新宿御苑で一番有名なスポットといえば、多国籍な庭園です。
日本庭園、イギリス風景式庭園、フランス式整形庭園が混在する景観は日本広しと言えどもそうそうないでしょう。
四季を通して様々な景観を楽しませてくれ、春には桜園地で染井吉野が鮮やかに咲き誇り、夏には園内全体が深緑に包まれ、都内のド真ん中とは思えないほどの自然が満喫できます。
そして秋には各庭園の魅力を遺憾なく発揮することになります。
特に、毎年秋に開催される苑菊花壇展は一年を通して一番の盛り上がりを見せる時期ではないでしょうか。
日本庭園に花壇は作られ、回遊式で観覧していくことになります。
これは園内に上家(うわや)と呼ばれる屋根というか建物を設置し、様々な品種の菊を各様式に沿って飾り付けたものです。
その中でも懸崖作り花壇を特にオススメします。
これは山に自生する野菊が、岩の間から垂れ下がって咲いている姿をヒントに再現されたものだと言われています。
日本庭園自体、どこにでもある自然の景色を、縮小させて再度構成させたものであることから、まさにこの景観のなかで一番うってつけの花壇だと言えましょう。
またフランス式庭園のバラ園も負けていません。
10中旬から12月中旬頃まで咲く品種、バラ、サザンカ、カンツバキなど秋は見所が一杯です。
貴方も新宿御苑の景観を、春・秋と最高潮の景色の時期に見に行ってみてはいかがでしょうか?
写真は御苑のルーツである、内藤家の庭園「玉川園」を見下ろした景観です。
内藤家とは徳川家康の家臣、内藤清成のことです。
豊臣秀吉から関八州を与えられた徳川家康が江戸城に入城した際、西に伸びる甲州街道と鎌倉街道という戦略上、経済の要として重要な拠点であるこの近辺の警護を、家臣の内藤清成に任せたのがルーツになります。
ここにある椅子に腰をおろしてみて、玉川園を眺めているとなんだか心が落ち着くかと思います。
男同士なら考えものですが、デートや家族で訪れた時は膝枕なんてどうでしょう?!
ここは程よく陽が入ってきて、日向ぼっこに最高の場所です。
是非ペアで訪れていただきたいスポットです。
新宿御苑でここを知らなければモグリだといわれるぐらい、フランス式整形庭園の一角プラタナス並木は見事な景観を作っています。
この植物は主に街路樹に使われ、大きめな葉が特徴です。
ここの景観が一番の見所となる瞬間は、やはり春先の深緑と金色一色の秋ですね。
特に紅葉の季節はその人気ぶりから、プラタナス並木に並んでいるベンチは常に人で満席です。
また落ち葉をかき分けながら散歩をしていると、なんがか楽しくなってしまい、一種のアトラクションのように思えてくるでしょう。
例年通りだと11月〜12月上旬程度までが紅葉の見所です。
是非この時期を狙って行ってみましょう!
さて続いて新宿御苑でオススメするスポットは、日本庭園傍に位置する旧御涼亭です。
ここは皇太子様(のちの昭和天皇)ご成婚の際に台湾在住邦人の有志が献上したもので、建築家の松山松之助が建てました。
別名、台湾閣と呼ばれ清朝中期以降によく見かけることができる建築様式で、屋根の軒の反り、燕尾、瓦の色が特に特徴的です。
建築素材に関しても、台湾杉や天井の鏡板に台湾原産の材料が使われるほど凝った作りになっています。
歴史を知りながら、四季を通して楽しく散策できる場所です。
写真に写っている地面から生えている物体は何だと思いますか?
パッと見タケノコのように見えますが、これはラクウショウと呼ばれる北米原産の落葉樹の根っこから出ているものです。
深緑や紅葉が美しいことから観賞用として公園や苑池に植えられることがある植物。
この地面から出ている部分、気根と呼ばれている部分で新鮮な空気を取り入れています。
なんだかキモかわいい植物ですね。
この近辺にあるラクショウは明治時代に植林されたらしく、樹齢100年はゆうに越えています。
日本国内でここまで育っているものは少なく、学術的にも価値のあるものです。
園内の隅っこにあるエリア、母と子の森で見ることができますので、時間があれば行ってみて欲しいと思います。
色々発見できそうな場所ですね。
新宿御苑は東京のド真ん中にあると思えないほど、広大で綺麗な自然が整備されています。
ただ流石に華やかさはありませんので、素朴な観光、落ち着いた大人の観光にうってつけかと思います。
日本の縮図、さらに言えば世界の庭園を味わえる新宿御苑で四季の自然を大都会の中で味わってみませんか?
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(2023/12/6更新)
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