新宿で古典芸能をめぐる旅!行っときたいスポット5選

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新宿で古典芸能をめぐる旅!行っときたいスポット5選

新宿で古典芸能をめぐる旅!行っときたいスポット5選

更新日:2014/09/04 11:33

本井 良尚のプロフィール写真 本井 良尚 風景フォトグラファー

新宿は新宿駅を中心とした日本で一番有名なビジネス街です。
江戸時代の頃から甲州道中の宿場町として、当時のビジネスマンたちを支えてきました。
そして内藤新宿町として全国に名をはせ、様々な人々が集まるようになり、現代でいう古典芸能とよばれる分野も飛躍的に発展を遂げたのです。
今回はその生い立ちを踏まえつつ、新宿界隈の芸能に関する、行っといて損しないスポットを紹介していきます。

芸能浅間神社!芸でメシを食べようと誓う人々が集う場所

芸能浅間神社!芸でメシを食べようと誓う人々が集う場所

写真:本井 良尚

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芸能浅間神社は、新宿の守り神といわれている花園神社の摂社として、その敷地内に鎮座しています。
富士山信仰の浅間神社が、なぜ新宿分社だけ芸能に特化しているのかというと、古く江戸の頃から芝居や舞踊の興行がよく行われていたそうで、関係者による奉納が多かったことに由来しているからです。

神社自体はこぢんまりとしていますが、参拝の際には是非ぐるりと辺りを見渡してみて下さい。
誰もが知っている芸能人の、鮮やかな朱色で記載されたパネルが周りを囲んでおり、御利益にあやかろうと参拝されたことが伺えます。
また、故・藤圭子さんの「圭子の夢は夜ひらく」の歌碑がありますので、当時を知る方は大変懐かしいことでしょう。
最後に花園神社本殿にも出向いてみてください。
そこには、厳しい芸の世界で足掻いている人々の願い、思いで溢れている絵馬があります。

「沢山仕事が入ってきますように。貯金が貯まりますように」
「認定漫才師になれますように」
「緊張せず全て出しきれますように」
いつの時代も芸の世界で生きるのは大変なようです。

※新宿区新宿5−17−3、新宿三丁目駅徒歩5分

歌舞伎役者御用達の十二社・熊野神社

歌舞伎役者御用達の十二社・熊野神社

写真:本井 良尚

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十二社・熊野神社の創建は、室町時代に資産家である鈴木九郎が、故郷である紀州の熊野三山より十二権現をうつしたのが最初といわれています。
当社は花園神社と同じく新宿を見守る総鎮守で、その範囲は新宿駅周辺及び歌舞伎町となっています。
熊野神社は新宿駅から西の方角、新宿中央公園の一角に位置しており、現在でも新宿区指定有形文化財を数多く有していることでも有名。中でも特に注目していただきたいのが、「七人役者図絵馬」と「式三番奉納額」です。

前者は1773年に、当時の歌舞伎役者である吾妻富太郎と大谷谷次が奉納した代物です。
桜大木の下に七人の歌舞伎役者と十二支が詳細に描かれています。
後者は拝殿内に二枚対で保管されているもので、それぞれ九代目、十二代目の市村羽左衛門が別時期に奉納したものです。
江戸三座である市村座の式三番を描いたものだといわれています。
(式三番とは、祝賀や追悼式時に能の翁を舞踊化したもので、歌舞伎舞踊の一種)

二つとも当時の歌舞伎を知るうえで貴重な代物です。
参拝の際にはぜひとも拝観していただきたい文化財です。

※新宿区西新宿2−11−2、都庁前駅A5より徒歩5分

神社なのに勉強会?!文化芸術の場「赤城神社」

神社なのに勉強会?!文化芸術の場「赤城神社」

写真:本井 良尚

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新宿駅から東方向、神楽坂に赤城神社はあります。
牛込総鎮守として700年、近年は綺麗に改修され、神社というよりは先進的な雰囲気を醸し出す神社です。

赤城神社の一番興味深い点は、その昔、清風亭という貸座敷があったらしく、ここで坪内逍遥や早稲田大学の学生を中心に脚本の読み合わせや舞台稽古に使われたという点です。
文芸協会の発祥の場所といって差し支えないでしょう。
さらに島村抱月や松井須磨子がそこから離れ、新たな芸術や表現を追い求め芸術座を起こしました。
まさに赤城神社は文化芸術交流の場だったのです。
まずはその辺りを認識しながら参拝してみると、なんだか当時の浪漫を感じながら楽しめるでしょう。

因みに神社としては珍しく、敷地内にカフェが併設されています。
ピリッとスパイスのきいたアカギレッドカレーライス(1050円)やトマトクリーム煮込みハンバーク(1200円)がオススメです。
ちょっとした休憩や小腹が空いたときは立ち寄ってみましょう。

※新宿区赤城本町1−10、神楽坂駅から徒歩3分

繁華街のド真ん中で落語が聞ける!落語色物定席寄席の「末広亭」

繁華街のド真ん中で落語が聞ける!落語色物定席寄席の「末広亭」

写真:本井 良尚

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東京の寄席といえば即ち、「末廣亭」「池袋演芸場」「鈴本演芸場」「浅草演芸ホール」のことをいいます。
今回紹介する末広亭は、発祥当時の木造建築で、建築物としても貴重な寄席です。
項目と出演者は十日ごとに入れ替わり、落語芸術協会と落語協会が交互に興行を行っていきます。

そしてこの末広亭で一番オススメなのが、深夜寄席です。
上記二つの協会の若手が興行を行うというもので、入場料がなんと五百円とワンコインで楽しめます。
さらに奇数月に密かに行われると噂の落語競演会も見ものです。
落語協会、落語芸術協会、立川流、円楽党それぞれの若手が行います。
こちらも料金が千円と控えめなので、是非日程に合わせて訪れるのが良いかと思います。

※新宿区新宿3ー6ー12、新宿三丁目駅徒歩三分

歌舞伎町の女神・弁財天

歌舞伎町の女神・弁財天

写真:本井 良尚

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眠らない街、歌舞伎町にも芸能の匂いがする場所があります。
江戸時代の頃、歌舞伎町は沼だったのですが、その頃から弁天様は祀られていました。
明治時代に埋め立てられはしましたが、弁天様は昔も今も変わらずそのまま、そこで歌舞伎町を見守っておられます。

参拝すれば知恵を授かり、財を蓄え、芸に秀でると言われ、この歌舞伎町弁財天は密かに歌舞伎町の文化人に注目を浴びている場所です。
もし時間があるようでしたら、歌舞伎町観光と共に訪れてみてはいかがでしょうか?

最後に

新宿は大きく分けて五つのエリアに分けることができます。
新宿駅周辺、神楽坂、高田馬場&早稲田、落合、四谷です。
それぞれビジネスの街だったり、博物館や記念館が沢山あるエリアだったり特色がそれぞれ違っています。
今回紹介できませんでしたが、新宿で唯一の能楽が楽しめる「矢来能楽堂」や時折三味線の音が聞こえてくる「見番横丁」など新宿には余り余るほどの古典芸能、芸術文化が根付いています。
自分に興味のあるものを選択して、目的別に観光してみましょう。

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掲載内容は執筆時点のものです。 2014/08/30 訪問

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