写真:木内 つばめ
地図を見る緑の三角の丘が印象的な四四南村、ここはかつて軍人たちの生活場所でした。都市開発が進む中、ここを文化財として残そうという動きがおこり、現在ではたくさんの人が自由に訪れることのできる1つの観光名所となっております。
歴史を垣間みながら、現代的なモノを手に取れるという古今の文化が混じり合ったスポットなのですが、このミックスが実にいい具合で、クリエイティブな空気を出しているのです!これこそが四四南村の最大の魅力!
四四南村の大きな見どころは2つ、雑貨店やカフェになっている「好,丘(ハオ,チョウ)」と、当時の生活を見る事が出来る「眷村文物館(ジュアンツンウェンウーグァン)」です。
写真:木内 つばめ
地図を見る「好,丘」(=good cho’s)はgood choiceにかけられて付いた名前。いいものがここに集まりますように・・・という思いが込められた実に深い意味があるお店なのです。食器、衣類、小物類、食品などが販売されておりますが、Made in Taiwanの良質なものを発信していこう!というのがコンセプトなので、特に海外から来た観光客にとっては大いに見応えがあります。台湾生まれで、なおかつ現代の生活にきちんと使えるモノが置いてあるので、実用的なものを求めている方には最高の出会いあり。また1つ1つのデザインや包装も、ため息が出るほどとってもおしゃれで参ってしまうくらいです。
カフェでは種類豊富なベーグルが大人気!やはり南国、マンゴーやパイナップルを生地に練り込んだ、ちょっと珍しいベーグルがあります。ランチにはぴったりの内容なので、お昼もここで食べるつもりでプランを立てるとよいでしょう。
「好,丘」は昔、集合住宅だった建物を使っております。綺麗にペイントし直したり、古い窓枠をそのままを利用したり、当時のテイストを残しつつも、上手に現代風にリメイクしているので、建物自体を見るだけでも十分楽しむことができます。
写真:木内 つばめ
地図を見る当時の生活を徹底的に展示してある眷村文物館は、嬉しいことに無料で入れるのでぜひ覗いてみてください!日本でもひと昔前にあったような電化製品、日用品などが展示されており、タイムスリップした気分になります。
この眷村文物館で台湾の昔の暮らしを辿ることで、同時に見る現代を生きる台湾のクリエイターのパワーがより感慨深いものになります。全く逆のベクトルでありながらも、この四四南村で「歴史を保つこと」と「未来を創造すること」が共存している・・・この共存が特別なオーラを放ち、人々を魅了し、インスピレーションを与えてくれる場となっているのでしょう。
写真:木内 つばめ
地図を見る滞在日に日曜日がかぶっていたらラッキー!ここでSIMPLE MARKETというファーマーズマーケットが開かれております。アジアでファーマーズマーケットってあまり見ないですよね。これは好機、ぜひ台湾流ファーマーズマーケットを体験してみましょう!
販売されているものは地元の有機野菜やフルーツ、アーティストによるアクセサリーやバッグ、雑貨などです。毎週出店しないお店もあるので、じっくり見て掘り出し物を見つけてみて下さい!実際に「作っている人」とコミュニケーションをとれるところも、このSIMPLE MARKETのいいところ。人の手から生まれた運命の一品、見つけられたら台北旅行自体がより輝きを増すこと間違いないです!
「生活に密着した場所」というのはオプショナルツアーで行くような郊外だったりすることが多いのですが、四四南村は台北市内の利便性が高い場所から歩いて見に行けるという点でも、非常にポイントが高いです!
しかも超高層ビル、台北101を写真に収めるには最高のロケーション!台北101は近すぎるといい写真はなかなか撮れませんが、四四南村からだとビルがすっぽりフレームに入る上、台北の新旧を交えて一枚に収めることができます!
裏観光スポットのような容姿をしながらも、しっかりしたコンセプトを基盤に価値あるものを見せてくれる四四南村。いい刺激をもらいに、訪れてみて下さい!
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(2023/12/1更新)
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