写真:高橋 しゅう
地図を見る「やんばる」と言えば「ヤンバルクイナ」を思い浮ぶのではないでしょうか。ここでは飛べない鳥「ヤンバルクイナ」をはじめ、やんばるの森に住む貴重な生き物の生態について、展示や映像で紹介され学ぶことが出来ます。
国道58号線沿いの国頭村の道の駅からも近いので、立ち寄られて「やんばる」の知識を得てみてはいかがでしょうか。
尚、ヤンバルクイナの実物を見ることは出来ません。
写真:高橋 しゅう
地図を見る沖縄本島最北部に位置する辺戸岬。那覇から100km以上の距離があります。ここまで車を走らせて来ると、沖縄本島が広いこと、遠くまで来たことを実感します。
見晴らしが良ければ、辺戸岬から20数キロ先の鹿児島県与論島を眺めることが出来ます。沖縄返還前はこの間が国境線であった時代もあり、祖国復帰の碑も建っています。
また辺戸岬は写真のとおり、石灰岩から成るカルストの土地で岬にはカルスト岩があり、海岸も荒々しい景観を見せる場所でもあります。
写真:高橋 しゅう
地図を見る本島北東部の道は、海辺と森の中をアップダウンを繰り返しながら進んで行きます。緑豊かな森の中を車で進んでいると「ヤンバルクイナ」とび出し注意の標識が所々に現れます。
ウフギー自然館での説明では、実際にヤンバルクイナの交通事故も絶えないようです。ここは自然豊かな「やんばる」。自然を感じながら、ゆっくり安全運転が一番です。
時折に道路に「あっ何かいる!」ことがありますが、良く見るとカラスだったりします。
写真:高橋 しゅう
地図を見る本島の最奥部に位置する「奥集落」は昔ながらの素朴な雰囲気がある魅力的なところです。
沖縄独特の瓦屋根の家が建ち並び、ゆったりとした空気が流れ、観光地ではありませんがのんびり散策しながら景観を楽しめます。
また沖縄で見かける独特の店舗「共同店」(地域住民が出資・運営して生活品等を販売する店舗)は100年以上前に交通不便なこの地から始まったとのことです。
辺戸岬までは訪ねる方は多いようですが、是非ここまで足を延ばす価値がある場所です。
尚、鹿児島から海をまたぎ、那覇へと続く国道58号線の沖縄県の起点はここ「奥」にあります。
辺戸岬から奥集落までは那覇市内から続いている国道58号線を進み、奥集落から先は本島北東部を周るように県道70号線で本島東側を南下して行きます。県道70号線は東村の平良まで続き、そこから先は国道331号線と合流します。
この道は海岸とやんばるの森の中を交錯しながら進んで行く、豊かな自然をより感じられるルートです。途中にはいくつか集落もあり、随分と奥まったエリアに生活されていることに感心します。
アップダウンやカーブも多い道ですが、全線舗装されていますので快適に走れます。スピードは出さずにゆっくり走ることを楽しむルートです。
沖縄最北部の国頭村は豊かな森と海、そして昔ながらの家々が残る素朴な風景を楽しめる素敵な所です。他にも国頭村には、海辺の断崖の景勝地「茅打バンタ」や「比地大滝」(11月現在通行止)、「やんばる学の森」の散策路等、見どころがありますので、ゆったり時間をとって訪ねてみて下さい。
那覇からは距離がありますので、途中で1泊以上されることをお勧めします。また、辺戸岬や奥集落方面へは国頭村中心部の辺戸名より村営バスが出ていますが、1日3便と便数が少なく観光には不便ですので、レンタカーの利用をお勧めします。
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この記事を書いたナビゲーター
高橋 しゅう
旅に出ることがとても好きな「高橋しゅう」です。小学生の頃からの日帰り一人旅に始まり、学生時代は国内・海外各地を旅行、就職後は旅行会社勤務と休日の個人旅行を続け、旅が人生の中心にある生活を楽しんでいまし…
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