写真:村井 マヤ
地図を見る耕三寺は、浄土真宗本願寺派の寺院で、大阪で大口径特殊鋼管の製造会社を営んでいた技術者で実業家の耕三寺耕三氏が、自ら僧籍に入り、亡き母親の菩提寺として昭和10年より生涯をかけて建立されたお寺です。
そのお寺の裏手の山に美しい青い空に映える白いオブジェ・・。それが、「未来心の丘」です。その前に、耕三寺を見学して下さいね。
耕三寺では、書院である潮聲閣(ちょうせいかく)や、数々の美しい仏教建築を見学できます。ちなみに潮聲閣は、耕三寺耕三氏が瀬戸田に住んでいたお母様のために建てたお屋敷です。見学ができますのでご覧になるといいでしょう。細部に至るまで美しい装飾が施され、お母様への愛情が感じられる邸内です。
耕三寺の見学をされたあと、「未来心の丘」へと散策できるように設計されています。
「未来心の丘」へのアクセスは下記MEMO「未来心の丘」をご覧ください。耕三寺についてもこのサイトを参照にしてくださいね。
写真:村井 マヤ
地図を見るエレベーター及び階段を利用して「未来心の丘」へと導かれるように登って行きますと、もうそこには大理石の庭が広がります。
「はあ・・」と思わず歓喜の声が自然と出てしまう・・感動の世界です。天気が良いと青い空に映えて見事な美しさなんです。
大理石が太陽の光に照らされ、きらめく白亜の世界・・。まず「そよかぜの路」は仏教護法の十二天より・・北東方を護る「伊舎那(いしゃなてん)」が歩く道とのこと。また右手に行くと「天猫」という「月天」を望む猫の彫刻が・・。大理石の階段を登って目指すは「光明の塔」。
写真:村井 マヤ
地図を見る写真上の、右下には「二鬼の庭」と呼ばれる天の邪鬼に会える庭があります。大理石のテーブルや、椅子が並んでいます。パラソルもありますから、ちょっとお弁当を広げて食べてもいいのでは・・。
眼下には、美しい瀬戸田の風景を望めますよ。大理石の小路の真正面には、杭谷氏がデザインから設計指導、ネーミングまで手掛けた「カフェ・クオーレ」が佇んでいます。
写真:村井 マヤ
地図を見る「光明の塔」はこの丘の中で、ひときわ高い所に立っています。大理石の庭のシンボルのような存在!
この「光明の塔」まで登り南側を向いて立ってみましょう。まず右側には「白獅子の塔」、左下には「白像の小庭」があります。この白像の小庭からは、小早川氏の築いた出城跡が見えるそうです。
また、「白獅子の塔」と「光明の塔」の間には、「亀玉の舞台」。舞台に立つ三つの白い岩が海を眺めているようです。光明の塔から、カフェ・クオーレに再び降りていくと右側に「風の四季」と名付けられた、四季を表現した屏風岩のようなオブジェも並びます。
写真:村井 マヤ
地図を見る白亜の大理石をふんだんに使用した、まるで地中海に面したイタリア、トスカーナ地方を彷彿とさせる店内・・♪
また、店内の椅子やテーブルも杭谷氏のオリジナルデザインによるものなんですよ!素敵ですよね・・♪
大理石で彫られた葡萄やビーナスの柱やレリーフなど、細部へのこだわり・・芸術的なカフェでは、コーヒーやソフトドリンクを飲むことができますよ。
平山郁夫画伯の故郷でもあるこの島は、島のいたるところにオブジェが見受けられ、まるで島自体が芸術作品のようです。
そして、この「未来心の丘」は、広島県世羅郡世羅町出身の彫刻家、杭谷一東氏が耕三寺博物館の依頼を受け、1988年に制作を開始して12年の歳月をかけた一大庭園なのです。子供から大人まで、訪れた人に感動を与えることを願って作られました。
杭谷氏は、広島を代表する圓鍔勝三氏に師事しています。圓鍔氏については、下記MEMO「日本の地質百選選出!三原「久井の岩海」と圓鍔彫刻の世界へ」をご覧くださいね。
生口島の美しい風景と、大理石の白亜の庭に癒されてみませんか?日本にいながら、まるでエーゲ海にいるかのようですよ・・♪
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(2024/3/19更新)
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