ハンガリー定番のファストフード!チキンサンド&パラチンタが軽食の味方

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ハンガリー定番のファストフード!チキンサンド&パラチンタが軽食の味方

ハンガリー定番のファストフード!チキンサンド&パラチンタが軽食の味方

更新日:2017/05/09 15:33

小谷 雅緒のプロフィール写真 小谷 雅緒 ツアーコーディネーター&ガイド

ヨーロッパのお食事はボリューミー。これが続くと旅も疲れます。困ったことに、ハンガリー人の辞書に「軽食」「小食」はありません。だからといって、せっかくの旅先。日本にもあるような世界的なハンバーガーやサンドイッチのチェーン店には行きたくない。そんなときに重宝する食べ物をご紹介しましょう。

これが軽めのランチ?いやいや、一食分のボリュームです。

これが軽めのランチ?いやいや、一食分のボリュームです。

写真:小谷 雅緒

まずは根強い人気がある、チキンサンドイッチ(チルケーシュ・センドヴィチュ[csirkés szendvics])はいかがでしょうか?味、価格、ボリューム、どれも満足度が高く、今も支持率が高いファストフードです。

ハンガリー人は揚げ物が大好き!そして、お肉も大好き!チキンサンドは、お肉の中でも安価なチキンをカツレツにしたことがポイントです。その形状から、わたしたち日本人はつい「チキンカツバーガー」とでも呼びそうですが、まだハンバーガーが浸透していなかった時代からあるため、サンドイッチと呼びます。なぜかシュニッツェル(薄いトンカツ)のサンドイッチは、駅や町の飲食スタンドなどにあり、これは作り置きオンリー。チキンサンドは注文を受けてから作るもの。

チキンサンド屋はどこも独立系の小さい店舗で、市街地に多く、たいていわかりやすい看板が出ているので、発見しやすいでしょう。(写真の店は現在閉店)

これが定番のチキンサンドイッチ!

これが定番のチキンサンドイッチ!

写真:小谷 雅緒

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どこのお店でも内容はほぼ同じです。サンドイッチのパンはジェムレ[zsemle]と呼ばれる丸型のパンまたはその亜種で、もっともシンプルなチキンカツとキュウリのピクルスを挟んだサンドイッチの他には、コールスローやフランス風サラダ(※)、鶏レバー、またはその両方を挟んだものがあります。1個600〜750フォリント(約280〜350円)、ビッグ〇ックよりおなかいっぱいになるはず。

※この手のお店のフランス風サラダ[franciasaláta]とは、主にマヨネーズとサワークリームであえたミックスベジタブルであることが多い。

チキンカツとサンドイッチの中身(ピクルスやサラダ、鶏レバー)単品の他、サイドメニューとしてポテト、ブロッコリー、カリフラワーやマッシュルームのフライ、ピラフ、サラダも定番です。チキンカツのみならず、大きなグリルでチキンの丸焼きも作っています。

店内で食べてもよし、テイクアウトもよし

店内で食べてもよし、テイクアウトもよし

写真:小谷 雅緒

これらはすべて持ち帰りも可能です。ハンガリーには日本のようなお総菜やお弁当のお店がないので、利用の仕方によっては便利です。ただし、ランチタイムに重点を置いて営業しているお店が多く、夕方には売り切れます。夕飯のおかずに買っていく人は、早めの立ち寄りが肝心です。

このサンドイッチをメインにしている店名は、必ずといっていいほど「チキン(チルケ[csieke])〇〇」です。中でも老舗を一軒ご紹介します。チキンサンドの代名詞ともいえるお店「チルケ・フォゴー[Csirke-Fogó]」は、場所も良く、営業時間も長く、立ち寄りやすいといえます。(店名の直訳は「鶏を捕まえる人・モノ・コト」)ただ、メニューが多すぎるのが難で、目移りします。

(写真の店は現在閉店)

甘党の強い味方、子供も大好きパラチンタ

甘党の強い味方、子供も大好きパラチンタ

写真:小谷 雅緒

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もうひとつご紹介したいのはパラチンタ[palacsinta]、ずばり、クレープのことです。ファストフードというより、おやつ、軽食にぴったりでしょう。ハンガリー人は、ハンガリーこそがクレープ発祥の地と疑いません。クレープは中欧一帯広く食べられています。まあ、粉モノは世界的にあるので、ここではその論争は置いておいて・・・

種類は膨大、何を食べようか悩む・・・

種類は膨大、何を食べようか悩む・・・

写真:小谷 雅緒

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パラチンタは何を包むかにより、軽食に、デザートになります。定番をいくつかご紹介します。

*グンデルパラチンタ[Gundel palacsinta]・・・ハンガリー料理史に名を残すグンデル・カーロイ(1883-1956)考案。具はクルミのペースト、表面はチョコレートソースをかける。クラシックスタイルはパーリンカ(※)をふりかけてフランベ。

*ジャムパラチンタ[〇〇lekvár palacsintaまたはÍzes palacsinta]・・・アンズやブルーベリーが人気。

*トゥーローパラチンタ[Túró palacsinta]・・・砂糖で甘くしたカッテージチーズ入り。

*ホルトバージパラチンタ[Hortobágy palacsinta]・・・レストランの前菜にも登場する、代表的な塩味系パラチンタ。仔牛のひき肉入り。ハンガリー料理定番のパプリカとサワークリームでつくるソースをたっぷりかけて。

*ラコットパラチンタ[Rakott palacsinta]・・・パラチンタの生地を何枚も重ねたもの。甘味ならミルクレープのようなもの。塩味ならホウレンソウペーストやチーズを重ねて。

※パーリンカ・・・アンズやプラムなどから作る約40度の蒸留酒。

パラチンタはレストランの定番のデザートでもありますが、気軽なチェーンの専門店がこちら!

ナジ・パラチンターゾーヤ[Nagyi Palacsintázója]
*特に地下鉄2号線バッチャーニ広場[Battyány tér]駅前店(写真)が行きやすいでしょう。24時間営業!

ファストフードは困ったときの助け舟

これらのお店のメリットは、価格、量、入店の時間帯など、あらゆることが気軽であること。お昼ならまだしも、レストランでディナーともなると、まず飲み物、前菜、メイン、デザートが無理ならせめてコーヒーと、ある程度の品数を注文することがマナー。残すことをわかって注文するのは忍びないですよね。

21世紀になってからは、やたらケバブ屋とカフェテリア式中華食堂が増えました。ケバブ屋はトルコ人経営の、比較的本格派が多く、味は悪くないです。特に、野菜が食べたいときは良い選択かもしれません。カフェテリア式の中華食堂はあたりはずれが大きいです。(焼きそばの麺がスパゲティだったり・・・。)これもハンガリーの食文化の変貌のひとつですが、ハンガリー旅行で優先的に登場するジャンルではないでしょう。

旅行はメリハリも大切です。胃腸もお財布もオン・オフ付けて、土地のおいしいものを味わいたいですね。

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掲載内容は執筆時点のものです。 2017/05/05 訪問

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