2007年に登場した「天狗焼」は、いつでも行列の絶えない人気のお菓子です。
購入できるのは、ケーブルカー高尾山駅の改札を出てすぐ左手にある「高尾山スミカ」。以前あった「香住売店」が2018年春に複合施設「高尾山スミカ」としてリニューアルオープンし、現在は施設内にある「天狗焼」販売専用窓口で購入することができます。
「天狗焼」は天狗の顔のかたちをした、たいやきのようなお菓子です。生地はカリッと香ばしく、中には北海道産の黒豆をたっぷりと使用した餡がぎっしりと詰まっていて、1個食べるだけでもなかなかの食べごたえ。
できたてが一番おいしいので、やはり買ってその場ですぐ食べるのがおすすめですが、袋入りを買って持ち帰り、オーブントースターで軽く温めてもおいしいです。
ケーブルカーやリフトの時間を待ち時間に食べるにはぴったり。
混雑するシーズンは早い時間に売り切れることもあります。確実に食べたいなら登山や参拝の前に買うか、早めに来店するようにしましょう。
ケーブルカーを降りて薬王院方面に向かい数分歩くと、見晴台という眺望の開けた場所があります。
その隣にあるのが「十一丁目茶屋」です。外向きのカウンター席に座ると、山々を目の前に眺めながら食事が楽しめます。
ここの名物はなんといっても天狗だんご。
オーダーを受けてからあぶってくれるので、出てくるまでに少し時間がかかります。ケーブルや下山の時間を決めている人は要注意。
味は甘辛のみたらしだんごと、あんこたっぷりの草だんごの2種類のみ。オーダーは3本〜なので、ぜひ違う味と組み合わせてオーダーしましょう。もちろん、おそばを食べた後のデザートとしても最高ですよ!
高尾山にはゴミ箱が設置されていませんので、食べた後のお皿や串は持ち帰るか、お店に返却してくださいね。
薬王院の参道の中央あたり、男坂と女坂が合流したところにある「ごまどころ権現茶屋」は、ごまを使ったメニューが人気の茶屋です。
黒ごまたっぷりのごまだんごやジェラートもおすすめですが、実はここでしか食べられない幻のご当地ラーメンが食べられるお店でもあります。
高尾山の天狗伝説にちなんで10種類の具が乗った「天狗らーめん」は、八王子の人気ラーメン店「らーめん西海」が考案したメニュー。大葉や梅干が乗っていて、疲れた体にも優しいさっぱりした後味です。
鶏がらベースであっさりとした醤油味のスープともちもち中太麺は相性が良く、食べる直前にすりごまをたっぷりとかけていただくとごまの風味もアップします。
天狗の鼻に見立てたという「雑穀とろろ棒」は山芋と雑穀を練って揚げたもので、表面がカリカリで香ばしく、食べごたえもありますよ。
具材は季節により変わり、季節限定メニューが登場することもあるので要チェック!
テラス席の前には、ムササビの棲む森が広がります。賑やかな参道から少し離れて、ラーメンや甘味でのんびり過ごすのも良いものです。
「奥高尾 細田屋」は高尾山頂を過ぎ、もみじ台へ少し下ったところにある茶屋です。
奥高尾の入り口にあり、山頂に比べると比較的人が少なく、のんびりと昼食休憩を取りたい時にはおすすめの場所です。
座席の半分以上が屋外なので雨の日はちょっと厳しいですが、晴れていれば富士山を眺めながらゆっくりと休憩することができます。
なめこ汁は奥高尾界隈の茶屋では必ずといっていいほど置いてあるメニューなのですが、お店によって味や具が違うので、食べ比べも楽しいのです。
私の一番のおすすめは、この細田屋のなめこ汁!
味噌汁ベースのなめこ汁の具は、たっぷりのなめこ、三つ葉、ねぎだけととてもシンプル。
疲れた時、ちょっと汗をかいた時、肌寒い時、いついただいても安定のおいしさです。とろろそばもおいしいので、胃袋に余裕のある方はぜひご賞味あれ。
天狗焼と同じく「高尾山スミカ」内で販売しているスイーツ「高尾山チーズタルト」は、多い時では一日に1000個売れると言われる人気商品です。
サクサク生地の中に、北海道産・フランス産・デンマーク産の3種類のチーズをブレンドした濃厚なチーズクリームがたっぷり。チーズクリームは甘さ控えめで、爽やかな酸味が後を引きます。ハイキングの後にちょっと甘いもの欲しいな…という時にもぴったりです。
ほかほかのチーズタルトはだけではなく、こちらのお店では冷やしチーズタルトも販売しています。
温かいタルトはチーズがとろっとしてマイルドですが、冷やしたタルトはチーズのコクがぐっと深まって、どちらも美味。ぜひ食べ比べをしてみてください。
タルトの表面には「高尾山」の焼印が押されており、持ち帰り用に6個入りのオリジナルBOX入りも販売しています。とても可愛らしいパッケージなので、ちょっとした手土産にもおすすめですよ。
ここでは紹介しきれませんでしたが、おいしいものはまだまだたくさんあります。
バーベキューにビアガーデン、イタリアンからスイーツまで、まさによりどりみどりのエリアですが、くれぐれも食べ過ぎにはご注意を。
どうしても食べ過ぎで歩いて下山したくないよ〜って時でも、ケーブルカーやリフトがあるのも高尾山の強みでしょう。
お酒を飲んでいる場合はリフト利用禁止なので、ケーブルカーを利用してくださいね。
紅葉シーズンはどこも混み合いやすいので、ピークの時期や時間帯をはずしてプランニングするとスムーズに回れますよ。
食べたいもの全部食べきれないし…って時も、次回のお楽しみとしてとっておいて、季節を変えながら二度三度訪れるのもいいかもしれませんね。
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(2024/10/10更新)
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