大人気の『赤岳鉱泉』に泊まって、『八ヶ岳』を楽しもう!

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大人気の『赤岳鉱泉』に泊まって、『八ヶ岳』を楽しもう!

大人気の『赤岳鉱泉』に泊まって、『八ヶ岳』を楽しもう!

更新日:2014/08/19 12:21

SHIZUKOのプロフィール写真 SHIZUKO 舞台演出者

日本最高峰の富士山に登ったけど、揃えた登山道具もあるし、どこかの山に登りたいなと思っている方は多いのではないでしょうか。富士山の次の目標としてお勧めなのが日本アルプス。しかし、山々が連なる日本アルプスは、富士登山とは違った経験や技術が要求されます。入念な準備を整え、日本アルプスへの初めの一歩を踏み出したいという方にお勧めなのが『八ヶ岳』。『赤岳鉱泉』泊まる余裕を持った行程でチャレンジしてみては?

まず、目指すは『赤岳鉱泉』

まず、目指すは『赤岳鉱泉』

写真:SHIZUKO

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登山の基本は『早立ち早着き』。1泊2日で八ヶ岳を目指すなら、午後1時までに登山口の美濃戸に到着しましょう。美濃戸から、今夜の宿である『赤岳鉱泉』までは緩い登りの道。最初の1時間は、林道歩きとなります。予想以上に車の通行が多いのでご注意。ショートカットできる道も何箇所かありますが、あまり時間短縮にはなりません。

あまり楽しくない林道を歩き続けると『美濃戸山荘』に到着。この山小屋のそばの湧き水は絶品のおいしさ。もしも都会から持ってきた水があるなら、ここで入れ替えてください。冷たさもさることながら、優しい味の水は最高です。

しっかり休憩したら、登山道に入りましょう。ここからは美濃戸中山の麓の沢を登って行きます。南沢と北沢の両ルートがありますが、赤岳鉱泉に行くには北沢ルートをチョイス。登山道のそばを流れる沢の岩がどれも赤いのにびっくり。まさにこの色が八ヶ岳の最高峰赤岳の名の由来なんですね。ほとんどアップダウンを感じない快適なウォーキングを1時間ほど。目の前がバーッと開けると、そこが『赤岳鉱泉』です。

山小屋というカテゴリーを飛び出す山小屋

山小屋というカテゴリーを飛び出す山小屋

写真:SHIZUKO

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初めての山小屋体験が富士山だった人には、まさにカルチャーショック。いろんな山小屋を利用している人にも大人気の『赤岳鉱泉』の真骨頂は、温泉と夕食です。火山地帯で温泉が多い場所とはいえ、山小屋で快適な温泉があるのはとてもレア。湯船に体を沈めることが出来るのは最高の贅沢です。自然保護のため、シャンプーや石鹸は使えませんが、もう、湯船に浸かれるだけで充分です。

そして、この山小屋のすごさは夕食にあります。

『ステーキ』です!それもしっかりと厚みのある、とてもおいしいお肉です。サラダやデザートまでついている、かなり贅沢な夕食。食堂は広々としていてゆったりとくつろげます。お肉が食べられない人には、魚が用意してくれます。登山は普段の生活からは考えられない体力を使うので、明日に備えてしっかりと夕食をいただきましょう。

夕食の後は、数箇所ある談話室で、明日のこと、今までのことなど語り合いながら過ごすのもいいですね。20時を過ぎれば、外に出て星空観賞も楽しい時間。消灯は21時。それまでに明日の準備もお忘れなく。

『行者小屋』から本格的な登山スタート

『行者小屋』から本格的な登山スタート

写真:SHIZUKO

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八ヶ岳には、八ヶ岳という山はありません。最高峰は2899メートルの赤岳。その左手に続くのがギザギサの横岳。右手には阿弥陀岳。

赤岳鉱泉から40分ほど登った『行者小屋』から見る八ヶ岳の山々は、のしかかるように目の前に広がっています。そそり立つゴツゴツ、ギザギサした岩陵帯を目の当たりにすると、一瞬不安になるけれど、絶対登ってみたいという気持ちが勝つことでしょう。大丈夫、きっと登れます。

八ヶ岳の最高峰『赤岳』へ

八ヶ岳の最高峰『赤岳』へ

写真:SHIZUKO

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赤岳山頂へのルートは『地蔵尾根』から登り『文三郎尾根』を下るか、その逆コースを行くか選択できます。鉄階段がやや短い『地蔵尾根コース』を辿ってみましょう。

樹林帯を抜けると、登山道の傾斜はどんどんきつくなります。シラビソの木やダケカンバの木がなくなる森林限界を超えるあたりから、鉄階段や鎖場が始まります。必要以上に怖がらず、慎重に一歩一歩確実にステップを踏めば、危険な登りではありません。地蔵尾根の岩場に入ってからは、ゆっくり確実に足を置く場所を見定めながら進みましょう。

お地蔵さまがいる『地蔵の頭』を過ぎて見上げると、山頂近くの『赤岳展望荘』が見えます。最後の登りは、岩場の稜線に刻まれたジグザグ道。かなりの急角度で見ていると首が痛くなりそうだけど、ジグザグに登るので、意外とすんなりと登れるでしょう。

登り切る手前のあたりから、夏なら高山植物の女王『コマクサ』の可憐な姿に出会えます。赤岳は高山植物の宝庫。お花畑の山としてもとても人気があります。コマクサが咲く前には、この辺りだけで見ることが出来る『ウルップソウ』にも出会えます。よりによってこんな高い場所を選んで咲く小さな花々を見ていると疲れも吹っ飛びます。

山頂を楽しんだ後は、急斜面をゆっくり下って

山頂を楽しんだ後は、急斜面をゆっくり下って

写真:SHIZUKO

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赤岳展望荘で最後の休憩をとって、あとは一気に頂上へ。地蔵尾根コースから登ると、2つの頂上を持つ赤岳の『北峰』へ到着。そこから5分ほど登り返すと『南峰』です。2899メートルの高みから見る360度の眺望は、息をのむ美しさ。すぐ目の前には中岳から阿弥陀岳が続き、振り返れば横岳から硫黄岳へと続く山々。遠くには富士山が雲の間から顔を出しています。

早朝5時に赤岳鉱泉を出発すれば、山頂には8時前に到着出来るでしょう。天気が良ければ、写真を撮ったり、行動食を食べたりしながらゆったりと山頂を楽しみましょう。

帰りは、いよいよ長い急な下山道。気分を切り替えて、30分はかなりの集中力で岩場を下って行きます。『文三郎尾根』に入ると、長い長い鉄階段や鎖場などがあります。確実に足を置いて、ゆっくりと下りましょう。『行者小屋』まで下りて、休憩をとったら、緩やかな南沢をおよそ3時間歩くと美濃戸へ到着です。

おわりに

赤岳を中心に縦走できるルートがたくさんあります。また、赤岳自体も東西南北から登山道がありますが、今回は一番ポピュラーで安全なルートをご紹介しました。日本一の富士山に登った人なら、本格的に山登りを始めたいなと思った方も多いことでしょう。日々の生活の中で、階段を上るとか、近くの山に行ってみるというトレーニングを心掛けて、素晴らしい山の世界に入ってみてください。

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掲載内容は執筆時点のものです。 2014/08/07−2014/08/08 訪問

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