秋も素晴らしい尾瀬トレッキング!草もみじを堪能しに出かけよう!

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秋も素晴らしい尾瀬トレッキング!草もみじを堪能しに出かけよう!

秋も素晴らしい尾瀬トレッキング!草もみじを堪能しに出かけよう!

更新日:2014/08/18 13:55

大竹 進のプロフィール写真 大竹 進 元旅行会社勤務、元旅行専門学校講師

尾瀬と聞くと、「夏がく〜れば思い出す、はるかな尾瀬〜、遠〜い空、、、」という歌詞を思い浮かべる方が多いと思いますが、尾瀬のシーズンは水芭蕉の季節だけではありません。
一面に広がる草もみじの秋も、素晴らしいものです。
混雑する夏とは違い、木道での渋滞も無く、尾瀬を堪能できます。
今回は、そんな素敵な秋の尾瀬をご紹介致します。

草もみじの尾瀬ヶ原と至仏山

草もみじの尾瀬ヶ原と至仏山

写真:大竹 進

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尾瀬は群馬・福島・新潟の3県にまたがる盆地状の高原で、その中心となる尾瀬ヶ原は、標高1400mに位置し、東西6km、南北2kmにわたって広がる本州最大の湿原です。
東に東北最高峰で標高2356mの燧ケ岳(ひうちがたけ)、西には標高2228mの至仏山(しぶつさん)という、二つの日本百名山を始め、周囲を2000m級の山々に囲まれています。

尾瀬ヶ原へは、群馬県にある鳩待峠からのルートがポピュラーですが、湿原の始まる山の鼻ビジターセンターまで、下りで約1時間(上りは約1時間半)の行程です。
鳩町峠のすぐ先から2本の木道が敷かれていますが、木道は全て右側通行です。
濡れた木道や、湿った木の葉はとても滑り易いですから、靴は滑らないものをご用意下さい。

湿原内の道は平坦なので、池塘(ちとう)と呼ばれる湿原の泥炭層にできる池や沼、そして周囲の山々などを眺めながら、快適なトレッキングが楽しめます。
但し、あまり周囲の景色に気を取られ過ぎて、木道を踏み外したりしない様に気を付けて下さい。
10月ともなると、尾瀬の朝は霜が降りていますから、寒さ対策もお忘れなく。

写真の正面に聳えるのは至仏山です。
木道脇の池塘にはヒツジグサが浮かび、一面に草もみじが広がる様は、秋の尾瀬の素晴らしさを堪能させてくれます。

秋の訪れを告げるエゾリンドウ

秋の訪れを告げるエゾリンドウ

写真:大竹 進

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初夏にはミズバショウ、夏にはニッコウキスゲが咲き乱れる尾瀬ですが、花リレーの最終走者として、尾瀬の秋を彩るのがエゾリンドウです。
エゾリンドウが咲くと、尾瀬ではもうほかの花は咲かず、この花が咲き終わると共に尾瀬の花は来春までの眠りにつきます。

可憐な紫の花を咲かせるエゾリンドウは、周りに他の花が無いため、草もみじの黄金色をバックに、余計にその姿が鮮やかに引き立ちます。
木道の脇にも多く見られますから、ちょっと足を止めてエゾリンドウと言葉を交わしてみては如何でしょうか。

落差100m、見る者を圧倒する三条の滝!

落差100m、見る者を圧倒する三条の滝!

写真:大竹 進

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尾瀬と聞くと、湿原が何処までも広がるイメージがあり、あまり大きな滝があるとは想像しない方が多いかと思いますが、実は三条の滝という、落差100mもの日本最大級の滝があります。

尾瀬ヶ原から流れ落ち、福島県と新潟県の県境となる只見川にかかる滝で、日本の滝百選にも選ばれていますが、この滝が規模の割にはあまり知られていないのは、滝までの道がどのルートをとっても険しく、簡単には行けない事にあるかと思います。
しかし、それだけに滝まで辿り着き、それを目の当たりにした時には、大きな感動が待っています。

尾瀬ヶ原から入る場合、湿原北端の赤田代から三条の滝まで、約1時間20分の行程ですが、この区間は木道は無く、急勾配の山道やぬかるみ、梯子を昇り降りする箇所もあり、かなりハードですからご注意下さい。
この滝を眺めるには、尾瀬へ夜行日帰りで行く日程では無理ですから、最低尾瀬ヶ原周辺で1泊する必要がありますが、苦労して行く甲斐のある見事な滝です。

また途中には平滑(ひらなめ)ノ滝という、長さ500m幅50mにわたり川床の一枚岩の上を流れる、滝というよりも急流の様な一風変わった滝も見られますので、こちらもどうぞご覧下さい。

草もみじ広がる大江湿原

草もみじ広がる大江湿原

写真:大竹 進

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尾瀬ヶ原東端から燧ケ岳(ひうちがたけ)南麓の道を進むと、約2時間半で尾瀬沼北西端の沼尻に到着します。
沼の北岸を東へ更に1時間ほど行くと、尾瀬沼が少しずつ湿原化したものと考えられている大江湿原が現れます。

この湿原は、尾瀬では尾瀬ヶ原に次ぐ大きさで、7月下旬にはニッコウキスゲが咲き乱れる場所でもありますが、秋になると黄金色の草もみじが一面に広がり、夏とはまた別の姿を見せてくれます。

まるで狐の毛皮の様な光沢のある大江湿原の草もみじを、あなたもご覧になってみませんか?

澄み渡る秋空に聳える燧ケ岳と尾瀬沼

澄み渡る秋空に聳える燧ケ岳と尾瀬沼

写真:大竹 進

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尾瀬沼は尾瀬ヶ原と並ぶ尾瀬の観光ポイントで、福島県と群馬県にまたがっています。
この沼は尾瀬ヶ原より260m高い標高1660mにあり、沼の北側には東北最高峰の燧ケ岳(ひうちがたけ)が2356mの高さを誇るように、屹立(きつりつ)しています。

草もみじの向こうに、燧ケ岳を取り囲む様に広がる尾瀬沼、そして澄み渡る秋空に聳える燧ケ岳。
青と緑と黄金色の見事なコントラストは、秋ならではの尾瀬のシーンです。

鳩町峠と並び、尾瀬へのもう一つのゲートウェイである大清水までは、尾瀬沼南岸の三平下から三平峠を越え、約2時間10分(上りは2時間35分)の行程です。

おわりに

尾瀬には夜行日帰りでも訪れる事は可能ですが、折角行くのであれば山小屋に宿泊し、もっとじっくり尾瀬を探訪する事をお薦めします。

宿泊すれば、尾瀬ヶ原だけではなく、尾瀬沼、そして日本最大級の三条の滝にも足を延ばす事ができます。
また、他の興味のある箇所を訪れたり、気に入った場所でのんびり時間をつぶしたり、あなたにとっての尾瀬をしっかり心に刻みつけて下さい。

尾瀬の宿泊施設の営業期間は施設によりまちまちですが、大体4月下旬〜5月下旬にオープンし、10月中旬〜下旬に冬季休業に入ります。
原則として予約定員制で、自然環境を守るため、石鹸・シャンプー・歯磨き禁止です。

尾瀬への往復は、列車や路線バスを乗り継いで行く事も可能ですが、都内の主要ターミナルや周辺の主要都市からは尾瀬直通のバスが運行されています。宿泊もセットで取り扱っている旅行会社のプランも便利かと思います。催行している会社は多数ありますから、Webなどでご覧下さい。

この秋は、一味違った尾瀬を探しに行ってみませんか?

掲載内容は執筆時点のものです。 2011/10/08−2011/10/09 訪問

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