、菜の花などの名所となっています。
この記事を書いたナビゲーター
古都の U助
旅とお出かけ、グルメとにゃんこが大好物です!目下の悩みは愛猫の出かけないでアピールと、食べ歩きでいつも嫁が勝手に好きなものを注文してしまうこと。。京都を中心に、様々な情報を発信できたら良いなと思ってお…
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