高原台地としては日本一、東京ドーム21個分という広さを誇る「美ヶ原牧場」には馬や牛が放牧されており、のどかな風景が広がっています。
ビーナスラインの終点でもある山本小屋の駐車場に車を停めて、徒歩10分ほどで写真の景色に出会えます。更に晴れた日には八ヶ岳連峰、南アルプス、遠くには富士山まで見ることができるのです。
周辺の宿のマイクロバスに乗ってツアーなどに行く際に、牧場の馬や牛に人参や草をあげる姿を見られる場合もあります。
「美しの塔」は美ヶ原のシンボルであり、濃霧が発生しやすい美ヶ原の避難塔として設置されました。『登りついてふいに開けた眼前の風景にしばらくは世界の天井が抜けたかと思う』と、山岳詩人・尾崎喜八氏の詩が刻まれています。記念撮影のスポットであり、中には鐘が下がっているので記念に鳴らしてみるのもオススメです。
美しの塔から40分ほど歩くとたどり着くのが王ヶ頭ホテルです。この場所は長野県のほぼ中心にあり360度の視界が開けている為、長野県内の放送局などの電波塔がいくつも並んでいます。高原に突然現れる電波塔の姿はSF映画の基地のようで、不思議な風景となっています。
美ヶ原の果てに、絶壁になった王ヶ鼻(2008m)という場所があります。ここからは晴れていれば松本市街を一望でき、遠くには雪を被った北アルプスの穂高連峰が望める絶景スポットとなっています。夏は周辺の山々の緑が美しく、特に朝方は空気が澄んでいておすすめです。
王ヶ鼻は美しの塔から徒歩で約1時間、美ヶ原スカイライン側からだと徒歩約30分かかります。
普通車の乗り入れは出来ませんが、周辺の王ヶ頭ホテルや山本小屋に宿泊すると、朝にマイクロバスの無料ツアーで連れて行ってくれる場合があるので是非参加してみましょう。
美ヶ原は約2000mという標高の高さで空気は澄み、光害も少ない為、星空スポットとしても人気の場所です。霧が発生しやすい場所ではありますが、晴れた日には開けた空に肉眼ではっきりと天の川が見られます。
空が広いので流れ星も見つけやすく、流星群の時期などを狙って訪れるのもいいでしょう。毎年8月に見られるペルセウス流星群もピークは過ぎましたが、8月中は通常よりも流れ星が見えやすい条件になっています。さらに10月のオリオン座流星群は、2014年は月明かりが少なく観測しやすいのでおすすめです。
ただ夜はかなりの冷え込みになるので、防寒対策をしっかりとしましょう。
高い標高ながら、広大な高原や牧場が広がる美ヶ原。
絶景がそこらじゅうにあり、周辺にも美ヶ原美術館やビーナスライン、霧ヶ峰高原、車山高原などがあり見所が多いです。
避暑地としてもオススメの美ヶ原高原へ、是非行ってみて下さい!
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(2024/10/15更新)
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