クタはデンパサール国際空港からも程近い、バリ観光の玄関口でもあり、誰もが1度は訪れる場所。そのクタ・ビーチから、ムラスティ通りを5分ほど歩いた所にあるパサール・スニを目指します。
カラフルなワンピースやTシャツが並ぶお土産屋さんの奥にあるので、表通りからはお店は見えません。店員の「安いよ!」勧誘を物ともせず、奥に進みましょう。
*ワルン=ローカル・レストラン
パサール・スニの洋服の波を10メートルほどすり抜け突き当り右奥に、今回ご紹介するワルン「MELASTY Babi Guling」があります。
料理のショーケースにテーブルと店内は簡素な作りで、ブタの丸焼きの看板が一際目に付きます。ローカルや観光客でいつも賑わっているので、ランチの時間は避けた方がよいかもしれません。
*水やジュース、ビールなどの飲み物もあります
*持ち帰りも可能です
ショーケースには、パリパリでコラーゲンたっぷりの皮部分は勿論のこと、お肉やモツなど余すところなく調理された料理が並んでいて、目移りしてしまいます。
が、ここはやはり全部乗せに挑戦しましょう。ショーケースの中を指指しつつ「ナシチャンプル、All(オール)」と言えば伝わるはずです。
*ナシチャンプル=ご飯を盛った皿に選択したおかずを乗せる形式
全体的に少し辛めな味付けですが、他のお店と比べるとマイルドなのがこちらの特徴。なので「バビ・グリン」初挑戦の人や辛いのが苦手な人にもお勧めです。
辛いのがお好みであれば、グリーン・チリを沢山入れてもらいましょう。観光客には控えめに盛られますが、お願いすれば大盛にしてもらえます。
「バビ・グリン」を食べると驚かされるのが、味のバリエーションが豊かなこと。
丸焼きと聞くと、皮の周りにだけ味が付いてる?と考えてしまいますが、「バビ・グリン」は、さらに各部位を別々に調理してあるので、丸焼とは思えないかもしれません。
中には日本のしぐれ煮や角煮を思い出すかのような、どこか懐かしくも感じる味わいも。皮の部位を食べれば、表面は北京ダックのようにパリパリ、しかし鳥よりも肉厚なコラーゲン部分は程よく油が落ち、プルプルな食感が味わえる、まさに丸焼き料理の真骨頂を堪能できます。
セットで付いてくる香辛料いっぱいのスパイシーなスープもお勧め。コンソメカレー味の中で泳ぐお肉は、柔らかく骨がポロっと取れてしまうほど。これだけでも立派な1品料理です。
*写真のセットで、お値段は20,000インドネシア・ルピア(日本円で180円・2014年8月時点)です。
欧米系レストランが立ち並び、ローカル・フード店は探さないと見つけられないバリのレストラン事情。
折角バリ島に来たのに、ローカル・フードを食べずに帰国・・・なんてことの無いように、しっかりスケジュールに組み込んでしまいましょう。バリ島で「バビ・グリン」を食べずに帰れません!
「MELASTY Babi Guling」
住所:JL.Melasti 47B
電話:0361-7430042
営業時間:9時〜無くなり次第終了(遅くとも14時までには行きましょう)
営業日:基本無休
日本語:不可ですが、片言の英語と手振りで大丈夫です。
トラベルjpで250社の旅行をまとめて比較!
このスポットに行きたい!と思ったらトラベルjpでまとめて検索!
条件を指定して検索