スペインワインの老舗エリア、リオハで味わうマリアージュ!

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スペインワインの老舗エリア、リオハで味わうマリアージュ!

スペインワインの老舗エリア、リオハで味わうマリアージュ!

更新日:2014/11/21 12:09

wanderlust tomokoのプロフィール写真 wanderlust tomoko シヴァナンダ ヨガのインストラクター

日本にも多くのワインが輸入されるようになりましたがやっぱりワインは生産地で味わうのが一番。というのも輸送の段階で味が変わってしまうことがあるから。
それに加えてワインとその場所の空気、町の雰囲気、地元の人々、タパスのマリアージュ。
これらでワインの味が違って感じられるので本当に不思議。マリアージュを求めてワイン生産地を訪れてみませんか?!
誰もがスペインワイン、スペインタパスのファンになるはず。

スペインワインの老舗、リオハワイン。ワイナリーや周辺の小さな町を訪れる拠点の町は『ログローニョ』

スペインワインの老舗、リオハワイン。ワイナリーや周辺の小さな町を訪れる拠点の町は『ログローニョ』

写真:wanderlust tomoko

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スペインの首都マドリードから電車、もしくはバスで約4時間のラ・リオハ州の州都ログローニョ。リオハ州はスペインワインの生産地として日本でも少しずつ知られてきているのではないでしょうか。
老舗というのはリオハがスペインワインの7つのカテゴリーのうちの高品質、『特選原産地呼称(DOC)』に1991年に最初に認められたワイン産地だからです。
この『DOC』に認められているのは現在でもリオハとプリオラートという2地域だけ。
スペインはブドウ栽培面積は世界一にも関わらず、生産量が世界3位にとどまっているのです。その理由はワインの品質を保つため様々な規制があるからです。
リオハワインというとテンプラニーニョというしっかりとした味わいのスペイン原産のぶどうを使った赤ワインが有名ですが、白ワインも負けていません。リオハワインの中でも様々なランクがありますが、厳しく管理されている中で『DOC』に認定されているリオハワイン、まずは一度試してみてください!

そしてこの街はサンティアゴ・デ・コンポステーラまで続くスペイン巡礼路の通過点でもあるのです。その目印に巡礼地のサイン、ほたて貝のモチーフが道路に刻みこまれています。
この先長く続く巡礼のつかの間の休息地としても知られていて、巡礼者は町を流れるエブロ川にかかる橋を渡って市街に入ってきたと言われています。
旧市街には多くの教会がありそのうちの1つ12世紀に建築された『バトロメ教会 (church of San Bartolomé)』は今でも正面の彫刻はしっかりと保全され、この町にある唯一のロマネスク様式のデザインです。

どこにでもあるような町でもあるのですがワインに関してはナンバーワン。ログローニョを始めとしてこの地方には500以上のワイナリーが点在しているからです。
ワイナリーは市街にあるのでタクシーや旅行会社のツアーを利用することになります。

また、周囲にはスペインで最大級とも言われ4,000平方メートルの敷地を誇るワイナリー兼ワイン博物館『ビバンコ(Vivanco)』、ラ・リオハ州のワインの州都と呼ばれるワイン生産量がリオハ州最大の『アロ』、世界遺産にも指定され、スペイン語で書かれた最初の文書が保存されているユソ修道院がある『サン ミヤン デ ラ コゴーヤ』など気になる場所がたくさん。
ログローニョを出発点にして探索してみてはいかがでしょうか。

通称『タパス・ストリート』。お店をはしご、これがスペインバルを楽しむ秘訣!

通称『タパス・ストリート』。お店をはしご、これがスペインバルを楽しむ秘訣!

写真:wanderlust tomoko

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スペインの食文化の1つといっても過言ではない、バル文化。日本の立ち飲み居酒屋をイメージすると分かりやすいのではないでしょうか。日本と違う点は『はしご』という習慣が根付いていること。もちろん1カ所のレストランでゆっくりと食事をすることもあるのですが、バルでは『はしご』が基本。

1杯オーダーしてタパスを食べたら次のお店へ。タパスとはスペインのバルで提供される小皿(一品)料理のこと。そして1杯飲んだらまた次へと・・・ログロニョにあるバルが軒を並べている有名な通りは旧市街にある"Calle Laurel と Calle San Juan"。
Calleとはスペイン語で通りのこと。名前を覚えていなくても地元の人に「タパスストリートはどこ?」「バルがある通りはどこ?」と聞けば誰もが知っている場所です。
そしてスペインの通りはどんなに小さく狭くても名前がついていて、通りの入り口には名前が書いてある看板があるので方向さえあっていれば道を間違うことはないのです。

