秋山郷への一般的な玄関口は新潟県津南町から国道405号線を山間に入って行くルートです。町中を抜け田園地帯を通り、その後次第に谷合の道を、途中には渓谷や山々、点在する集落を見ながら山深く奥へ進んで行きます。
途中道の狭い場所もありますが注意深く進めば美しい景色を見たり、観光ポイントに立寄りながら、快適なドライブが楽しめます。
尚、初夏(5月下旬)から秋(11月上旬)にかけては林道を通って志賀高原へ抜けるルートもあります。それ以外の時期は切明地区で行き止まりです。
写真は11月上旬の紅葉時期に山々を見ながらのドライブルートのものです。春の新緑、冬の銀世界も美しいルートです。(真冬は豪雪地です。冬の運転は慎重に)
写真:高橋 しゅう
地図を見るドライブルートの途中にはいくつか観光名所がありますが、そのうちの一つが「蛇淵の滝」です。秋山郷への観光バスもここを目指して来ることが多い場所です。
この滝は新潟県と長野県の県境の場所にありその姿は新潟県側の展望台から眺めることが出来ます。周りを木々で覆われた滝は特に新緑や紅葉の時期が、美しく多くの方が訪れます。展望台までは階段状にもなりますが、木々の中を整備された道ですので歩き易く気軽に観光できます。
尚、滝の名前の由来は伝説によるものです。(概略は津南町観光協会のサイトに紹介されています。)
途中には、いくつか集落が点在しています。家々は山間の狭い土地を上手く利用して建てられ、古くからのあると思われる家が多く見受けられます。
周囲を山々に囲まれ家には隣接して田畑などがあり、その素朴な風景は日本の原風景を感じます。
写真:高橋 しゅう
地図を見る山間の秋山郷の集落は、その多くは周りを山々に囲まれ家々は、山の懐や谷合に点在しています。近くから見る家々とその背後に山々が広がる風景も良いのですが、離れた場所からの風景も美しいものです。
特に秋の時期には、写真の様に山に雪と紅葉、その山の懐にある集落をあわせて見ることが出来るかもしれません。
※写真の位置は撮影ポイントを記しています。(対岸から撮影)
写真:高橋 しゅう
地図を見る秋山郷を山奥へ進むと、最も奥にあたる場所に切明温泉があります。ここには温泉旅館がありますが、その脇には渓流が流れ、その河原から温泉が湧いている珍しい場所でもあります。
河原に降りると所々から温泉が湧き出していますので、適当な湯だまりを見つけて温泉入浴を楽しむことが出来ます。また旅館でスコップを借りてマイ露天風呂を掘ることも出来るのです。
私が訪れた11月は寒さを感じる時期でしたので足湯として楽しみました。夏場は川遊びを兼ねて温泉入浴が最高と思います。秋でも適温の所を見つけれて入浴されている方もいらっしゃいます。
ガイドブック等でも紹介されている場所ですので、シーズンにはこの河原の温泉目当てに訪れる方も多い所です。
信越の秘境とも言われる地「秋山郷」。そこには山間の地に暮らす人々の生活があり、大自然の風景と集落の風景が調和して美しい風景が広がります。紅葉や新緑の季節が特に人気がありますが、四季を通じて訪ねることが出来る地です。但し、冬期間は閉鎖される道路や積雪で見られない観光ポイントもありますので情報収集してからお出かけ下さい。
また秋山郷には紹介した切明温泉以外にも、個性的な温泉がいくつか点在していますので観光とあわせて温泉入浴を楽しまれても良いと思います。
秋山郷へのアクセス
車の場合は
関越道の塩沢石打インターより十日町経由で国道117号を津南町へ
または上信越道の豊田飯山インターより国道117号を津南町へ
いずれも新潟県津南町が秋山郷への主要な玄関口となります。
※初夏(5月下旬)から秋(11月上旬)にかけては志賀高原と秋山郷への林道経由で往来でき、人気のドライブルートになっています。
公共交通機関の場合は
JR飯山線 森宮野原駅より秋山郷方面へ南越後観光バスの路線バス利用となります。(但し本数は少ないです。)
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この記事を書いたナビゲーター
高橋 しゅう
旅に出ることがとても好きな「高橋しゅう」です。小学生の頃からの日帰り一人旅に始まり、学生時代は国内・海外各地を旅行、就職後は旅行会社勤務と休日の個人旅行を続け、旅が人生の中心にある生活を楽しんでいまし…
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