写真:Naoyuki 金井
地図を見る1955年創業で半世紀以上の歴史を持つ「さぼうる」は、メディアなどでも紹介される神保町を代表する喫茶店。
学生は勿論のこと、土地柄出版関係者達が、一杯の珈琲で何時間も粘る賑わいは現在でも引き継がれ、懐かしさに訪れるご老人や物珍しげなカップルなど、当時の賑わいそのままです。
印象的な外観、そして煉瓦と木材の造りの店内で、薄暗い照明のなか、一階、中二階、二階のある多少狭苦しい感じが、昭和の香りを今に伝える名店です。
写真:Naoyuki 金井
地図を見る1972年創業で、選りすぐりの豆を直火式焙煎で提供する珈琲が人気の「神田伯剌西爾」。
煎りたて・挽きたて・淹れたての珈琲はどれも香り高く、特にコクと苦味が効いた「神田ぶれんど」、酸味の効いた本格的アメリカン「亜米利加ぶれんど」、デミタスカップの濃厚な「仏蘭西ぶれんど」は人気の逸品です。
カフェでありながら、木を基調とした落ち着きの有る店内で、囲炉裏や床の間風の日本画とジャズをBGMとした、まさに「和モダン」な造りの小粋なカフェです。
写真:Naoyuki 金井
地図を見る1949年創業の「ラドリオ」とは、スペイン語で煉瓦を意味する店名の通り、煉瓦で造られたカフェ文化を伝える喫茶店。
都会の喧騒を忘れさせてくれる静かな佇まいのなかで、気だるいシャンソンが似合います。また、常連客には文豪などもおり、かつては逢坂剛氏が直木賞受賞の電話をこの店で受け取ったという伝説もあるのです。
日本で初めて提供した「ウィンナコーヒー」は、純白のクリームと珈琲が醸し出す、フレッシュで気高い香りのハーモニーが楽しめる歴史的な逸品です。
写真:Naoyuki 金井
地図を見る1953年、タンゴの聴ける店として創業したのが「ミロンガ・ヌォーバ」。
外観は、煉瓦造りですが内装はウッディな空間で、昼は炭火焙煎の珈琲やケーキが楽しめ、夜は世界各国の麦酒が味わえるカフェです。
全国でも珍しいアルゼンチン・タンゴのBGMで、時にはコンサートが行われるほどの本格的な音響装置が存在感を示しています。
その根底を支えるのが、劇場用などの専用機器で著名な「アルテック」のスピーカーで、店の歴史とともに時を刻んできた価値ある調べです。
写真:Naoyuki 金井
地図を見る1974年、東京で初めて創業した紅茶専門店が「Tea House TAKANO」。
看板にはセイロンティの品質を保証するライオンが描かれているところが、紅茶専門店たる由縁です。
レトロ感はありませんが、広くて清潔で気持ちの良い空間なら、高貴な紅茶の香りを逃がすことはないでしょう。
数多くの紅茶の種類がありますが、特に「UVA PEKOE セントジェームス」は、世界三大紅茶のひとつの「ウバ」茶で、微弱のメントールの香りと独特の渋みで、一杯目はストレート、二杯目はミルクで楽しむ気品溢れる紅茶です。
お洒落なカフェの現代において、ある意味、レトロカフェは非日常的空間といえるかも知れません
しかしながら、幾ら説明しても「百聞は一見にしかず」。
余計な先入観を持たずに、まずは足を踏み入れてみてください。
ノスタルジーとコンテンポラリーな空気が楽しめるはずです。
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(2024/11/8更新)
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