猫の足跡と福石猫がいっぱい!尾道の不思議な路地「猫の細道」へ

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猫の足跡と福石猫がいっぱい!尾道の不思議な路地「猫の細道」へ

猫の足跡と福石猫がいっぱい!尾道の不思議な路地「猫の細道」へ

更新日:2014/09/02 12:05

鮎川 キオラのプロフィール写真 鮎川 キオラ 子どもの好奇心を育てる旅育ライター、ホテル朝食研究家

海と山に囲まれた広島県尾道市。ノスタルジックな港町の雰囲気から、映画やドラマのロケ地として数多く登場する絵になる町です。尾道は、山の斜面を縫うように伸びる坂道が無数にある坂の町としても有名です。古寺や古民家が密集する坂道には、それぞれに風情があります。その中から、尾道の猫たちが通り道に利用している不思議な路地「猫の細道」を紹介します。猫の王国へ迷い込んだような不思議な路地さんぽをしてみませんか。

尾道の猫ちゃんたちの通り道「猫の細道」をおさんぽ

尾道の猫ちゃんたちの通り道「猫の細道」をおさんぽ

写真:鮎川 キオラ

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海辺が近い港町の尾道を旅すると、いたるところで猫たちに出会います。細い坂道が多いので、車の往来がない場所でゆったり毛づくろいしていたり、猫の集会(?)を開催していたり。猫の日常がなんかほほ笑ましく感じる光景に出会える町でもあります。

映画「時をかける少女」のロケ地として有名な、艮(うしとら)神社のすぐ横に道幅1mにも満たない「猫の細道」と呼ばれる不思議な路地があります。名前の由来は、舗装した際に道路が乾く前に猫が通ってしまい、たくさんの猫の足跡がこの路地に残されているから。特に艮神社のすぐ横の路地には、可愛い肉球のあとがくっきり。さぁ、猫気分で自由気ままに「猫の細道」を探検してみましょう!!

そっとなでると心が丸くなる福石猫

そっとなでると心が丸くなる福石猫

写真:鮎川 キオラ

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猫の細道には、本物の猫意外にまん丸な石に猫が描かれた「福石猫」がたくさん住みついています。福石猫の産みの親は、尾道在住の画家・園山春二氏です。1998年から福石猫を置きはじめ、猫の細道を中心に尾道市内で約1,000匹ほど。その数は、日々増殖中なのだとか。

福石猫1匹が生み出されるまでには、約1年ほどかかるそうです。まず、日本海の荒波にもまれて角のとれた丸い石を拾い、約半年間塩抜きをします。その後、特殊な絵の具で上、下地を3度塗り重ね丹念に作り上げていくそうです。最後に、艮神社でお祓いをうけ、晴れて福石猫となって路地に住むそうです。愛情いっぱいに生み出された福石猫を見つけたら、ぜひ頭を撫でてみてください。手触り抜群の丸い頭をなでなでしていると不思議と心が優しい気持ちになります。

猫の細道に木陰には、いろんな福石猫が住んでいます。

猫の細道に木陰には、いろんな福石猫が住んでいます。

写真:鮎川 キオラ

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艮神社から天寧寺三重塔までの約200mほどの猫の細道に住みついている福石猫は、CMに起用された子、不思議な力を持つ子、キスしている子などいろいろいます。表情もちょっと違います。何匹探せるかな?木陰や民家の屋根の上にちょこんと隠れている福石猫は、いつもの歩くペースで通り過ぎてしまうと見落としてしまいます。ゆったり、のんびり散策すると沢山の福石猫に出会えます。

そうそう、木陰でキスしている福石猫は、手で隠して写真を撮ると良縁が舞い込むそうですよ。不思議な力を持つ福石猫の近くには、説明の案内版が出ています。

古民家カフェで尾道の風景にうっとり

古民家カフェで尾道の風景にうっとり

写真:鮎川 キオラ

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福石猫の産みの親でもある園山氏は、アート、町、人をつなぐ空間として猫の細道を不思議なアート空間に創りあげています。廃墟同然の空き家になっていた古民家を改修してカフェや美術館をオープン。静かな時間が流れる路地ながら、創造力をかきたてられてワクワクする路地に生まれ変わらせた立役者でもあります。

路地のなかほどにある「梟(ふくろう)の館」は、大正時代の古民家を改修したカフェ&美術館です。懐かしい雰囲気の店内と窓から望む尾道の風景は最高です。普段は、日没までの営業ですが、満月の日のみ予約制の「観月夜会」が開催され、満月と尾道の夜景を眺めながらワインをいただくことができます。

【梟の館】
0848-23-4169
平日(水曜定休)/10:30ごろ〜日没ごろ
土・日・祝日/10:00〜日没ごろ
※満月の夜は日没〜夜明けまで営業

圧巻!!約3,000匹の招き猫が並ぶ「招き猫美術館」

圧巻!!約3,000匹の招き猫が並ぶ「招き猫美術館」

写真:鮎川 キオラ

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艮神社のお隣、猫の細道の入口にある「招き猫美術館」は、園山氏のアトリエ兼美術館となります。園山氏が集めた招き猫のコレクションが所狭しと並びます。その数3,000匹!!一番古いものは、旧九谷焼で作られた江戸時代の招き猫。招き猫発祥の豪徳寺の招き猫や舶来物の青い目の招き猫もいます。青い目の招き猫の挙げた手は、日本式の手招きではなく、手の甲を前にした欧米式の「カモ〜ン」の形になっています。おもしろいですね。ちなみに、右手を挙げている猫は、「お金」を招き、左手を挙げている猫は、「お客」を招きます。

【招き猫美術館】
0848-25-2201
平日(木曜定休)/11:00〜17:00
土・日・祝日/10:00〜17:00
入館料/大人200円、小学生100円
※館内は撮影禁止となります。写真は許可を撮って撮影しております。

猫気分で尾道坂道さんぽ

細い路地と坂道の多い町・尾道。坂を登ったり、角を曲がるたびに風景が変わるのでおさんぽが楽しい。ぶらぶらと千光寺公園のある山頂まで登れば、瀬戸内海のキラキラ輝く穏やかな海を眺めることもできます。

いくつもの坂道が山頂へと続きますが、ちょっと不思議で可愛い路地「猫の細道」をおさんぽ道に選んでみませんか。あなたが猫好きなら200mの路地は、まさにワンダーランド。猫好きじゃなくても、独創的なアート空間に感性がくすぐられます。尾道坂道さんぽは、ぜひ自由気ままに猫の細道を探検してみてください。

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