京都嵯峨野大覚寺の「観月の夕べ」で至福のひと時を過ごそう!

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京都嵯峨野大覚寺の「観月の夕べ」で至福のひと時を過ごそう!

京都嵯峨野大覚寺の「観月の夕べ」で至福のひと時を過ごそう!

更新日:2014/08/16 16:23

島野 佳幸のプロフィール写真 島野 佳幸 京都写真家、フリーライター

大覚寺は、弘法大師空海を宗祖とする真言宗大覚寺派の本山。京都嵯峨野の北端に位置する、広大な敷地を持つお寺です。毎年中秋の名月の夜には、大沢池にせり出すように作られた祭壇で満月法会が行われ、その読経の中、大沢池に龍頭鷁首舟が漕ぎ出され、煌々と輝く満月を楽しむことができます。

今回は、この京都の初秋の夜を彩る嵯峨野大覚寺の「観月の夕べ」(満月法会)をご紹介します。

満月法会

満月法会

写真:島野 佳幸

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夕方18時半頃から、大沢池に設えられた祭壇で満月法会が始まります。8月20日の「宵弘法」(嵯峨の送り火)の時と同様に太鼓の乱打にあわせて、大覚寺の僧侶の方々の般若心経の読経が行われます。お供え物がお団子や、芋、豆などの野菜、お茶、お花になり、農作物の豊作と人々の幸せが祈願されます。

月ははるか昔から、農作の守護神として崇められています。中秋の名月の行事は農作物の実りに感謝するという意味もこめられていることをここで実感できます。

龍頭鷁首舟(りゅうとうげきしゅふね)

龍頭鷁首舟(りゅうとうげきしゅふね)

写真:島野 佳幸

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「観月の夕べ」は、嵯峨天皇(空海、最澄らが唐へ渡った西暦800年代前半に即位)がここ大沢池にて中秋の名月に舟を浮かべ、文化人・貴族の方々と遊ばれたことから始まったと言われています。1200年もの歴史ある行事です。満月法会にあわせるかのように、大沢の池に龍頭鷁首舟が漕ぎ出されて、約15〜20分かけてゆっくりと池を一周します。船の中でお抹茶もふるまわれます。

大沢池の上の十五夜

大沢池の上の十五夜

写真:島野 佳幸

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煌々と輝く満月がこの日の主役です。「月々に月見る月は多けれど月見る月はこの月の月」と詠まれる中秋の名月は、別名「十五夜」というように、旧暦で8月15日の夜の満月です。夏の暑さから少し解放されたこの時期に京都嵯峨野の名池のほとりで月を愛でるだけでも至福のひと時を過ごせます。

勅使門の上の十五夜

勅使門の上の十五夜

写真:島野 佳幸

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2014年の中秋の名月は9月08日です。それ以降は2015年は9月27日、2016年は9月15日、2017年は10月04日となっています。毎年9月の上旬から10月の上旬にかけて月の満ち欠けの関係で決まります。
大覚寺の観月の夕べは、毎年中秋の名月の前後3日間ほど開催されます。普段は降りることのできない境内の石砂利を踏んで、勅使門の方からライトアップされた正寝殿や、五大堂などを眺めるのもなかなか良いです。2014年は9月6日、7日、8日に開催されます。

ライトアップされた多宝塔

ライトアップされた多宝塔

写真:島野 佳幸

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境内の奥にある朱色の多宝塔はこの日ライトアップされています、宝塔前の広場には、嵯峨野の有名なお菓子屋、漬物屋、料理屋などが模擬店を出すなど、いろいろな夜店が楽しめ、子供連れの方々などで夜半まで賑わいます。

大覚寺の大沢池の四季は素晴らしいです

大覚寺の大沢池は、春は桜、夏は新緑、秋は紅葉、冬は雪景色が楽しめます。池の周囲には遊歩道があって、一周するのには約30分ほどかかります。池には鴨が泳いでいて、夏にははすの花が満開になります。大沢池越しに見える朱色の多宝塔は、「そうだ、京都に行こう」などの京都の紹介写真で良く見かけるおすすめポイントです。

嵯峨野に来られた際には是非一度足をのばして訪問してください。

掲載内容は執筆時点のものです。 2010/09/24−2012/09/28 訪問

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