写真:古都の U助
地図を見る柳小路があるのは京都の繁華街のど真ん中、四条河原町交差点の西北側です。ファッションビルのOPAからは少し西に入ったところとなります。
写真は、柳が素敵な柳小路の南側の入り口です。右側一軒目には比較的大きいインテリアショップ「unico」があります。左側一軒目は2013年オープン、和のエステの店舗「kyo・miori」があり、二軒目には飴ちゃんや干菓子をかたどったアクセサリーや雑貨を扱う「ナナコプラス」があります。東京や大阪などでも臨時店舗が置かれて紹介されてきましたが、初の実店舗としてここ柳小路に2014年オープンしています。
写真:古都の U助
地図を見るそして柳小路のお店とお店の間に挟まれるように「八兵衛明神」が祀られます。現在はお隣の店舗「御ニ九と八さいはちべー」さんが手入れ等をされているそうです。
森見登美彦氏の小説「聖なる怠け者」にも登場する小さな社で、信楽焼きの狸が8匹ちょこんと並び、本当に可愛いです。かつてこのあたりには歓喜光寺という寺院があり、六兵衛、七兵衛、八兵衛の各明神が祀られていたそうですが、現在は六兵衛明神がスーパーホテル京都、七兵衛明神は丸二食堂と、それぞれ近隣で祀られています。
写真:古都の U助
地図を見る柳小路中ほどの光景です。京都では車が通れないような細い路地を「ろーじ」とか、図子「ずし」、辻子「ずし」等と呼んでいます。
柳の小路は全長で60メートル程、幅はせいぜい2メートル、現在の石畳は2008年に整備されたものです。
明治維新後の東京遷都とともに、この辺りも一時は狸が住むほど寂れてしまったといわれています。その後、明治5年京都府知事となった槙村正直によって新京極が整備された際、歓喜光寺があった一帯も整備され、徐々にお店などが建つようになったそうです。
写真:古都の U助
地図を見る柳小路一帯は、八兵衛明神にちなんで「はちべえ長屋」とも呼ばれます。
戦前からあるお店から今年誕生したばかりのお店まで色々ありますが、看板や窓、壁などもそれぞれ凝っているので見ていて楽しいです。
ちなみに、八兵衛長屋の看板の右奥に見える窓が並ぶ白い建物、こちらが六兵衛明神が祀られるスーパーホテル京都です。
写真:古都の U助
地図を見る柳小路北側の入り口には、京野菜の九条葱を使用する「味乃屋」、西側に昭和23年創業の「喜の屋(喜は七が3つの旧字)」という、2軒の老舗のお好み焼き屋があります。どちらかというと柳の小路は北側部分の方が、昭和の色合いが濃く残されています。
京都にはまだまだ多くの味のある路地が残ります。近くには花遊小路や花見小路など、少しはなれると祇園白川の巽小路、あじき路地や団栗図子、高台寺に近い石塀小路等もありますので、ぜひお訪ねいただきたいと思います。
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この記事を書いたナビゲーター
古都の U助
旅とお出かけ、グルメとにゃんこが大好物です!目下の悩みは愛猫の出かけないでアピールと、食べ歩きでいつも嫁が勝手に好きなものを注文してしまうこと。。京都を中心に、様々な情報を発信できたら良いなと思ってお…
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