アイスランドはイギリスの北西、グリーンランドのすぐ東にある小さな島国です。大きさは日本の約3分の1。人口は32万人。
「アイスランド」という名前から氷の国というイメージがありますが、冬でも0度前後、夏には緑があふれる豊かな国なのです。
また火山活動が活発で、温泉が多く湧いています。ホテルや家庭のお風呂でも温泉を楽しめるというのは、私たち日本人にとっては嬉しいですね。またアイスランドでは、ありあまる大地のエネルギーを使った地熱発電も盛んに行っています。
アイスランドの世界遺産シングヴェトリル国立公園には、ギャウと呼ばれる大地の裂け目があります。そこは地球のプレートが生まれる場所です。他にも間欠泉や大きな滝など、見所も満載です。
アイスランド人にとって、冬にオーロラが見えるのは特別なことではありません。アイスランドでのオーロラ観測の利点、それはカナダや北欧に比べて「温かい」ということです。
通常オーロラ観測というと、マイナス25℃〜マイナス15℃というかなり寒い環境の中で、いつ現れるか知れないオーロラを待つことになります。しかし、アイスランドを囲むように暖流が流れているため、首都のレイキャビクの冬の夜、しかも寒い日でもマイナス2℃程度という好条件です。
オーロラ観測する際には、写真に収めたい、という方も多いことでしょう。カメラにとっても気温は重要です。外気温と室内温度の差が大きいほど、結露しやすくなってしまいます。アイスランドでは、そういった心配もほとんど無く、カメラを気にせず持って、オーロラ観測を楽しむことができます。
オーロラは自然のものなので、見られるかどうか分かりません。ですが少しでも見つけられるように、オススメの方法をご紹介したいと思います。
【1】まずは暗い場所を見つけます。足元の確認のため、昼間に下見できると良いです。
【2】そして北の方を眺めてみて下さい。オーロラは北の方から少しずつ南下していきます。外に出た時間帯にもよりますが、北の方から探しましょう。
【3】オーロラがまだ弱いと肉眼では見えませんし、もやっとした雲のようにも見えるかもしれません。そんな時は、写真を撮ってみて下さい。カメラは人間の目よりも優秀なので、カメラに少しでも緑色が映れば、それがオーロラに発展する可能性が出てきます。
三脚はマストです。カメラの長時間露光で5秒以上あけて撮ってみましょう。
オーロラ観測用のアプリも便利です。オーロラベルトの強さや位置を確認出来るので、目安になると思います。
オーロラが現れたらカーテンのような形や、すっとスジ状のものなどのタイプがあります。動き出せば、人間の目でも確認できることでしょう。またオーロラにも光りの強さがあって、白い雲のような色から薄い緑色が一般的です。また、まれに赤く光ることもあるので、赤が見られたらラッキーです。
逆に言うと、写真で見るような強い緑色のオーロラは、何秒も撮影することによって強調された光りです。肉眼で見るのとはまた違うということですね。行かないと見られない自然なオーロラを是非、自分の目で見て、感じてみて下さい。きっと特別な思い出になることでしょう。
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(2024/10/9更新)
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