ピローグは、現在も漁などで使用されている真っ白な三角な帆が特徴的なニューカレドニアの伝統的な帆かけ船で、約10人位が座れる程のカヌーです。ピローグツアーは、通常ホテルからピローグが出発するセント・ジョセフ湾まで車で送ってもらう事から始まります。
ピローグはご覧の通り日差しを遮るものがありませんので、日焼け止めはしっかり、帽子・サングラス・羽織物やタオル等は必須です。また、ピッシンヌ・ナチュレルは更衣室はありませんので水着を事前に着用、ラッシュガードも持参すれば、より現地で快適に過ごす事ができるでしょう。また、このように浅瀬でピローグを乗り降りする事になりますので、短パン必須、足元はマリンシューズやかなりしっかりめのサンダル等がオススメです!
ピローグに乗って約2時間程、このようなターコイズブルー色をした綺麗な海を航海し目的地に向かっていきます。
途中、風や波で浸食される事によりこのように岩の下の方がくびれ、何とも不思議な丸みを帯びた大小の岩に多数遭遇していきます。実はカヌーとはいえ、モーターがついているので最初はモーターでどんどん進み、穏やかなウピ湾に入るとモーターを止め、船長がオールを手漕ぎしながら方向を定め、風と帆の力を借りてゆっくりと進んでいくのです。
ピローグの心地よさと何もしないで美しい景観をのんびりと眺める贅沢さに、非日常な気分も高まり自然と心が癒されていくでしょう。運がいいとカメやイルカにも遭遇できちゃいます♪
一番最初の写真の場所からピローグを降りるのですが、すぐ目の前がピッシンヌ・ナチュレルではないのです!まだまだ冒険は続きますよ♪
更に40分〜50分程、まるでジャングルのような緑いっぱいの場所を歩いていきます。一本道なので迷う事はありません。自信を持ってどんどん進んでいけば、川(のような海)が目の前に現れてくるでしょう。ココまで来れば絶景はもう目前なのですが、あともう少し、右手方向に向こう岸まで川を歩いて渡ると小道がありますので、そこを進んで行けば念願の目的地です!
※川は潮の満引きによって、深さが変わります。くるぶし位の時もあれば、膝上になることも。前述のように短パン必須、川は気をつけて渡ってくださいね。(短パンも濡れる可能性大!)
ピッシンヌ・ナチュレルは、オロ湾の入り江にあり、岩の間をぬって絶えず海水が流れ込む事から、このように海の透明度は抜群に高く、美しい光景が目の前に広がります。波もなく穏やかな事から、天然のプールとも言われているんですよ〜。こちらの写真手前から実は海水があるのですが、眩しいほどの真っ白な砂地が広大に広がり、奥の方にいくほど少し深さを増していくため、白から色とりどりのブルーに染まっていく海のグラデーションに息を呑むほどです。カラフルな熱帯魚もたくさん泳いでいますので、スノーケリングも楽しむ事ができちゃうんです♪
そして、何より綺麗な海をより異国の地と思わせるのは、ピッシンヌ・ナチュレルを囲うように生い茂る、緑色をした背高のっぽの南洋杉!かの有名な海洋冒険家キャプテン・クックは、針型で背が高く葉がツンツンした南洋杉を松だと思い込んで、イル・デ・パン島を「松の島」と名付け、それがフランス語読みで現在の島の名前の由来になったとか。
思いっきりピッシンヌ・ナチュレルを楽しんでいただきたいのですが、皆さんにひとつ注意が!先ほどもお伝えしましたが、海なので潮の満引きがあります。午前中は砂浜でも、午後には写真のように海の中なんて事もありますので、荷物を置く場所には注意して下さいね。
ピローグツアーには、レストラン「シェ・レジス」でいただく「ブーニャ」のランチ付のツアーがありオススメ!ジャングルを抜けた後に広がる川を左手方向に進むとお店があります。
ブーニャはメラネシアンの伝統的家庭料理で、バナナの葉っぱで、大きめの鶏肉・にんじん・おいも等をココナッツミルクや塩等で味付けしたものを包み、敷地内の地面に穴を掘って石や土をかぶせて数時間蒸し焼にします。お店は大自然の中にあって目の前には前述の川が、そして少し早めに行けばブーニャが掘り起こされる様子も見る事ができます。
店内は木造で開放感があふれかわいさもいっぱい!やさしいお味で美味しいブーニャ♪、ランチ付コースでぜひ召し上がってみて下さい。
名前までもが神秘的なピッシンヌ・ナチュレルはいかがでしたでしょうか?ピッシンヌ・ナチュレルのあるイル・デ・パン島へは、本島であるグランドテール島からも日帰りでも可能ですが、天気に恵まれた方がより良いですし、他にも魅力的な場所があるので最低でも1泊以上する事をオススメします。神秘すぎる絶景に出会いに、「天国に一番近い島」ともいわれるニューカレドニアへぜひ旅行計画を立ててみてはいかがでしょうか?素敵な感動体験をお約束します♪
※ピローグツアーは、通常は前日迄に予約をする必要がありますが、いろいろなツアーがありますので、詳しくは宿泊されるホテルにお問い合わせ下さい。通常ガイドはいませんので、帰りの時間や集合場所等も事前にしっかりと確認しておく事をオススメします。宿泊されるホテルによっては、歩きやホテルのカヌーでピッシンヌ・ナチュレルへも行ける方法もあります。
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