「赤沢森林鉄道」の元となる「木曽森林鉄道」は、大正初期にヒノキの運搬のために生まれ、2014年で何と100周年!当時は、アメリカ製の蒸気機関車が使われていました。高度経済成長により本来の役割を終え、「赤沢森林鉄道」としてディーゼル車の観光路線となった今でも、沢山の人々に愛されています。
こちらは「赤沢自然休養林」の駐車場からほど近い、森林鉄道の改札口です。緑あふれる小道を進むと、ログハウス風の改札口があり、切符を購入します。切符は木製のかわいらしい一品で自分でスタンプを押し、記念品として持ち帰ることができます。
改札口の隣には「森林鉄道記念館」があり、森林鉄道の歴史的な資料や写真、車両などが展示してあります。中でも見どころは、大正初期から昭和半ばまで活躍した蒸気機関車「ボールドウイン号」の実際の車両。当時の面影にじっくりと心馳せることができます。切符を買ってから発車までの時間にぜひ立ち寄ってください。
こちらは現在観光用に使用されている森林鉄道の車両。周囲の環境の素晴らしさはもちろんですが、車両一つに注目しても、レトロでかわいらしいものです。昔ながらの蒸気機関車ではありませんが、小さなディーゼル機関車がお客さんをいっぱい乗せた客車を一生懸命引っぱっています。そんな姿を見るだけでも楽しい気分になります。
客車には窓がなく、澄んだ空気やヒノキの香りを胸いっぱいに吸い込み、味わうことができます。シートの座り心地も上々、景色も最高。まさに楽しく手軽に森林浴するのに最適な乗り物です。更に子供から大人まで、乗客の皆さんの笑顔が加わって、都市部の遊園地では味わえない癒しと高揚が車内を包みます。
現在の路線は「森林鉄道記念館」〜「丸山渡」までの1.1キロの短いものですが、片道15分程度の速さで景色を楽しみながらゆっくりと進みます。車窓は美しい森と川のせせらぎ。真夏であってもさわやかな風を全身で感じられ、最高の避暑!秋は紅葉を楽しむこともできます。こちらは森林鉄道沿いに流れる道川の眺め。素晴らしい清流に心癒される瞬間です。
森林鉄道は往復乗車することもできますし、復路は整備された遊歩道を歩いて帰ってくることもできます(往路のみを歩くことはできません。また、復路を歩いても料金の返金はありません)。
終点の「丸山渡」から歩いて戻っても、寄り道なしで20分程度。途中の景色もじっくりと見ることができ、軽いリフレッシュにおすすめです。
遊歩道を歩いていると、森林鉄道に出会います。遊歩道からレトロでかわいらしい鉄道を見るのも楽しいですよ!
2014年は「木曽森林鉄道」運行100周年ということで、9月28日に100周年イベントが開催されますのでそちらも必見です!
<赤沢森林鉄道>
運行は4月終わり〜11月半ば位までですが、運行しない日もあったりとまちまちですので、お出かけの前に関連メモより公式HPの運行状況をご確認ください。
大人 : 800円〜(中学生以上)
子供 : 500円〜
※時期により多少変わります。
森林鉄道を使わない本格的な遊歩道のコースは8つと充実しており、所要時間40分程度〜2時間程のものまで気分や体力に合わせて選ぶことができます。
夏でしたら美しい渓流で泳いだり、魚のつかみ取り体験を楽しむことができます。他にも、45mの長い滑り台や、森林資料館など、鉄道以外の楽しみもたくさんあります。また、売店では質の良いヒノキを使った各種お土産品を販売しており、名物の絶品カレーパン(300円)も、もっちりとした生地とマイルドなカレーが美味しくてお勧めです。
大人から子供まで楽しめる「森林セラピー基地、赤沢自然休養林」で楽しくさわやかな休日をお過ごしください!
<赤沢自然休養林>
長野県木曽郡上松町小川入国有林
0264-52-2001
入場無料
<アクセス>
長野道塩尻ICまたは中央道中津川ICから車で一時間半位
JR上松駅より車で30分程度
※標高1080mの高地のため、寒暖に対応できる服装が必須
※周囲は国有林の為ゴミのポイ捨て、ペットの持ち込みなどは禁止されています
※重ねて、森林鉄道の運行状況は関連メモ、公式HPより要確認です
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(2023/11/29更新)
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