写真:東郷 カオル
地図を見るBento&Coはフランス人のBERTRAND THOMAS (ベルトラン トマ)氏が日本の弁当箱文化に興味を持ち、ネット販売をはじめたのがきっかけ。フランス人が京都で弁当箱専門のお店をオープンさせるなんて、ちょっと驚きですが、灯台もと暗しとは正にこのこと。
ここが本当にお弁当箱のお店?と思うほど外国人観光客を中心に大賑わいです。私たち日本人にとっては生活の一部であるお弁当が、海外から見ると「Cool!」に見えるようです。
写真:東郷 カオル
地図を見るこちらは不動の人気を誇る「こけし弁当箱」。忍者バージョン、舞妓バージョンなど、海外からの観光客が喜びそうなデザインが目を惹きます。二段式のお弁当箱で、頭の部分はお椀に。インスタントのスープを持参すれば、これで一汁三菜のできあがり!加賀の職人さんのシルクスクリーン技法が使われていて、かわいらしい見かけに似合わず、しっかりした商品です。
電子レンジにも食洗機にも対応OKという優れもの。そして、安心の日本製。こういったポイントを押さえているところも人気の秘密かもしれませんね。
写真:東郷 カオル
地図を見るこちらは赤富士がデザインされた、日本を象徴するようなお弁当箱。伝統の蒔絵技術をが使われています。本のように立てて収納できるので「ブック弁当箱(蒔絵)」という商品名。赤富士の他にも、外国人観光客が喜びそうな「写楽」や「波に富士」など、ツボはしっかり押さえられています。
見た目の美しさだけではなく、パッキンや中仕切りが付いていて実用的です。日本人が使うとなんだか野暮ったくなってしまうかもしれませんが、外国の方が使うと、確かにCool!プレゼントやお土産にも喜ばれそうですね。もちろん日本製。
このBento&Coの素晴らしいところは、こういった見た目に美しいお弁当箱のほかに、秋田杉を使用した曲げわっぱや網代のお弁当箱も置かれているところです。紀州檜や天然竹を使ったお弁当箱もあり、なかなか本格的。オーナーが日本の伝統産業を愛されているのがよくわかり、改めて日本の技術の素晴らしさが実感できます。
写真:東郷 カオル
地図を見るお弁当といえば、子供の楽しみ。ですが、今のお母さんたちは大変なのです!昔は美味しかったらそれでよかったお弁当ですが、今は見た目が重要。「海苔アート」という言葉まで誕生し、芸術的なお弁当を作ってしまうお母さんたちがいるので、子供に持たせるお弁当に苦労が絶えません。
こちらのお店は、お弁当箱だけではなく、中身も楽しめるようなグッズが売られています。パンダ・ペンギン・新幹線など、海苔を型でくり抜いておにぎりに貼りつけるだけで、素敵なお弁当に早変わり!どれもだいたい1000円くらいですので、試しに買ってみてはいかがでしょうか。
写真:東郷 カオル
地図を見る前述のパンダの型のおにぎりはこのような感じ。なかなか可愛らしくできあがります。正面からの様子ですが、後姿もなんとも言えずキュートです。これはお子様も大喜びですね!これらの商品にはハンドルが付いていて、お子様でも手が熱くならずに作ることができるので、お休みの日でしたら、朝ゆっくりと親子で楽しくおにぎりを作るのもいいのではないでしょうか。
当たり前の日本が、外国の方の目を通すと、目新しく斬新です!是非、古都で新しいJapanに触れてみてください!
お店は12時からのオープンと遅めですので、朝から行かれる予定の方はご注意ください。
パンダおにぎりを作るコツは、先に海苔を型で切ってしまってから、おにぎりを作ることです。おにぎりの表面が乾いてしまうと上手く海苔がくっつきませんよ^^
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(2024/9/16更新)
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