写真:高橋 しゅう
地図を見る嘉手納基地の展望には、嘉手納市にある「道の駅 かでな」が便利です。ここには建物の上の階に嘉手納基地展望スペースがあり手軽に基地を展望することができます。(写真の最上階のスペースが展望スペースです。)
ここから目の前に嘉手納基地を眺望することができます。
また3階には嘉手納と基地に関する資料館(無料)も併設されパネル展示や戦闘機とジャンボジェットの騒音を聴き比べする体験するコーナー等もあり、あわせて見学されることをおすすめします。私が訪問した時も修学旅行の学生が見学していました。
道の駅ですのでお土産物の売店や食事場所もあります。
写真:高橋 しゅう
地図を見る展望スペースから嘉手納基地の滑走路や建物を眺望することができ、その広さと、時折戦闘機や軍用機が飛行する様子を見ることが出来ます。戦闘機の飛行の際には、そのスピードに迫力を感じる反面、周囲に爆音を響かせるその騒音の大きさはかなりのものと実感できます。
見学に来た時だけならまだしも、毎日の生活の中でこの騒音が鳴り響くことを考えると、周辺住民の方々の不安や苦労もあると感じました。
写真:高橋 しゅう
地図を見る近年、頻繁に報道される普天間基地。移転やオスプレイ配備などの問題が取り上げられ、周辺は住宅密集地でその危険性が特に問題化されています。
その普天間基地を展望できる場所が宜野湾市にある嘉数(かかず)高台公園です。ここは名前の通り高台になっていて、さらにその上に地球儀を模した展望台があります。展望台からは360度のパノラマが広がり、条件が良ければ慶良間諸島まで見ることもできる景勝地であると同時に、眼下には宜野湾市の市街地が広がり、その中に普天間基地を見ることが出来るのです。
普天間基地までは展望台から少し距離がありますが、それでもその全体を見渡すことができます。写真は拡大したものですが、訪問した日はあのオスプレイが駐機していて、市街地の向こうに小さく写っています。
ここは普天間基地報道の際の撮影場所の一つにもなっているそうです。
写真:高橋 しゅう
地図を見る現在、普天間基地の展望場所として訪れる方も多いのですが、ここはかつて日本軍の主陣地が置かれ、そして激戦地でもあったとのことです。
公園は現在は整備され子供達も遊具で遊んだりしていますが、園内にはかつて戦時中に使われた壕や銃撃にさらされたトーチカ(コンクリート製の防御陣地)、そして戦死者の慰霊の塔等がありここが戦場であったことを知ることができます。園内には戦跡に関するポイントの案内板もありますので参考に戦跡を見学することが出来ます。
かつての激戦地から見る米軍基地。何だか複雑な気持ちになりました。
写真:高橋 しゅう
地図を見る写真の下側に突き出た岬が普天間基地の移設先代替案として取り上げられた名護市辺野古崎です。写真は那覇行きの飛行機から見えたものです。
この岬は現在米軍基地「キャンプ・シュワブ」の中にあるので地上からは行けませんが上空から見ることができました。普天間基地の代替地としてここに滑走路を建設することとなりましたが、ニュースや新聞で報じられているように、反対運動が続いています。
飛行経路により異なるかもしれませんが、本州から那覇へ向かう飛行機の右側の座席から見ることが出来ます。
沖縄の米軍基地に関しては、遠く離れたところに住んでいるとあまり身近には感じにくいのですが、沖縄へ行くと本島の中に基地施設が点在していたり、基地に関係してアメリカ兵向けのお店が並んでいる街(沖縄市街や金武等)もあり、沖縄と米軍基地について表面上ではありますが少し垣間見ることができると思います。
また、この地はかつて太平洋戦争で激しい地上戦があった場所であり、改めてそのことを知ることができる地でもありました。リゾート地の沖縄で、ビーチや観光地巡りの際にも少し時間を作って「道の駅かでな」等に立寄ってみてはいかがでしょうか。
いずれの場所も効率的に巡るにはやはりレンタカーが便利です。
道の駅かでな
住所:嘉手納町字屋良1026−3
展望台:午前8時〜午後10時
資料室:午前9時〜午後6時
駐車場有(無料)
嘉数高台公園
住所:宜野湾市嘉数1−5
見学自由
駐車場有(無料)
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(2024/12/5更新)
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