夕方には人気がなくひっそりと静かな通りが夜になると一転。狭い通りが人で溢れ返っていてびっくりします。この辺りのバルの特徴はそれぞれのお店がそのお店のおすすめタパスを1つ持っていて、専門店に近いイメージ。
茹でたじゃがいもに辛いソースが決め手の『パタタス・ブラバス』、写真のようなマッシュルームをニンニクたっぷりの油で味わうタパス、イベリコ豚のバーベキュー、食用のカタツムリ『カラコレス』など。海に面していないこの地方では魚介類よりも豆、アーティチョークやピーマンなどの野菜類、ハムやチョリソなど肉類をメインとしたタパスが多いのが特徴。

値段はとってもリーズナブルでハウスワインや小さなグラスビールは1杯1ユーロ〜、タパスも1品1ユーロ〜。アルコールが苦手な方は『モスト』をオーダーしてみてください。
『モスト』とはブドウジュースのこと。ワイン産地で味わう新鮮なブドウジュースも美味しいはず。

町の雰囲気に加え、満員の人々がおしゃべりする中で味わうワインとタパス。こんなにも美味しくて忘れることのできない味と感じるのはその土地の雰囲気とワインとタパスのマリアージュ、そして生産地で味わうワインだから。
レストランと違ってバルでは隣の人との距離も近いのでふとしたことから生まれる会話もバルを楽しむ秘訣。

さて、ワインを頼むときのポイント。グラスワイン1杯とオーダーするとハウスワインを提供されます。もちろん美味しいことに変わりはないのですが例えば、リオハのワインを飲みたければ「リオハワイン」と、また熟成されたワインを飲みたいときには「クリアンサ」、「レセルバ」、「グラン レセルバ」と指定しましょう。
(熟成時期に応じて呼び方が異なり、「クリアンサ」→「レセルバ」→「グラン レセルバ」の順に長くなります。)

1品では足りないという人にはタパスを何種類も提供しているバルももちろんありますのでいくつか異なるものを頼んでみてはいかがでしょうか。

リオハ1、2を争う最大イベント、収穫祭

リオハ1、2を争う最大イベント、収穫祭

写真:wanderlust tomoko

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ログロニョでは毎年その年ブドウの収穫をお祝いする収穫祭、『サン・マテオ』が行われているのです。サン・マテオとはリオハ州の守護聖人で9月21日がその聖人の日にあたることから毎年この時期に盛大に行われています。
元々このお祭りの由来は12世紀前までさかのぼります。リオハ地方の人々はその年の収穫に感謝しつつ、そして出来上がったワインが各地域のお店に届けられることをお祝いすることがきっかけとなっています。

リオハ地方の人は誰もが待ちこがれているこのお祭り。というのもその年の初めての『モスト』を今でも伝統的な方法で取り出すという習慣を保っているからです。モストとは発酵前のブドウの絞り汁、ブドウジュースのこと。
2人の男性がこの地方特有の背広をまとい、肩を組んで裸足でブドウを踏みを行い、続いて伝統的な踊りが披露されます。ブドウ踏みによって絞り出されたモストをこの地域の守護聖人であるバルバネラ女神(Virgen de Valvanera)に捧げるのです。
『サン・マテオ』のメインイベントでもあるのでこの伝統行事には多くの人々が集まりその様子を見守っています。

1週間に亘り催されるこのお祭り、他にもパレード、コンサート、闘牛、国際花火コンクール、生ハムやリオハ州の郷土料理をワインとセットでお得な金額で提供する試食などプログラム満載!

ワイン好き、グルメな人を満足させるそんな場所

収穫祭の時期には小さな町が人で溢れ、宿泊を確保するのが困難ですのでそんなときは周囲の小さな町に泊まるのがおすすめ。
また、近郊にはワイナリーが点在するワインルート、『アロ』には町の中心から歩いて行くことができるワイナリーがいくつかあるので収穫祭の時期を逃してしまっても見所はたっぷりです。

この記事の関連MEMO

掲載内容は執筆時点のものです。 2013/09/21 訪問

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