提供元:遠藤隆尚
地図を見る澎湖諸島の船の玄関口、澎湖島の馬公港(マーコゥ)から旅は始まります。
漁港でもある港には、カラフルな漁船に大量の氷を搬入する姿や、その日に水揚げされた魚を裁く漁師、イカや小魚を天日干しにする人々の姿を目にすることができます。
その先にある「南海遊客服務中心」で、ツアーの予約やフェリーの切符を購入しましょう。
※島めぐりツアーの予約は、宿泊先やツアー会社のカウンターでも可能です
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地図を見るフェリーに乗り込んだら、外の景色が眺められる位置をキープしましょう!
美しい海は勿論、途中の小さな島々に目を凝らせば、六角形玄武岩が連なる海岸線が目に飛び込んできます。切り立った断崖・平らな地形の島々が点在する澎湖諸島の美しい自然は、日本ではお目にかかれない光景です。
※船酔いが心配な方は、酔い止め薬の服用をお勧めします。
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地図を見る馬公を出航し約10分ほどで、「桶盤嶼」に到着します。「桶盤嶼」は、とても小さな凹型の島。海を桶で蓋をしているように見えるため、このように呼ばれるようになったそうです。
「澎湖玄武岩自然保護区」に指定さている島々の中でも「桶盤嶼」の美しさは随一。その美しい景観を称えて、「澎湖黃石公園」すなわち「澎湖のイエローストーン」と呼ばれています。六角形の岩柱は長い年月の風化と浸食によって、その形を円形状に変化させています。酸化して色あせた佇まいもまた、太陽の光を浴びてより一層美しく輝いて見えます。
サボテンと空と海という贅沢な背景が、奇岩をさらに雄大に魅せてくれているのでしょう。
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地図を見る「桶盤嶼」の港から遊歩道を15分ほど歩いた位置にある「蓮花座」は、澎湖諸島の中でも珍しい景観です。
溶岩の噴出口跡が、引き潮の時のみ海の中から表れます。中央の膨らんだ岩塊が、蓮の花台のように見えるため「蓮花座」と呼ばれるようになりました。今では大きなタイドプール(潮だまり)として、エビや小魚など海の小さな生き物たちの住処になっています。
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地図を見るかつては数百人ほどが暮らしていた「桶盤嶼」も、今では無人島のようにひっそりと静まり返っています。日中は観光と釣りを楽しむ人々が居る程度で、宿泊施設や食事ができる場所もありません。
港から少し歩いた坂の上には、漁を生業としていた人達の住居跡が点在しています。草やサボテン程度しか生えない島の住居の柱や壁、窓の枠もすべて岩でできています。
岩で舗装された道も、今は風が通り過ぎるだけの静かな場所です。
奇岩の世界遺産といえば、トルコのカッパドキアや、イギリスのジャイアンツコーズウェイなどが有名ですが、世界遺産と比べても遜色の無い台湾の「澎湖諸島玄武岩」の島々。
島巡りツアーも開催されていますので、是非訪れてみてください。
自然が造り出す美の極地がここにあります。
※島めぐりツアーの予約は、宿泊先やツアー会社のカウンターでも可能です。
・3島巡り 馬公→桶盤嶼→虎井嶼→ 望安→馬公
・4島巡り 馬公→桶盤嶼→虎井嶼→ 望安→七美→馬公
などがあります。
※澎湖へのアクセス
空路と海路が主な交通手段ですが、空路が一般的です。
台湾本島-馬公空港(澎湖)へ台湾各航空会社が毎日30便前後、台北・台中・台南・嘉義・高雄発の便があり、台北からは約50分です。
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(2024/10/9更新)
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